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河北総合病院移転建設工事が
「ZEB Oriented」を取得
~急性期病院では都内初、全国でも3例目~

プレスリリース内容

社会医療法人 河北医療財団 (所在地:東京都杉並区、理事長 河北 博文) は、2025年5月竣工予定の河北総合病院移転建設工事について、一般社団法人 日本建築センターの建築物省エネルギー性能表示制度にもとづき、環境省が推奨する「ZEB Oriented」の認証を取得しました。
急性期病院の同認証の取得は都内初であり、全国でも3例目となります。

河北総合病院は、『河北病院』として1928年5月に竣工し、現在は、河北総合病院・分院を合わせ杉並区内で最大の病床数407床・標榜科目54科を持ち、河北医療財団全体の職員数は約2,930人(2023年3月末時点、非常勤含む)となっておりますが、その建物は築50年以上が経過して老躯化が進んでおり、現在の総合病院の建て直しは長年にわたる重要課題となっておりました。
この度、阿佐ケ谷駅北東地区土地区画整理事業の一部として、清水建設株式会社の設計施工により新病院(延床面積32,844㎡、9階建、免震構造)の工事着工に至りました。2025年5月竣工、同年6月開院の予定です。

この工事は、大規模建築であることに加え、急性疾患または重症患者の治療を24時間体制でおこなうエネルギー消費量が多い急性期病院において、カーボンニュートラル社会実現のための社会貢献として、河北総合病院と清水建設が共同で、「パッシブ建築計画による建築自体のエネルギー負荷低減、アクティブな高効率設備機器の導入徹底による負荷低減」をコンセプトに、ZEB Oriented認証取得に取り組んだものです。
この取り組みの結果、その設計において、一次エネルギー消費量を34%削減し、ZEB Orientedの認証基準を達成しました。34%への貢献度はパッシブ建築計画・空調換気12%、照明14%、給湯3%、コジェネレーションシステム5%となっています。認証取得により、地球環境保護に貢献するとともに、環境省の2022年度ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業に採択されました。
当財団は、1986年から組織理念に「社会文化を背景とし 地球環境と調和した よりよい医療への挑戦」を掲げ、1993年より環境活動取り組みを開始、1998年に我が国の病院として初めてISO14001環境マネジメントシステム認証を取得(2006年3月更新終了)。2015年には、「環境 人づくり企業大賞2015」において環境大臣賞(大企業の部)を受賞。2008年からはKES環境マネジメントシステム・スタンダードの認証を取得しております。
今後とも地球環境保護に努めてまいります。
 

建築計画概要

新河北総合病院

1.工事名称 河北総合病院移転建設工事
2.建築場所 東京都杉並区阿佐谷北1丁目904-1他
3.地域地区 第一種中高層住居専用地域、近隣商業地域、商業地域
阿佐ケ谷駅北東地区地区計画区域
4.建物規模 建物用途 病院(附属駐車場)
敷地面積 11,163.21㎡
建築面積 4,846.45㎡
(内 附属駐車場 93.16㎡)
延床面積 32,844.43㎡
(内 附属駐車場 1,290.52㎡)
階数 地上9階/地下0階
(附属駐車場 地上1階/地下1階)
建物高さ 40.00m【最高高さ 45.00m】
構造 RCST造、一部鉄骨造
(附属駐車場 RC造、鉄骨造)
基礎 直接基礎(地盤改良)
5.予定工期 令和 5年 3月 15日 ~ 令和 7年 5月 15日
(附属駐車場 令和 5年 2月 15日 ~ 令和 7年 5月 15日)

注)なお、本計画は今後、諸官庁の指導等によりまして変更が生じる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
 

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河北医療財団 | 日付:  カテゴリ:プレスリリース, 最新情報, 杉並エリア, 財団

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