おうちに帰ろう(在宅ケア導入編)

おうちに帰ろう
在宅ケア導入編

在宅ケア導入編 こうしてはじまりました。わがやの在宅ケア

二人暮らしの老夫婦。隣の県に住む息子夫婦は、老いてきた両親が気がかりですが、なかなか介護に行くことができません。この家族が在宅ケアを受けるまでの様子を追ってみましょう。

自宅にて

嫁:
おじいちゃんが寝たきりになってから随分たつけど、病院には行けているのかしら?

息子:
そういえば最近、痩せてきたし、昔のような頑固さもなくなってきたなあ。


でも最近、痩せちゃったような気がするの。

息子:
そういえば、昔の様な頑固さも無くなった様な気がするなあ・・・病院の件聞いてみるよ

妻:
そうなのよ!最近食べなくなってきているのよ。何か病気があるんじゃないかしら。病院に行かなきゃとは思うんだけど・・・どうやって連れて行ったら良いかが判らなくて困っていたのよ。

息子:
そういうのはケア24阿佐谷に相談に行ったら良いんじゃないかなあ?
ほら「総合相談窓口」って書いているよ。

妻:
そうね!明日行ってみるわ

ケア24阿佐谷の窓口

妻:
最近じゃあ食事も殆どしなくなり痩せてきて歩くと転ぶんです。どうしたら良いのか判らなくて相談に来ました。

相談員:
それはご心配ですね。では、もう少し生活のご様子や受診の状況をお話いただけますか?

妻:
はい。(妻は、生活の様子を話始めた)

相談員:
受診をどうしたらよいか。お風呂の介助や食事などどんな風に介護したらよいのか判らず困っていたのですね。ではまず介護保険の申請をし、認定調査を受けていただきます。それに平行してケアマネジャーと往診をしてくれる医師を探しましょう。
その後、河北家庭医療学センターの医師とケアマネジャーに依頼することになり、早速認定調査を受けることになりました。

認定調査員:
こんにちは。介護保険の認定調査員です。調査の内容はご本人さまの手足の動きや生活の様子と記憶力を確認する内容になっています。大体30分位ですのでよろしくお願いします。

本人:
はい。お願いします

75項目について調査を受け、認定審査会にて介護度4と決定されました。

ケアマネジャーの訪問

ケアマネジャー:
ケア24阿佐谷から話を聞いていますが、もう一度今の生活のご様子や困り事、トイレやお風呂も拝見させていただいて良いですか?

妻:
はい。困っていることは病院に連れて行けないこととお風呂の介助と布団からの立ち上がりが大変で、トイレに間に合わなくなってしまうことです。

本人:
私はこの家で静かに穏やかに暮らしたいんです。

ケアマネジャー:
解りました。では、皆さんが静かに穏やかに暮らせるよう、早急に福祉用具とヘルパーを手配しますね。今後も定期的にうかがい、ひとつひとつの困りごとを解決していけるよう一緒に頑張りましょう。

直ぐにベッドやポータブルトイレ、手すりによって、家の中の移動がスムーズになり、ヘルパーが入ることで生活のリズムがつき、訪問診療で体調も整い、翌月からデイサービスに通うことになりました。
 

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