手術部
手術部について
手術室
河北総合病院は、本館の2階に7つの手術室を持ちます。外科系診療科を中心に、平日昼間の定時手術のみでなく、緊急手術にも24時間体制で対応しています。腹腔鏡装置、関節鏡装置、膀胱鏡装置、手術用顕微鏡、人工心肺装置、レーザー焼灼装置、ラジオ波焼灼装置、超音波凝固切開装置など、様々なハイテク医療機器を揃え、最新の術式に対応し、患者さんに優しい低侵襲手術を推進しています。同フロアには重症患者の術後ケアをおこなうHCU(8床)を併設しており、全身麻酔による開腹・開頭手術などの術後の患者さんを速やかに移動し、集中治療・ケアをおこなっています。
安全な手術治療のために
手術治療においては、安全であることが最も重要と考えています。「患者取り違え」や「手術部位の左右間違い」「異物遺残」などの医療事故を防止する目的で、次のようなことをおこなっています。
まず、手術室入室に際しては、徹底的な患者確認をおこないます。意識があればご自身で名乗っていただき、さらに手首に付けたリストバンドのバーコードを読み取り確認します。複数患者の同時入室はおこないません。病気が左右2つうちどちらかの場合などには、手術部位を示す記号を手術室入室前に主治医が付けることにより、部位の間違いを排除します。
さらに、執刀直前には必ず「タイムアウト」と呼ばれる患者さんの確認作業をおこなっています。これは、スタッフ全員が全ての作業をいったん中断した状態とし、術者が患者さんの氏名、病名、手術部位、予定術式を宣言し、その他のスタッフがその内容をカルテと照合して確認する作業です。手術終了時には、体内異物遺残がないことを複数回確認しています。中央管理室には全ての手術室の様子を伝えるモニターが設置されており、全体の状況を常に把握できるようになっています。
また、各手術室には有線放送が設置されており、意識のある場合には患者さんが手術中にリラックスできるよう、音楽の好みを聞いて好みのジャンルの曲を流すことができます。