河北救急医療センター救急集中治療部
河北総合病院 ER
河北総合病院 ER の特徴:地域密着・徹底救急
救急医療体制の強化
当院の救急応需率は比較的高い値を推移していますが、入院病床がない・専門医がいない・ERが一杯で対応困難などの理由で救急患者の受入れをなるべくお断りしないよう、今後も病院全体の体制を強化していく努力を継続します。
ERと各専門科との連携の強化
ERを受診された患者さんがスムーズに検査・診断・適切な治療を受けられるように専門各科との連携強化に努めます。
地域医療支援病院としての自覚・役割の徹底
当院は杉並区の地域医療支援病院であり、他院からの紹介患者さんが数多く来院されます。今後もその入り口として地域の中での当院の役割を充分認識し、地域住民が急病になったときに行き場がなくなるようなことがあってはならないため、地域の患者さんが安心して暮らしていただけるように最大限の努力をしていきます。
研修医教育
当院の臨床研修プログラムの中でもER研修には重点が置かれ、3ヶ月以上の研修が必修化されています。救急専門医の指導の元、研修医が数多くの患者さんに接し、幅広い対応能力を身につけられるような教育に力をいれていきます。
主な診療内容
1. 重症度や傷病の種類や年齢によらず可能な限りの救急患者をERで診療しています(二次救急医療機関指定)。
2. ERで救急患者を診療し、必要に応じて各科専門科にコンサルテーションをおこなっています。
3. 救急医がERの管理運営をおこなっています。
4. 研修医が救急診療する場合には、ERに常駐する救急専門医もしくは各科指導医が指導をおこなっています(日本救急医学会専門医修練施設)。
5. トリアージナースが存在し、患者さんの緊急度・重症度に応じ、診察の順番を決定しています。
6. 2013年より救急救命士がスタッフに加わり、病院救急搬送車の運営・管理や看護補助業務をおこないます。
部長からメッセージ
ERとはEmergency Roomの略であり、救急室や救急外来を意味する言葉です。本来のER型救急医療は北米型救急医療モデルのことをいいます。
当院ではH17年11月杉並区の救急拠点病院として、ERを立ち上げ診療をおこなってきました。杉並区内には急性期対応の機能を担う大規模病院が乏しく、当院ERの役割はますます重要になっています。なるべく多くの救急患者さんに対応できるよう病院全体で救急医療に取り組んでおり、1件1件の患者さんに対し真摯に向き合い、今後も地域の救急医療のニーズに応えられるERとしてスタッフ一丸となり努力してまいります。
スタッフ紹介
五十嵐 裕章
河北総合病院副院長、消化器内科部長、救急集中治療部長、安全・感染管理室室長 | ![]() |
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千葉大学卒 | |
日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本消化器病学会指導医、支部評議員 日本消化器内視鏡学会指導医、学術評議員 日本静脈経腸栄養学会認定医 日本肝臓学会肝臓専門医 日本超音波医学会指導医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本医師会認定産業医 日本医学英語教育学会評議員 日本抗加齢医学会会員 東京女子医大非常勤講師 ESPEN international member |
古畑 謙
救急集中治療部科長 |
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日本医科大学卒 |
日本救急医学会救急科専門医 日本外科学会専門医 日本循環器学会専門医 日本脈管学会認定脈管専門医 日本血管外科学会血管内治療医 腹部大動脈瘤ステントグラフト指導医 胸部大動脈瘤ステントグラフト実施医 |
八嶋 朋子
救急集中治療部副科長 | ![]() |
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東京医科大学卒 | |
日本救急医学会救急科専門医 |
鈴木 茂利雄
医師 | ![]() |
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岩手医科大学卒 | |
日本内科学会認定内科医 日本救急医学会救急科専門医 JMELSベーシックコース・アドバンスコース |
河北 光
医師 | ![]() |
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日本医科大学卒 | |
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吉田 拓生
非常勤医師 | ![]() |
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京都府立医科大学卒 | |
日本内科学会認定内科医 日本救急医学会救急科専門医 日本循環器学会専門医 日本集中治療医学会専門医 |
救急受診のご案内
救急のご連絡先
河北総合病院では、24時間体制の救急医療をおこなっていますが、各診療科の専門医が常に待機しているわけではありません。まずはお電話でご連絡の上、ご来院ください。
救急受診のご連絡先
03-3339-2121(代表)
ご理解とご協力のお願い
河北救急医療センター(ER)の受診について
河北救急医療センター(ER)は、主に中等症から重症救急の患者さんの診療をおこなっています。通常の外来診療ではありません。救急診療を対象とするために、緊急性の高い方を優先します。初めに看護師が、“トリアージ”(※)をおこない診療の順番を決めます。“トリアージ”で優先順位を判断した後、場合によっては後から受付された方が先に診察を受けることがあります。救急車で来院された場合でも緊急性が低いと判断した場合には待合室でお待ちいただくことがあります。そのためお待たせすることがあります。ご理解とご協力をお願いいたします。
※ “トリアージ”とは、患者さんの緊急度や重症度を診た上で、診療の優先順位を判断することを言います。
夜間・休日に救急外来を受診するには
夜間や休日などにやむを得ず救急外来を受診する場合には、下記をご覧ください。
小児救急
基本的に翌日まで待てる状態であれば、お子さんの今までの病気や薬の効き具合などを把握しているかかりつけ医を受診するのがベストです。かかりつけ医の診察時間外で、翌日まで待てない状態の場合にご利用ください。緊急時の応急対応や救急受診の目安については、下記のページをご覧ください。
※上記ページと同じ内容の「小児救急のかかり方HANDBOOK」という冊子をご用意しております。河北総合病院の受付にあるパンフレットコーナーに設置しておりますので、ご自由にお持ちください。
頭部外傷後の注意事項
創(傷口)処置について
救急車搬送受入実績
年々救急外来受診者数は増加しており、2019年度は救急外来受診者数20,731名、救急車搬送件数7,987台でした。救急搬送件数に関しては単純計算で1日平均21.8台と、高い数で推移しております。
Q&A
Q. すぐに診てもらえるのでしょうか?
A. 救急診療は二次救急医療機関としての診療です。重症の方を優先して診察いたしますので、症状によってはお待ちいただく場合もあります。ご理解くださいますようお願いいたします。
Q. 夜間に耳鼻いんこう科、眼科は診察できますか?
A. 夜間および休日は、診察することができません。平日(月~土曜日)昼間の受診をお願いいたします。
Q. 救急外来を受診後、そのまま入院したいのですが…
A. 入院が必要かどうかは、医師が診察し判断いたします。ご希望に添えない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
Q. 自分の力(家族含む)では病院へ行くことができない場合はどうすれば良いのでしょうか?
A. 救急車または民間搬送会社をご利用の上、ご来院ください。
Q. 救急の場合でも紹介状は必要でしょうか?
A. 紹介状をお持ちでなくても、救急外来の受診は可能です。但し、かかりつけの先生が書かれた紹介状(診療情報提供書)がありますと、より迅速かつ適切な病状の把握が可能になります。
Q. 発熱など、受診するべきか悩む場合、電話で相談はできますか?
A. お電話によるご相談は、東京都で実施している下記の相談センターをご利用ください。
【救急相談センター [東京消防庁]】
24時間年中無休で、相談医療チーム(医師、看護師、救急隊経験者等の職員)が対応します。
<携帯電話、PHS、プッシュ回線から>
#7119
<ダイヤル回線から>
23区:03-3212-2323
多摩地区:042-521-2323
救急相談センター[東京消防庁]はこちら
【母と子の健康相談室(小児救急相談) [東京都福祉保健局]】
下記の時間・電話番号にて、保健師や助産師が対応し、必要に応じて小児科医師が相談にお答えします。
<相談受付>
月~金曜日(祝日、年末年始を除く):17:00~22:00
土・日曜日、祝日、年末年始:9:00~17:00
<受付番号>
プッシュ回線の固定電話、携帯電話:#8000
ダイヤル回線・IP電話等すべての電話:03-5285-8898
母と子の健康相談室(小児救急相談)[東京都福祉保健局]はこちら