失神外来

失神外来

失神外来について

直前までいつも通りだった方が突然意識を失った後、元通りに戻る症候を「失神」といいます。「元に戻ったから大丈夫」と受診を控えてしまいがちですが実は怖いご病気が隠れていることがあります。原因としては大きく分けて脳、心臓、体質の3つあります。

脳が原因の失神について

意識は脳が支配しています。そのため脳梗塞やてんかんなど脳の働きに影響をおよぼすような病気が隠れているかもしれません。頭部MRI検査や脳波検査で評価します。

心臓が原因の失神について

心臓はポンプの役割を担い、常に脳に血液を送っています。そのため心臓にトラブルが生じると脳が血流不足となり失神することがあります。原因は多岐に渡り、不整脈や先天性心疾患、狭心症、心筋梗塞などがあります。心電図、心臓超音波検査、心臓CT検査などで評価します。

体質による失神について

脳や心臓が原因ではない場合に疑います。ヘッドアップチルト試験という姿勢を変えて血圧が変動するかどうかを確認する検査をおこない診断します。

それぞれの原因に合わせて治療を提案させていただいています。特に心臓の病気をそのままにしていると、5年後には半分の方が亡くなっているという報告もあります。そのような方を事前に救うために、失神外来は設立されました。失神は脳や心臓の危険を知らせるサインかもしれません。その際は早めにご相談ください。

失神外来のご案内

診察日時 :第2・4 水曜日 12:00~、木曜日 12:00~
診察場所 :河北総合病院 分院 内科外来
担当医  :片野 皓介
お問合わせ:分院受付