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新人広報と学ぶ「泌尿器科 ~前立腺肥大症の最新治療~」

広報課の新人が、創立92周年の歴史ある河北医療財団や、杉並区のプチ情報をご案内いたします。
 
こんにちは!新人広報 阿佐美です。
あらためて「泌」という字を調べたところ、水を表す「さんずい」と、枝などに両脇から副木をあて締め付けて伸ばす様を表した「必」から構成され、すきまから水が流出する意を表しているのだそうです。なるほど、泌尿器とは尿が通る器官を指すというのがよくわかります。

 

多岐にわたる、泌尿器の病気

泌尿器科は、副腎、腎臓、尿管、膀胱、前立腺、尿道、陰茎、陰嚢(精巣、精巣上体)の病気を担当しています。それらの病気で認める症状は多岐にわたります。
 

泌尿器の病気で認める症状

高血圧、肥満、血尿、側腹部痛、下腹部痛、排尿時痛、排尿困難、頻尿、残尿感、尿閉(尿が出ない)、尿漏れ、性機能障害、陰部痛など
 

泌尿器科で扱う主な疾患

・尿路腫瘍:副腎腫瘍、腎腫瘍、腎盂尿管腫瘍、膀胱腫瘍、前立腺腫瘍、精巣腫瘍、陰茎腫瘍など
・下部尿路通過障害:前立腺肥大症、神経因性膀胱など
・尿路結石症:腎尿管結石、膀胱結石など
・尿路感染症:膀胱炎など

 
担当する臓器が非常に多い、という印象を受けました。尿に関する症状が出たら、受診する時に泌尿器科が浮かぶけど、高血圧や肥満も、泌尿器の病気で起こることがあるとは知りませんでした。
 

男性特有の病気に限らない

前立腺は男性にだけある臓器ですが、こちらで起こる病気は泌尿器科での対応となります。女性の生殖器に起こる異常や病気は主に婦人科が対応するため、泌尿器科は男性特有の病気を診ることになります。そのため泌尿器科は男性患者が多いイメージがあるかもしれませんが、下記疾患などは、男女関係なく泌尿器科が対応します。
 

尿路結石

尿路とは読んで字のごとく「尿がとおる路(みち)」のことです。具体的には、腎臓内の尿の通り道である「腎盂(じんう)」、腎臓と膀胱をつないでいる「尿管」、そして、尿を貯める役割を果たす「膀胱」と、膀胱の尿を排出する「尿道」を指します。尿路結石とは、尿路にできる石のことで、腎臓か尿管で見つかることがほとんどです。激痛のイメージがありますが、結石ができる場所によって症状の現れ方も異なります。河北総合病院では、尿路結石に対して、レーザーを用いた低侵襲内視鏡手術をおこなっています。
 

がん

泌尿器の主ながんは、腎がん、腎盂がん、尿管がん、膀胱がん、前立腺がん、陰茎がん、精巣がんなどがあります。初期では痛みなどの症状が出にくく、検査で見つかることが多いです。河北総合病院では、早期の腎がん、腎盂尿管がんに対して、腹腔鏡手術をおこなっています。
 
確かに、女性には「婦人科」がありますけれど、男性対応の「紳士科」はありませんね。男性特有の病気にはどんなものがあるのでしょう?
 

前立腺肥大症に対する最新式のレーザー手術(PVP)

男性特有の疾患のひとつに「前立腺肥大症」があります。膀胱のすぐ下で尿道を取り囲んでいる前立腺が、加齢とともに肥大(腫大)していく病気です。
 

症状

尿の出が悪い、頻繁にトイレに行きたくなる、排尿後もすっきりしない、尿がたまっているのに全く出ないなど
 

治療法

内服薬から開始します。内服薬で効果が不十分な場合や、薬の長期服用を避けたい場合は内視鏡手術をおこないます。
 

前立腺肥大症の手術について

従来型:TUR-P手術
電気メスを用いて、前立腺を内側から細かく削り、細くなった尿道を広げます。手術中の出血量がやや多い、手術後のカテーテル(管)留置が4~5日必要などといったデメリットがあります。
 
最新型:光選択式前立腺レーザー蒸散術(PVP)
従来型の問題を克服し、日本では2011年に保険適用となった手術です。河北総合病院では、前立腺肥大症治療用レーザーシステム「AMS Green Light HPS」を導入しております。くわしくは下記「前立腺肥大症に対する最新式のレーザー手術(PVP)」ページをご覧ください。

前立腺肥大症に対する最新式のレーザー手術(PVP)

 
55歳以上の男性の5人に1人が前立腺肥大症を罹患しているといわれているそうです。女性にはわかりにくいけれど、QOLが著しく下がりそうな症状ですよね。症状を自覚したら、早めに受診することが大切です。
 
河北総合病院では、泌尿器科を受診する患者さん皆さんに納得がいくように診療をおこなっています。また地域総合病院のメリットである他科との迅速かつ密接な関係も保たれており、必要であれば他科とも迅速に連携して必要な診療をおこなっています。
 

【泌尿器科】ページはこちら
■診療内容:副腎、腎臓、尿管、膀胱、前立腺、尿道、精巣の疾患/腎臓がんや腎盂尿管がんの腹腔鏡手術や尿路結石、膀胱がん、前立腺肥大症の内視鏡手術など/尿路がんの抗がん剤治療、排尿障害の薬物療法など
■外来診療:常勤医師:2名/非常勤医師:7名
■主要機器設備:AMS GreenLight® HPS High Performance System/Versa Pulse Holmium 30W

 

2021.1.20

 

阿佐美

プロフィール
広報課に2020年中途入社。前職はITベンチャーの企画など。医療業界は初めての28才。趣味は舞台鑑賞・食べること・ヨガ。
 


 
※本記事は、社会医療法人 河北医療財団 広報課の企画編集により制作し、医師など医療従事者の監修を経た上で掲載しています。
※本記事は診療科に関する情報の提供を目的としているものであり、診療・治療行為を目的としたものではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当財団は責任を負いかねます。
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。また、記事の内容はすべての医療機関に共通するとは限りません。予めご了承ください。
※「阿佐美」は、読者の皆さまにわかりやすくお伝えするためのフィクションです。実在しておりません。

 
 

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