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看護統括部

看護統括部長からのメッセージ

河北医療財団 看護統括部長 永池 京子2025年が明けました。昨年は、夏が長く秋があっという間に過ぎ去り、今は寒気到来の冬。インフルエンザが猛威を振るっていますのでお身体にご留意ください。
私はこの時期いつも昨年の社会や看護界の情勢、そして当財団看護統括部の事業を振り返り、次年度の事業計画の準備に取りかかります。昨年の振り返りを少し掲載しますと、ウクライナ侵略は未だ収まらず、物価高騰の波、ドル円安相場などと、昨年も社会の不安定さ、そして変化が激しい年でした。地震そして豪雨と二重の災害に見舞われた能登半島。ある調査では「能登半島に暮らす」と回答した割合は79%。やはり住み慣れた地での暮らしが住民の願いですね。ドジャーズ大谷選手の「50-50」の偉業や、パリオリンピック日本選手団のメダル総数45個は、海外開催オリンピック歴代最多の活躍でした。日本被団協がノーベル平和賞を受賞し、また新紙幣も発行されました。こうして活躍したどの人達も信念のもと、考えられないほどの苦労と努力の積み重ねにより様々な障壁を乗り越えた結果の栄誉であることに疑う余地はありません。
今年は国民の4人に1人が75歳以上となる節目の年です。地域包括ケアシステムでは治療・ケアの場は、さらに病院から居宅へと強化されます。また医療人材の不足が深刻化する中、IOT・AIなどDX時代の働き方改革が促進されます。3か月後には内諾を得た新卒新人や既に他院等での勤務経験者の看護師が当法人に入職されます。私たちは今、新年度を迎える準備や新病院移設の追い込み準備を進めています。
今年の干支は「巳」です。蛇は自らの殻を破り一つの形を完成させることから「成長と変化」の象徴とされています。看護統括部各傘下組織では、各所属施設の機能に応じた成長課題を見極め、中期事業計画に基づき必要な事業を展開しています。これからも「成果はこの活動の先にきっとある」と信じ、地域の健康ニーズに応える次なる挑戦の年として邁進したいと思います。

(2025.01.10)
 
河北医療財団 看護統括部長 永池 京子

 

1.看護統括部の組織

看護統括部とは

河北医療財団傘下組織に所属する全ての看護組織(看護部/看護科)を統括する組織です。つまり河北医療財団の看護組織や看護の全体を取りまとめ、組織発展に責任を有する部門となります。
 

財団の歴史と共に成長する看護組織

看護統括部は河北総合病院の歴史と共にありますが、その誕生は比較的浅く、現在で看護統括部長が3代目となり、8年が経過します。当財団は「点ではなく、面で地域医療を支える」、「いわゆる、ゆりかごから墓場までの人生」に寄り添える組織作りを目指して事業を展開し、今日に至っています。
地域包括ケア時代の昨今、看護統括部各傘下組織が所属する医療機関や介護施設等の役割や機能も明確となりました。看護統括部も河北総合病院をはじめ、河北リハビリテーション病院や介護老人保健施設シーダ・ウォークなどの各施設に看護部を設置し、施設ごとに求められる機能に合わせた看護が提供できる体制を整えています。
 

看護統括部の事業展開

財団が示す中期事業計画の実現に向けて看護統括部も中期事業計画を作成します。そしてこれを単年度の重点施策へ落とし込みながら、看護統括部傘下組織と協働し、成果をあげると共に、日々の看護サービスの提供を通じて看護部理念を具現化し、地域の中核病院としての役割を果たすよう努力しています。
看護統括部の第一期中期事業計画からの功績は「KNS能力開発体系」(KNSとはKawakita Nursing Styleの略語)の構築です。「KNS能力開発体系」の詳細は、採用サイトの「看護職/教育・研修について」をご覧ください。また第二期中期事業計画からは、4つの価値を策定し(詳細は「3.看護の価値共創」でご紹介しています)、看護部職員と関係者が共創するための体制作りに取り組んでいます。その一つが河北総合病院の新築移設の準備であり、看護組織の新体制や新看護提供方式の確立、新病院でのスムーズな実装を目指して活動しています。新看護モデルは「KNS固定チームナーシング‐ベースモデル」と命名しました。新病院の建築では看護のベース/拠点(Base)を基本設計図で実現しています。
 

2.看護統括部の組織理念

看護統括部の組織理念

恕(おもいやり)の美しい看護の探究
 
看護の価値観を重要価値として本理念に掲げ、看護統括部所属の職員には、その意味を考え、各自の看護実践に取り入れて欲しいと願っています。
 

河北看護を届ける探究のこころ

恕の美しい看護を届けたいと願い、努力した結果において、私たちの看護が「魅力ある看護」であったか否かを看護サービスの受け手が判断します。私たちの「恕の美しい看護」の実践を究めたいと願うこころで、時代や社会に即した看護の姿/かたちやあり方を探り、その実践方法を実現したいと思います。

 

3.看護の価値共創

4つの価値

共創とは、関係者で決めた「望ましい・良い」と認めたものを、目に見える・感じるかたちや姿として実現するよう努力することを指します。看護統括部所属職員の共通価値としての「ここでよかった」を日々の諸活動を通じて関係者と実現したい「こうありたい」「これを大切にしたい」と思うことを4つの領域から整理しました。
 
共通価値「ここでよかった」
価値1: ここに入院してよかった(療養環境)
価値2: ここで働けてよかった(職場環境)
価値3: ここで成長できてよかった(学習環境)
価値4: ここに河北総合病院があってよかった(地域環境)
 

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