専門・認定看護師からのメッセージ

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急性・重症患者専門看護師

後藤 順一(2011年4月入職)

休日は子供と愛犬と遊んで過ごします。休日でも、自宅で残務をこなすことが多い職業ですが、家族との時間を大切にするように、心がけています。

領域の紹介
急性・重症患者専門看護師は、緊急度や重症度の高い患者さんに対して集中的な看護を提供し、患者さんご本人とそのご家族の支援、医療スタッフ間の調整などをおこない、最善の医療が提供されるよう支援することを業として活動する資格です。

自身の役割
緊急度や重症度の高い患者さんに対して集中的な看護を提供し、患者本人とその家族の支援、医療スタッフ間の調整などをおこない、最善の医療が提供されるよう支援をおこないます。また慢性期の病棟では、急変した患者さん、人工呼吸器を装着した患者さん、状態が安定しない患者さんのケアに対する相談を受け対応しています。また院内の教育活動に携わり、看護技術の向上に努めております。

感じられるやりがい
急性・重症患者専門看護師のやりがいは「評価を与えること」です。これは看護業務で得られた患者さんの結果を他者(同僚、先輩や上司、管理者など)に評価されていることです。クリティカルケアではおこなった看護ケアや治療が短時間でデータとして反映し、患者さんの生命予後を左右する結果へとつながります。その結果を判断し他者に評価されていることが、やりがいへと繋げる大切な要因となります。クリティカルケアの経験が少ない看護師は、自らがおこなったケアの判断がわからず、看護業務が作業的になりがちです。それらスタッフがおこなったケアの結果を、専門看護師がしっかりと把握し、良い結果が得られた場合には、しっかりと伝え褒めることで、そのスタッフの評価へとつながり、さらにはやりがいへとつながります。また日々の看護業務の中で、患者から得られる結果の判断基準をスタッフ同士で考えることが大切です。看護スタッフがその判断基準を習得し実践することで、日々の業務自体がやりがいへと繋がっていきます。これら評価を常に提供し続けていくことは、私のやりがいにも繋がります。

メッセージ
私も新人看護師の頃、何度も「もう辞めたい」と感じ、業務に向かう足が重く感じていました。先に述べたやりがいは消失し、生活のために必死に働くだけでした。日々の業務をこなすことが必死で「いつかみてろよ!!」という気持ちが原動力にあったのかもしれませんが、それだけでは長続きはしません。そのような環境で編み出した技があります。それは物事には語頭に「せっかく」と付ければ、なんでも上手くいくということです。例えば、重症な患者の受け持ちを任され緊張している時には「せっかく重症患者を受け持つのだから、患者さんの出すサインは見逃さないように学習しよう」、患者さんの看取りの場面では「せっかく患者さんの人生の最後に携われるのだから、この時間を大切にして臨終のご家族の反応を学習しよう」というように、少し無理がありますが、この時期の私にはこの言葉が助け舟のように思えました。


 
 
 
 

リエゾン精神看護専門看護師

松本 奈央(2020年4月入職)

オーケストラでヴィオラを演奏したり、家族と登山をしたりと、趣味の時間も仕事と同じくらい全力で楽しみ、ワークライフバランスを整えながら働くことを心がけています。

領域の紹介
リエゾン、というのは“つなぐ”という意味を持つフランス語です。リエゾン精神看護は、身体疾患のある方に対し、心と身体のつながり、心身相関の視点から患者さんや家族の心の問題に対応する領域です。

領域で大切にしている看護
支援にあたって私が大切にしているのは、「指示」ではなく「支持」する関わりです。「支持」を形にして相手に届ける方法はひとつではありません。大変な状況にあっても、強みや希望、これまでの生活スタイルや支えとなるつながりなど、その人らしさの源を一緒に探し見つけ、これからの生活に生かしていけるような支援をしたいと考えています。
また、精神看護という性質上、落ち込んでいる人やつらい気持ちにある方のケアにあたることが多いのは大きな特徴です。相手の話を注意深く聴くために、自分自身の心身の調子を整えておくことも大切な仕事です。

自身の役割
精神看護は、心身のバランスを崩すような危機的な状況にある方や、その方へのケアに参加するスタッフ全員を対象にします。そのため、患者さんの困りごとはもちろん、ケアの中でスタッフが感じる困難や気がかりに対して、その人なりの解決策を見つけ、一緒に危機を乗り越えられるように支援することが大きな役割です。

感じられるやりがい
特に、先の見えない不確かな状況が続くときや、答えのない課題にぶつかったとき、そんな時ほど『粘り強く丁寧に、相手の声に耳を傾け、つらい時期をともに歩む伴走者でありたい』と思っています。実際の仕事は一筋縄ではいかないことも多いですが、患者さんやスタッフと一緒に悩み、考える中で、ふとその人らしさが見える瞬間や、相手とのつながりを感じ、ケアする人もされる人も温かい気持ちになれるような看護ケアを提供できたとき、この仕事の魅力を実感します。

メッセージ
今後も、皆さんに支えていただきながら、楽しんで看護を実践していきたいと思います。


 
 
 
 

救急看護認定看護師

須藤 由紀子(2005年4月入職)

休日はヨガを楽しみ、大好きなサウナでリフレッシュしています。

領域の紹介
救急医療現場における病態に応じた迅速な救命技術、トリアージの実施、・災害時における急性期の医療ニーズに対するケア・危機状況にある患者さん・ご家族への早期的介入及び支援、において、実践・指導・相談をおこなうことです。

領域で大切にしている看護
その人らしく、その人が望む最高の処置・治療が提供されるよう関わることが、私の大切にしている看護の一つです。

自身の役割
救急看護認定看護師として私がおこなっていることの一つは、病院の減災対策です。災害時、急性期の医療ニーズに対するケアをおこなうためには、まず、スタッフ自身と患者さんの安全の確保が迅速におこなえることが重要となります。そのために、各病棟に災害時のアクション・カードを設置し、病院のBCP作成に携わり、病院の減災対策をおこなっています。また、私はICUに所属しています。ICUで大切に考えているのは、ACP(アドバンスケアプランニング)です。あらゆる危機的状況にある患者さんとそのご家族への早期介入・支援として、ACPはとても大切な介入です。

メッセージ
認定看護師に対し、支援日が設けられています。私は、支援日を利用し、各病棟の防災訓練や、教育などで必要な書類作成をおこなっています。支援日があるからこそ、持ち帰りの仕事を減らすことができています。当院の魅力は、同じ目標を持つスタッフ同士で、意見交換をしながら最善な看護を探していける環境があることだと私は思っています。より多くの方との出会いを楽しみにしております。


 
 
 
 

救急看護認定看護師

金 姫静(2018年9月入職)

休日には子どもと遊び、旦那さんの手料理を食べながら、おうち時間を充実させてリフレッシュしています。以前はトレイルランニングをやっていたので、体力作りと産後太り解消のためにもそろそろ運動を再開したいと思っています。

領域の紹介
救急医療現場における病態に応じた迅速な救命技術、トリアージの実施、・災害時における急性期の医療ニーズに対するケア・危機状況にある患者さん・ご家族への早期的介入及び支援、において、実践・指導・相談をおこなうことです。

領域で大切にしている看護
私は、新卒から総合病院の救命救急センターで勤務し、突然訪れる命の危機に直面した患者さん・ご家族の力になりたい、経験値だけで看護実践を行うのではなく、専門性の高い根拠のある看護を提供したいと思い、救急看護認定看護師を目指しました。
当院は地域に根付いた医療を提供しており、家庭医療科や訪問看護ステーション、リハビリ病院、老人福祉施設などと連携し、急性期・慢性期の患者さんが適切な医療を受ける体制が整っています。私が所属している集中治療室(ICU)は、複雑な病態が絡み合っている様々な年代の患者さんが入院しており、病態に合わせて全身状態の管理やベッドサイドで看護実践をおこなっています。患者さんとご家族の心理・社会的状況をアセスメントし、入院時から退院後の生活を見据えて、治療方針や栄養状態、リハビリ、退院計画など、多職種とカンファレンスを行い、よりよい医療の提供に向けて連携しています。意識障害や呼吸不全などあった患者さんが、車いす乗車や歩行訓練をおこなったり、看護師の介助が必要な状況から身の回りのことを自分でおこなえる姿を見ると、退院に向けて前進できていると、嬉しく感じています。
救急の現場ではアセスメント能力が必要です。ベッドサイドの看護実践やシミュレーション教育など学習の場を設定し、急変の前兆を見逃さずに対応できるような看護師の育成に取り組んでいます。また、一緒に働く仲間たちの看護の悩みや疑問の解決に向けて協力し、試行錯誤しながら救急看護の質向上に向けて活動したいと思っています。

メッセージ
育休明けの新米ママナースとして奮闘しています。妊娠期間は業務内容や勤務調整をしてもらい、同僚にも助けてもらいながら無事に産休に入り出産することができました。現在は、仕事と家庭の両立ができるように勤務時間や休みの調整をしてもらい、無理のない範囲で認定活動もさせてもらっています。院内託児所や保育所補助金制度、時短制度などあり、子育てしながら働きやすい環境が整っていると実感しています。働き方の選択肢が多いのは強みだと思いますので、ぜひ一緒に働きませんか。


 
 
 
 

皮膚・排泄ケア認定看護師

小林 智美(2021年4月入職)

愛犬と一緒に乗れるカヤックで湖や川から自然を眺めることにハマっています。

領域の紹介
皮膚・排泄ケア領域は、創傷ケアとストーマケア、失禁ケアと多岐にわたります。創傷ケアでは、褥瘡の予防・管理のほかに下腿潰瘍のケアもおこないます。さらには医療関連機器圧迫創傷(MDRPU)の予防・管理、スキン-テアの予防・管理と幅広い創傷ケアの知識技術が求められます。ストーマケアでは看護専門外来を持っています。人工肛門・人工膀胱を造設した患者のケアのみならず、腎瘻や胃瘻のケアなども実施します。失禁ケアでは失禁関連性皮膚炎の予防・管理を中心に、自己導尿指導も行っています。スキンケアの実践とスキントラブル予防が皮膚・排泄ケア領域の使命です。

領域で大切にしている看護
排泄やスキントラブルは心不全や脳卒中などのように命に直結する治療となるケースはほとんどありません。しかし、排泄やスキントラブルは毎日当たり前に繰り返される生活の中で確実にQOLに影響をおよぼします。「その人がその人らしく暮らすための援助」・・・言葉では簡単に思えることですが、排泄やスキンケアは実は一番身近なだけに、一番難しく深いものだと思います。身体的、精神的、社会的苦痛がQOL低下を招かないよう、またそれが最小限となるよう、患者とともに考え、その人の考えを支え、より快適に生活できることを目指して看護を展開しています。

自身の役割
専従褥瘡管理者として勤務しています。褥瘡回診や褥瘡対策委員会を通してリンクナースへの支援や、予防ケアを共有しています。褥瘡管理では局所的なケアだけでなく患者さんの社会背景を考えたケアがおこなえるように他職種と連携をとっています。褥瘡発生率、褥瘡有病率、失禁関連性皮膚炎の減少に努め、患者さんはもちろんのこと病院にとっても良い看護が院内に浸透するよう日々模索しています。

感じられるやりがい
専従褥瘡管理者という立場ではありますが、私はどんな時もスタッフに支えられていると思っています。特に看護師、褥瘡リンクナースは問題意識をもって取り組んでくれる同志です。その看護スタッフと患者さんのケアに携わり、一緒に成功体験をすることが喜びであり、やりがいとなっています。その成功体験がスタッフと私自身の看護師としての成長につながっていると思います。そのような相互関係が確認されたとき、さらなるやりがいにつながります。

メッセージ
看護が創り出すワクワクを共有しませんか。刺激のある毎日を一緒に送りましょう!


 
 
 
 

集中ケア認定看護師

河村 葉子(2000年4月入職)

休日は映画を見たり、マッサージに行ったり、散歩をしたりと、ゆっくりと過ごします。長期休暇では、旅行が好きなので、国内外問わず旅行に出かけます。

領域の紹介
集中治療領域において、術後患者や重篤な状態にある患者の看護に携わることが多いです。在宅や病棟で活動する場合もあります。どのような状況にあっても、フィジカルイグザミネーションを用い情報収集し、臨床推論にて必要と考える看護を実践する。早期回復をイメージし、他職種連携で関わっています。また、ご家族への支援も大切に考え関わっています。

領域で大切にしている看護
患者さんが持っている力を最大限に引き出し、回復へと向かえるような看護をすることを大切にしています。

自身の役割
集中治療室も病棟勤務もどちらの経験もあります。そのため、集中治療室と病棟間で看護が引き継いでいけるような役割も必要と感じています。
集中治療室では重篤な状態で多くの医療機器を装着する場合が多く、超急性期を脱することがメインです。患者さんが自ら声を出し自分の状況を伝えることができない場合、細やかな観察と様々な医療機器から発せられるサインを患者さんの声として捉えるようにしています。よく観察し、よく考え、そのときのベストorベターな看護をおこなう。そして、おこなった看護を評価する。地道に一つ一つ丁寧に拾い、答え合わせをおこないつつチームで共有し、よりよいものへと繋げていく。超急性期でも回復期でも、手と目を使い看ることを大事に看護します。

感じられるやりがい
何より、患者さんの状態が回復に向かう兆しが見えたときです。声がとどき目を開けられた、手が握れた、水が飲めた、食事を食べられた、など。当たり前であっただろう日常を取り戻し始めたときです。また、発したサインに気づき対応できたとき、チームで協力して回復へと導けたとき、ご家族のほっとした顔や喜ぶ顔を見られたときです。

メッセージ
患者さんの声を一緒に拾ってみませんか?


 
 
 
 

緩和ケア認定看護師

西村 清香(2003年4月入職)

以前は旅行、サーフィンをしていました。現在では、購入したハンドブレンダーで色々な野菜スープを作り、ちょっとだけ健康志向になりました。

領域の紹介
病気療養中でも、病気、治療によるつらさを出来る限り和らげて、患者さんとそのご家族の生活が充実したものとなるよう支援するケアです。特にがんの場合、生命を脅かされる不安、がんによる痛み、手術や化学療法、放射線治療による合併症、副作用などの身体的苦痛、長期療養による職の喪失、高額治療費などの社会的問題と、様々な問題が患者さんの日常生活を妨げることがあります。このような患者さんの抱える問題に対して「患者さんらしさ」を大切にし、身体的・精神的・社会的・スピリチュアル(霊的)な苦痛を緩和し、患者さんとご家族の療養生活の質をよりよいものにしていくことを目指して、医師、薬剤師、看護師、臨床心理士、医療ソーシャルワーカー、理学療法士、作業療法士のチームで多角的に支援していきます。

領域で大切にしている看護
その人が最後までその人らしく生きることを支援することを大切にしていきたいと思っています。

自身の役割
病気や治療などにともなう全人的苦痛に対する問題をアセスメント・予防・対処し、QOL の維持・向上に向けたケアを考えていくことです。その為には、緩和ケアを受ける患者さんやご家族の価値観や意思をしっかりと確認していく事が大切であり、それをもとに患者さんやご家族、各専門職種との連携・相談しながら、必要なケアが提供できるように調整をしています。ときに患者さんやご家族の喪失や悲嘆に寄り添ってお話をうかがい、患者さんやご家族が納得して残りの人生を歩めるように、その方がこれまで人生で経験して得た考え方や能力を生かしながら支援をしています。また、医療職者の相談役として、医療職者の抱える苦痛や困難な問題に対して、ともに考え解決策を見出していく事もあります。当院の緩和ケアの知識や技術の向上のため看護師教育もおこなっています。

感じられるやりがい
患者さんひとりひとりの病状も家族環境も価値観も違います。緩和ケアにおいても個別性が尊重され、一筋縄ではいかず苦悩することが少なくありません。緩和ケアの専門領域は、患者さんの死と深く向き合わなければならないので、なかなか難しい領域であるとつくづく思います。しかし、全人的苦痛によって辛さを感じ苦悶した表情の患者さんやご家族が、緩和ケアを受け、ご自身なりの道を見つけて笑顔になられたときにはとてもやりがいを感じます。そして、さまざまな医療スタッフと取り組んで、みんなと「良かった~」と喜びを分かち合えた時も仲間がいる事を実感でき、とてもやりがいを感じられます。

メッセージ
当院は急性期病院でがんなど生命を脅かす疾患と闘っている患者さんが多く、病気自体や治療からくる辛さ、葛藤などを抱えていらっしゃいます。緩和ケアはその道の専門家だけでおこなうケアではなく、患者さんやご家族に接する全ての医療従事者によっておこなわれるものです。特に看護師は接する機会が多く、各部署の看護師たちが、優しく声をかけたりタッチングをしたり日常業務の中で緩和ケアを提供してくれているお陰で、「ここの看護師さんは優しい人たちばかり」という声をよく耳にします。患者さんや家族の病気の診断、治療、治療を諦めざるをえない等さまざまな苦悩や葛藤の場面に寄り添うことで、看護師として成長させてもらっているんだと思います。そんな経験をみなさんと共にできたらと思います。


 
 
 
 

感染管理認定看護師

浅野 美奈子(2001年10月入職)

領域の紹介・自身の役割
感染管理認定看護師は、感染管理体制を構築し、施設内の患者さんと職員、面会者を含むすべての人たちを感染のリスクから低減するために活動をしています。主な役割は、施設内でどのような感染症がどのくらい発生しているのか監視(サーベイランス)し、状況に応じ現場で感染予防策を実施することや職員に対して感染対策の指導をおこないます。また、施設内のあらゆる部署をラウンドし感染対策の実施状況を確認することもおこないます。その他には感染対策マニュアルの作成、針刺し・切創粘膜曝露対策などの職業感染対策、感染対策の講習会や研修会の企画と開催もおこなっています。このように組織横断的な活動を医師・薬剤師・臨床検査技師・看護師の多職種のメンバーで構成するICT(Infection Control Team)で協働し日々取り組んでいます。さらには、抗菌薬の適正な使用を推進し薬剤耐性菌発生を抑止するため、抗菌薬適正使用チームAST(Antimicrobial Stewardship Team)のメンバーとして活動もあります。現在、新型コロナウィルス感染症が流行している状況下では、地域の医療機関や行政機関との連携も重要な役割であり、施設内外の様々な方々から支援を受けながら活動しています。

感じられるやりがい
感染管理をしていく上で重要なことは、すべての職員が必要な感染対策を等しく実施することです。誰か一人でも対策を実施していないことで感染拡大に至ってしまうこともあります。そのためには施設内で働くすべての職員に対して感染対策の基礎的知識を維持し、意識向上していくことは欠かせません。職種を問わず、一人ひとりに分かりやすく感染対策を伝えていくことはとても大変なことですが、やりがいとも言えると思います。施設内での感染リスクを低減させることは、患者さんにとって質の高い安全な医療の提供することになり、また職員が安心して働くことができる職場環境作りにも繋がっていると思います。そのためにも、施設内で多くの問題がありますが、一つずつ解決し「未然に防ぐ!」という思いで日々努力しております。


 
 
 
 

感染管理認定看護師

鈴木 奈穂子(2004年4月入職)

旅行先でご当地のグルメを堪能することを仕事の活力にしています。コロナ禍の現在は、自宅を快適に過ごすための空間作りを楽しんでいます。

領域の紹介
活動内容は、尿路・血管内留置カテーテル関連感染の発生状況をおよび、手術における感染の発生状況を調査・分析・フィードバック・対策を講じるための医療関連感染サーベイランス、感染管理教育、院内の感染対策の状況確認と指導をおこなう院内ラウンド、感染対策の基準やマニュアルづくり、職業感染対策の推進、院内外からの相談対応、ファシリティ・マネジメントなど多岐に渡ります。また、新興する感染症に対する速やかな感染管理も必要となります。
感染対策は組織的に取り組むことが不可欠なため、すべての職員が徹底しておこなうための体制づくりが重要です。そのためには知識だけでなく、コミュニケーション能力も重要となります。

領域で大切にしている看護
組織全体の効果的な感染対策を行うためには、理想論だけでは職員の実践力を引き出すことができません。よって、自施設の現状を把握する必要がありますので、現場に赴いたうえで情報収集することを大切にしています。

自身の役割
感染管理認定看護師の役割は、専門的知識を基盤に、施設の状況に合った効果的な感染管理プログラムを構築し、「病院に関わるすべての人を感染から守り」、患者さんへは安心・安全な療養環境を、職員へは安心・安全な職場環境に繋げることが大きな役割りです。当院に勤務しているすべての職員が感染管理に必要な知識・技術を身につけ、組織全体として患者さんをサポートできる体制を整えるべく組織横断的な活動を行っています。職員一人ひとりが感染対策に関する意識を維持できるよう、日々努力しています。また、自施設の感染対策のみにとどまらず、地域全体を見据えた感染対策の実施が求められています。

感じられるやりがい
感染管理認定看護師は他の認定看護師と異なり、患者さんと関わる機会は少なく、多職種協働でのシステムづくりがメインとなります。組織横断的な活動が求められる中、データなどを用いて科学的根拠を示し、活動していかなければなりません。それは自身の持っている知識以上のものを求められることもあり、難しいと思うこともありますが、自身の学びとなり、やりがいに感じることでもあります。
また、職員から日々多くの相談を受けますが、意識の高さに喜びを感じることもあります。

メッセージ
感染対策は職員の協力なしではなしえません。感染対策も大切な看護の一つとなります。職員の協力への感謝を忘れることなく、チーム力を引き出しながら、質の高いチーム医療を推進していきたいと思います。


 
 
 
 

糖尿病看護認定看護師

野﨑 房代(2012年9月入職)

領域の紹介
平成28年国民健康・栄養調査によると、糖尿病患者と糖尿病を強く疑われる患者は合わせて約2000万人になります。高齢者に多い疾患ではありますが、小児や青壮年層を含め、幅広い年代にわたってみられます。また、生活習慣病としての日常の療養支援が必要であるのみならず、感染症や他の疾患の手術などの際に併存症としての管理を要します。さらに、妊娠・出産、終末期の血糖マネジメント・療養支援など、糖尿病看護の果たす役割は大きなものがあります。
糖尿病看護の対象は「患者さん」ではなく、糖尿病を持ちながら生活する「生活者」です。「糖尿病」という病気に対する世間の偏見などから、患者さんが孤立することや、必要な治療サポートが受けられない(受けようとしない)ケースがあり、身体的な負担だけではなく、スティグマの中で生活することになります。身体的・精神的・社会的な負担を少しでも軽減できるように支援していくことが求められています。

領域で大切にしている看護
糖尿病の専門家である支援者と、人生の専門家である生活者と話をしながら落とし所をみつけ、その人らしく生活するとはどういうことなのかを確認しながら支援するように心がけています。

自身の役割
ただ単に血糖値が改善すれば良いというのではなく、生活者のQOLを高めるような支援が必要だと考えています。週に2回、糖尿病看護専門外来をおこなっており、療養指導外来とフットケア外来となっています。
糖尿病認定看護師の設立は、糖尿病に詳しい看護師がいれば糖尿病患者さんが幸せになれるために作られたと聞いております。糖尿病患者さんが幸せになれるように支援することが責務だと考えています。

感じられるやりがい
カルテに「コンプライアンス不良」と書かれ、医師から介入依頼があった方の支援を開始し、対象の行動変化「療養行動を開始し始めた時」にやり甲斐を感じます。さらに血糖値が改善した時の患者さんの喜ぶ顔は私の励みになります。コンプライアンス不良な患者さんはいません。やり方がわからないだけで、きちんと伝えられていない私を含めた医療者に責任があると考えています。対象者の人生物語を聴かせていただき私自身の考えも広がることで私自身が成長していると感じています。

メッセージ
糖尿病患者さんは「面倒な患者さん」と思われがちです。しかし面倒な患者さんには面倒な患者さんである理由があります。その理由を一緒に考えられる仲間が増えれば、糖尿病患者さんは幸せになれます。また、自身の成長にもつながると思います。


 
 
 
 

手術看護認定看護師

山下 美由紀(2012年7月入職)

領域の紹介
近年、手術看護は周術期看護と呼ばれるようになりました。周術期とは一般的に、手術が決定した時点から手術を終えて退院されるまでの期間をいいます。手術は、手術が決まった段階から医師や看護師をはじめ多職種が関わって周術期のリスク管理をしていますが、手術室の中に留まらず、手術看護が提供される場面が多くなっていることを感じます。
周術期看護の大きな目的は、「術中の安全確保」と「術後の早期回復支援」だと考えています。手術中、患者さんは麻酔や術式によって呼吸と循環が不安定な状態になる非常に侵襲的な処置を受けます。そのような状況で患者さんが重大な不利益を被らないように、多職種と協働してリスク管理を徹底していく必要があります。また手術後は、患者さんが早く元の生活に戻れるよう、手術の傷の痛みを抑えて無理なく動き食事が速やかに開始されるよう働きかけなければなりません。その為には、手術中の体位で神経障害や皮膚トラブルが発生せず、管理された清潔環境の中で手術部位感染を起こさないようにしていかなければなりません。そういう意味で、私たち手術室看護師は質の高い手術看護を提供する必要があります。

領域で大切にしている看護
私が手術室看護師として一番大切にしていることは、手術中意識のない患者さんやその場に付き添えない御家族の代弁者・擁護者として代わりに想いを他者へ伝えることです。

自身の役割
私の役割は、部署のスタッフが同じように看護を提供できるよう質の維持・向上を図り、円滑な手術が提供できるよう他部署や他職種との橋渡し役として機能が大きいと考えています。手術室看護師は多職種の中でも調整役であり、手術を受ける患者さんの傍で寄り添える存在です。

メッセージ
私は、河北総合病院には2012年に中途採用で就職し、今年で10年目になります。この間、教育や指導を担当する中で、自分がおこなっている看護について知っているようで知らないことが沢山あるのではないかとモヤモヤした気持ちを抱えるようになりました。その気持ちをきっかけに、認定看護師への挑戦を考え始め、部署スタッフや病院の支援を得ながら、2017年に手術看護認定看護師を取得しました。半年間の認定看護教育期間中は、病院のサポート体制が充実していたため安心して勉学に努めることができました。
河北総合病院の就職を考えている皆さま、学びや成長の環境を自ら創造し提案していける職場で一緒に働きませんか。これから共に働けることを楽しみにしています。


 
 
 
 

摂食・嚥下障害看護認定看護師

渕上 里織(2003年7月入職)

家でボーっとしていることは殆どありません。子供たちと遊具のある大きな公園に行ったり、夏は海や川遊び、冬は温泉など、とにかくあちこち動き回っています!

領域の紹介
『口から食べる(食べたい)』と思うことは人間の欲求のひとつです。しかし、脳血管障害や神経筋疾患など、摂食嚥下障害をきたす原因は非常に多岐にわたります。また、その原因の中には、人間が生きていく上で皆平等に訪れる『加齢』も大きな原因のひとつになります。安全にそして楽しく口から食べ続けたい…それを支援するために、摂食嚥下機能評価やリハビリテーションの実施、適切な食形態や姿勢の調整、口腔ケアなど口から食べる為の基本的ケアの実践、誤嚥性肺炎や窒息の予防などをおこないます。また、口から食べられないことによって生じる低栄養や脱水などの二次的障害を早期に発見、介入することで、すべての治療の基本である『栄養治療』を多職種チームでおこないます。

領域で大切にしている看護
食べることを諦めない!!です。

自身の役割
現在、私が所属している病棟は、主に脳神経疾患、神経筋疾患の方が多く入院しています。また、75歳以上の高齢の方も多く、口から食べることができず、点滴や経管栄養をおこなっている方も多くいらっしゃいます。
疾患や加齢による摂食嚥下機能の低下から、口から食べる事が出来ない方に対し、いつでも食べる準備の出来た口腔内環境を維持することを心がけ、看護実践に努めています。『今、食べていない(食べられない)』=『この先、ずっと食べられない』と決めつけるのではなく、食べられる可能性を信じて、食べる準備を常にしていることが大切だと思っています。
また、摂食嚥下障害のある方への介入は、ひとりでは困難です。看護スタッフ、多職種とうまく連携できる橋渡しをおこなうことも自身の役割のひとつだと考えています。

メッセージ
患者さんの持つ能力を信じて、『口から食べる(食べたい)』を支える看護を一緒に考え、一緒に実践しませんか。


 
 
 
 

小児救急看護認定看護師

並木 知佳(2016年4月入職)

最近は出かけられませんが、山や海などへ友人とドライブしてリフレッシュしたり、美味しいお菓子や食べ物の話しを聞いて盛り上がったりしています。

領域の紹介
「救急」という言葉が入っているため「救急外来や重症度の高い子どもへの対応をしている人」と思われがちですが、実際は救急場面以外でも、子どものプレパレーションや、保護者へのホームケア指導・子どもの事故予防などの育児支援、子ども虐待への対応など幅広く活動をしています。小児救急看護認定看護師教育課程は休講されていましたが、2021年度からは特定行為研修を組み込んだ「小児プライマリケア認定看護師教育課程」が開講されます。

領域で大切にしている看護
情報過多な時代の中で直接医療者から正しい情報が聞ける機会ですので、「入院して大変だった。辛かった。」だけではなく、「こんなことも聞けた!役に立った!」と思ってもらえるように関わっています。

自身の役割
私は病棟で勤務をしていますが、当院に入院されるお子さんは高度な医療が必要となる場合は他院に搬送されることが多いため、急変の兆候を見逃すことなく適切に介入や搬送ができるようにPEWS(小児早期警告スコア)の導入をしています。また、お子さんが少しでも苦痛なく処置ができるようにプレパレーションやディストラクションをおこなったり、保育士と協働しながら安心して入院生活が送れるようにしています。保護者の方にとっては、医療者とお話できる貴重な場でもありますので、治療している病気のこと以外でも育児の悩みなどがあれば一緒に考えたりしています。病院外の活動では、地域の方からの依頼で講座などをさせていただくこともありますが、地域のお子さんや家族が健康で楽しく安心して暮らしていけるお手伝いができるととても嬉しく思います。他院の小児救急看護認定看護師と協力して勉強会をおこなったり、子育てメッセに参加させていただくなど横の繋がりもあるので、頻繁に情報交換ができることも強みだと思っています。

感じられるやりがい
お子さんが入院で嫌な思いをするだけではなく、何かひとつでも「頑張れた!」「成長できた!」と感じてもらえるようなことがあるとやりがいを感じます。

メッセージ
当院では特殊な疾患や重症児の看護をすることは稀ですが、地域の方にとって一番身近な小児科の病院で子どもと家族の生活を支えていける、ここでしかできない看護もあると思います。特にこのコロナ禍では状況が日々変わり、どのように子どもと家族を支えていけるのか皆で悩み考えながら看護をしています。大変なこともありますが、皆でアイディアを出し合い実践していく楽しさもあります。


 
 
 
 

認知症看護認定看護師

茂野 睦美(2002年4月入職)

バドミントンのファミリーサークルに通い始めました。汗をかき気分爽快です。

領域の紹介
厚生労働省は65歳以上の認知症者が2025年には5人に1人になるという推計値を発表しました。日本は世界で類をみない高齢化により、認知症者が予測を超えるスピードで急増していることから『認知症看護』が着目されています。認知症看護認定看護師は、認知症の症状マネジメントおよび生活・療養環境の調整、認知症の病期に応じたコミュニケーション手段の提案と意思決定支援、家族への心理的・社会的支援を役割としています。急性期病院では、特に認知症のある人が入院することで生じやすい、せん妄や、認知症の行動・心理症状(BPSD)を最小限にし、元居た場所に早期に退院できるということが重要な目標だと感じています。

領域で大切にしている看護
「認知症者の本当の思い」は何かを探り認知症者の思いを代弁し、その方が感じる幸せを願い看護しています。

自身の役割
病棟に所属し、スタッフとして働きながら、週の半分は院内の認知症者のラウンドや地域の認知症ケアなどの支援活動をおこなっています。高齢者が入院すると不安から混乱してしまうことがあります。患者さんが安心して安全に治療を受けたりや療養生活が続けられるように笑顔とゆっくりとした声掛けを心がけています。

感じられるやりがい
「抑制」は患者さんの安全を守るために仕方ないと思われがちですが、不要な抑制は患者さんの尊厳を奪います。患者さんの深く傷ついた気持ちからさらなる混乱を引き起こしたり、意欲低下につながる可能性があります。看護部では抑制をしないケアをめざしており、所属する病棟ではスタッフ一丸となって抑制数を限りなく0に近づけてきました。勉強会や日々のケアを通してスタッフが「抑制の弊害」を理解したことで辛い思いをされる患者さんの数がみるみる減ったことはとても嬉しいことです。また、認知症者は記憶力、理解力の低下があり、時にはご本人だけが理解できていないまま治療が進んでしまいそうになることがあります。そんな時、その方にわかりやすい方法で説明をしたり、コミュニケーションをとおして認知症者の思いを代弁し医療チームや家族に伝えることができたときもやりがいを感じます。

メッセージ
高齢化社会となり自分たちも必ず高齢者となっていくことを考えると他人事ではありません。一緒に「認知症看護」を考え実践していける仲間が増えると嬉しいです。


 
 
 
 

認知症看護認定看護師

八木 裕実子(2010年3月入職(2017年4月に河北総合病院へ異動))

動物が好きです。動物から癒しをもらっています。家では猫を飼っていますが、犬も好きです。動物のSNSや動画をみて楽しんでいます。

領域の紹介
厚生労働省は65歳以上の認知症者が2025年には5人に1人になるという推計値を発表しました。日本は世界で類をみない高齢化により、認知症者が予測を超えるスピードで急増していることから『認知症看護』が着目されています。認知症看護認定看護師は、認知症の症状マネジメントおよび生活・療養環境の調整、認知症の病期に応じたコミュニケーション手段の提案と意思決定支援、家族への心理的・社会的支援を役割としています。急性期病院では、特に認知症のある人が入院することで生じやすい、せん妄や、認知症の行動・心理症状(BPSD)を最小限にし、元居た場所に早期に退院できるということが重要な目標だと感じています。

領域で大切にしている看護
認知症者の大切にしていることを知り、そこに寄り添った支援方法を模索し、実践したことが途切れないように。

自身の役割
認知症ケア加算に基づいた病棟ラウンドやそれにともなう仕組みづくり、杉並区より委託されている認知症初期集中支援チーム活動、もの忘れ外来での家族指導、院内研修の企画・開催、圏域看護師に向けた研修、地域住民に向けた介護教室、看護学校講師、認定看護師教育課程実習指導などを担っています。看護部所属で、組織横断的な活動をおこなっています。

感じられるやりがい
認知症は、高齢者が罹患する疾患であり、治すことができません。疾患が徐々に進行していく中、身体疾患を併発し急性期病院に入院することで、認知機能の低下がすすんだり、身体疾患を契機に在宅復帰ができないこともしばしばあり、日々悩みながら対応にあたっています。そんな中でも、医師や看護師をはじめとする院内スタッフ、地域包括支援センター、ケアマネージャーなどの在宅サービス側やご家族とも連携し、認知症を持つ人が、継続して地域で暮らしていけるよう支援をおこなうことができた時、非常にやりがいを感じます。

メッセージ
当院には多くの認知症患者さんが入院してきます。身体疾患を発症し体調が悪い上、入院という環境の変化に対応することに時間がかかり、病気の症状に影響を与えることがあります。安心してその人らしく入院生活を送ることができるよう、専門チームとスタッフとでともに考えていきたいと思います。