整形外科

整形外科

整形外科について

整形外科は、運動器の機能回復、機能再建、機能維持をおこなう診療科です。当科では手術治療を中心とした、急性期医療をおこなっております。また河北リハビリテーション病院をはじめ、近隣の回復期病院とも緊密な連携をとり、手術後の回復にも万全の体勢を整えております。スタッフ一同、誠意ある対応と丁寧な診療を心がけておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

対象とする主な症状・疾患名

四肢、体幹の骨折(大腿骨近位部骨折、橈骨遠位端骨折、上腕骨近位部骨折など)のみならず、加齢にともなう膝関節、股関節、肩関節などの変形性関節症、前十字靭帯損傷や反復性肩関節脱臼などのスポーツ外傷、肩腱板断裂や肩関節周囲炎などの肩関節疾患、手根管症候群や肘部管症候群などの末梢神経障害、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの頚椎腰椎疾患、関節リウマチ、骨粗鬆症、良性の骨軟部腫瘍にも対応し、高齢者から小児まで幅広い年齢層を対象としています。

整形外科外来を受診されるには

河北総合病院 整形外科は、地域の先生方からの紹介を中心に診療しております。受診される際は現在おかかりになっている先生からの紹介状をご用意の上、当院までご連絡ください。
外来は全て予約制となっております。

紹介状をお持ちの方はこちらをご覧ください

外来担当医表

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:予約診療 ◆:女性医師
※他科を含めた病院全体の外来担当表はこちらをご覧ください

休診表

8月11日(火)~
8月12日(水)
吉岡 太郎
8月14日(金)午前 吉岡 太郎
8月10日(木) 鈴木 博之
8月29日(土)午後 福田 宗弘
9月17日(木)
10時30分からの診療となります。
鈴木 博之
10月21日(水)午前 木田 将量
10月24日(土)午前 木田 将量
10月31日(土)午後 福田 宗弘

主な診療内容

膝関節、肩関節、股関節などの変性疾患(変形性関節症)に対する人工関節手術

関節は骨と骨をつなぐ部分で手足をスムーズに動かす役割があり、特に膝や股関節、足関節は歩いたり走ったりする時に体重を支える大事な働きがあります。関節の病気には関節リウマチ、加齢やけがなどによる変形性関節症、大腿骨骨壊死などがあり、早期なら薬物治療や運動療法、装具治療などで対応可能です。しかし関節の軟骨が擦り減ると骨と骨が当たり、痛みが大きくなります。関節の痛みで困っている患者さんには、人工関節置換術や骨切り手術、関節鏡視下手術などをおこなっています。人工関節置換術とは、傷ついた関節表面を取り除き、金属などの人工物に置き換える手術です。入院期間は術後のリハビリテーションも含め、平均3~4週間です。骨切り術(膝関節)は患者さんご自身の関節を温存し、荷重軸を変える手術です。比較的若年者に対しておこないます。関節鏡手術は心臓の障害などで全身麻酔などの体に負担がかけられない患者さんに対しておこなわれます。

スポーツ障害(ACLや肩関節脱臼など)や腱板断裂に対する関節鏡手術

スポーツ外傷などによる骨折や靭帯損傷、脱臼に対する治療をおこなっています。膝関節は関節鏡視下の半月板縫合または切除術と前十字靭帯再建手術(二重束)を、肩関節は関節鏡下のバンカート病変修復術や腱板断裂修復術を中心に、肘関節は関節鏡下の遊離体(関節ねずみ)切除をおこなっています。
離断性骨軟骨炎に対する骨軟骨移植術やいわゆる内側型野球肘に対する靱帯再建手術(いわゆるトミージョン手術)にも対応しています。

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関節リウマチに対する手足の手術や人工関節手術

関節リウマチによる下肢関節炎の変形に対しては人工関節手術(股関節、膝関節、足関節)を行います。また上肢の関節炎をおこして食事、書字、整容動作が困難な患者さんには、人工指関節置換術、手関節形成術、人工肘関節置換術、リバース型人工肩関節をおこなうことで、上肢機能の再建をおこないます。十分な薬物治療をおこなっても腫れが引かない関節には、関節破壊が進行する可能性が高いため、滑膜切除術をおこないます。リウマトレックスや生物製剤を使用している患者さんにも十分な合併症対策をして手術をおこなっています。

高齢者の大腿骨近位部骨折や橈骨遠位端骨折に対する手術

高齢者の大腿骨近位部骨折に対しては、入院期間が長期になると寝たきりになる危険性がありますので、一日でも早く退院できるよう迅速かつ低侵襲な手術を心がけています。人工骨頭置換術は術後の股関節脱臼を起こさないために前方または前側方アプローチでおこなっております。また、髄内釘やスクリューを用いた骨接合術は大きな合併症がない場合、早ければ受傷当日に、遅くても2-3日以内に手術をおこない早期離床を目指しています。上腕骨近位端骨折は骨折の形態に応じてプレートや髄内釘をもちいた骨接合術から、人工骨頭置換術やリバース型人工肩関節手術まで幅広く対応しています。橈骨遠位端骨折に対しても迅速に骨接合術をおこない、良好な結果を残しています。

手根管症候群や肘部管症候群などの末梢神経障害の手術

手や腕の変形、痛み、しびれをきたす疾患は多数あります。怪我はもちろんのこと、末梢神経の圧迫による神経絞扼性障害や、腫瘍による骨・関節の破壊など、患者さんの機能的な悩みを解決するため、積極的に手術をおこなっています。大きな傷が残らないよう小切開、低侵襲の手術を心がけています。

上腕骨顆上骨折や外顆骨折などの小児骨折に対する手術

子どもの骨折の多くは、転落、転倒時、咄嗟に手を付いてしまったことによるものです。大人と違い骨が未熟なため、診断が難しくなります。当科は小児骨折にも対応しており、成長への障害も踏まえ、手術も含めた最良の方法を検討します。

手術実績(件)

2017年 2018年 2019年
全手術件数 981 935 1016
骨折 総数 524 555 697
 下肢骨折 341 344 423
  大腿骨近位部骨折 253 249 284
   人工骨頭置換術 138 102 110
   骨接合術 125 141 174
 上肢骨折 185 215 295
  手・指の骨折 25 40 35
  橈骨遠位端骨折 49 75 95
人工関節置換術 総数 95 105 72
 人工膝関節置換術 53 58 35
 人工股関節置換術 30 40 33
 その他の人工関節 12 7 4
関節鏡手術 総数 100 104 114
 膝関節 61 41 26
  ACL再建 18 14 6
 肩関節 38 60 87
  腱板断裂 21 35 61
  反復脱 5 18 21
関節リウマチ手術 総数 23 12 6
 指・手関節手術 9 1 2
 足趾・足関節手術 8 7 4
外反母趾手術 総数 4 7 1
アキレス腱断裂手術 総数 20 9 35
手外科(骨折を除く) 総数 80 44 25
 末梢神経障害 22 12 4
  肘部管症候群 5 4 1
  手根管症候群 16 8 3
脊椎手術 総数 22 8 4
 頸椎 7 3 1
 胸・腰椎 15 5 3

整形外科 スタッフ紹介

鎌田 孝一

河北総合病院副院長、整形外科主任部長、手術部部長
東海大学卒
所属医局:順天堂大学整形外科
《主な専門分野》肩関節外科、肘関節外科、スポーツ障害

日本整形外科学会整形外科専門医
日本整形外科学会スポーツ医
日本整形外科学会リウマチ医
日本体育協会公認スポーツドクター
日本肩関節学会所属
順天堂大学整形外科・スポーツ診療科非常勤講師

吉岡 太郎

整形外科部長、東館2階病棟医長
日本医科大学卒
《主な専門分野》膝関節外科、股関節外科、足関節外科、関節リウマチ

日本整形外科学会整形外科専門医
日本リウマチ学会指導医
日本リウマチ財団登録医
日本整形外科学会脊椎脊髄病医
日本整形外科学会運動器リハビリテーション医

木田 将量

整形外科科長
日本大学卒
《主な専門分野》肩関節外科、スポーツ障害

日本整形外科学会整形外科専門医
日本整形外科学会スポーツ医
日本体育協会公認スポーツドクター
全日本柔道連盟医科学委員
日本医師会認定健康スポーツ医
加圧トレーニングインストラクター
日本肩関節学会所属
JOSKAS会員

角田 親瞳

医師
北里大学卒
所属医局:順天堂大学整形外科
《主な専門分野》肩関節外科、一般整形外科、スポーツ障害

松本 光圭

医師
北里大学卒
所属医局:北里大学整形外科
《主な専門分野》肩関節外科、一般整形外科、スポーツ障害

吉澤 泰

医師
北里大学卒
所属医局:北里大学整形外科
《主な専門分野》人工関節、一般整形外科