研修修了生の感想
体験研修修了者の声
研修者01(訪問看護歴4年:40代女性看護師)
研修者02(訪問看護歴なし:40代女性看護師)
研修者03(訪問看護歴なし:40代女性看護師)
研修者04(訪問看護歴なし:30代女性看護師)
研修者05(訪問看護歴なし:50代女性看護師)
◎研修者01(訪問看護歴4年:40代女性看護師)
訪問看護に4年間携わってきて、その魅力も奥行きの深さもわかってきました。改めてもう一度、原点を勉強する意味で研修に参加させていただきました。カンファレンスやスタッフたちが多面的に考えてアセスメントし、それぞれのスタッフの強みを活かしたアイデアや知識が利用者様に還元できている体制は本当にうらやましいです。現ステーションとの体制上の違いはありますが、今回学んだ連携と情報共有を大切にして、スタッフとも話し合いながら少しでもステップアップした職場にしていきたいと思いました。
訪問看護ステーションの共育(教育)体制や情報共有にはいろんな方法があり、事業所ごとに特徴を活かして取り組んでいると思います。他の事業所の方法を知ることで幅が広がり、状況に即した対応をしていけると思います。ぜひ、これからもがんばっていただきたいです。(Y)
◎研修者02(訪問看護歴なし:40代女性看護師)
訪問看護の実際を体験したいと思い参加しました。半日ではちょっと短かったかもしれません。自分に向いているのか、向いていないのかがよく理解できました。訪問看護が好きで仕事をされている看護師さんと同行できたので、大変勉強になりました。生半可な気持ちでは復職できないと、改めて気付かされました。
「好きこそものの上手なれ」…もあるかもしれませんが、最初から訪問看護が好きという初心者はいないと思います。やってみて知る訪問看護の醍醐味とやりがい…なのだろうと思うのです。研修によって、自分の看護や仕事に対する考えを問う機会になったとしたら、とても良いきっかけになったのではないでしょうか。ぜひ、納得のいく看護の仕事に就いていただきたいと思います。(Y)
◎研修者03(訪問看護歴なし:40代女性看護師)
現在、クリニックで外来看護をしています。在宅診療の医師と同行することも多く、訪問看護に興味をもっていました。今回の研修で、訪問看護の全体像や訪問看護師の働きを知ることができたと思います。スタッフの皆さんが生き生きとしていて、訪問看護へのハードルが少し低くなりました。今後、訪問看護に進むことも視野に入れていきたいと思います。
訪問看護師も外来看護師も同じ看護師であり看護業務です。クリニックに通院している患者さんの中にも今後、訪問看護が必要になる方はいると思います。今回の体験を機に、クリニックからの訪問看護を検討いただき、是非、チャレンジしていただければなと思います。(Y)
◎研修者04(訪問看護歴なし:30代女性看護師)
患者さんだけでなく、家族のメンタル面や健康状態にも気を使いながらフォローしているのが印象的でした。病棟とは異なり、患者さんと向き合う時間がしっかりと取れているため、その方に適したケアができています。訪問看護の現場では、患者さんの症状や状態からアセスメントし、どういったものが疑われるかを自分で判断する能力が大切なのだと痛感しました。
患者さん家族にとって訪問看護を受ける時間は自分たちのみに向けられる看護です。それは看護師にとっても同じあり、じっくり関わることができます。そのため、訪問看護のやりがいと満足のひとつだといわれています。
何もない生活の場所でフィジカルアセスメントをしていくわけですから、実践と学習を丁寧に積み重ねていくことで看護の力量を上げることができると思います。(Y)
◎研修者05(訪問看護歴なし:50代女性看護師)
利用者自身が選択した在宅という療養の場で、自分らしい生活を継続するために、どんなサポートをすることができるのか。それを学ぶために研修に参加しました。患者さんとしっかりコミュニケーションを取りながら、家族の様子も把握しつつ、安心して暮らせるための情報提供をしていく必要性があると勉強させていただきました。この体験を活かし、明るく楽しく仕事をし、患者さんからの信用を築いていきたいです。
目標を明確にあげて研修に臨んでくださいました。3日間という短い研修の中で、常に患者家族の様子や訪問看護師との対話、訪問看護師の動きや対応に関心を寄せて研修くださったのだと感じました。私たちにとっても大変有り難く、やりがいにつながった研修でした。
私達もがんばってまいります。(Y)
医療機関研修とは
本研修は、緩和ケア病棟において訪問看護師が研修することで、地域の訪問看護師のがん看護の質を高めたいと願い企画いたしました。ご参加くださった皆様から、多くの学びを得られたとの感想をいただきましたので一部をご紹介いたします。
医療機関研修修了者の声
Aさん(30代、看護師・保健師、看護経歴14年)
Bさん(30代、看護師、看護経歴16年)
Cさん(40代、看護師、看護経歴28年)
Dさん(20代、看護師、看護経歴1年8ヵ月)
Eさん(20代、看護師、看護経歴5年)
Fさん(40代、看護師、看護経歴23年)
Gさん(30代、看護師、看護経歴19年)
◎Aさん(30代、看護師・保健師、看護経歴14年)
研修内容「緩和ケアの実際を学ぶ」
緩和ケア病棟は、最期を迎えるための場所ではなく、最期の時間を過ごすところ、そして苦痛を取り除くために過ごすところである。そんな大切なことを学べました。今後、患者さんに緩和ケアや病院を紹介するときに、具体的に説明していきたいと思います。
◎Bさん(30代、看護師、看護経歴16年)
研修内容「緩和ケアの実際を学ぶ」
入院の受け入れや外来面接を見せていただき、病院側にとって知りたいことや困ることを教えていただきました。どのように伝えたらいいのか戸惑う部分も、そのまま伝えていいことがわかり、ハードルが下がった思いです。緩和ケアホスピタルへの入院を考えている方への紹介が、とてもやりやすくなりました。もっと多くのナースに体験していただきたい研修です。
◎Cさん(40代、看護師、看護経歴28年)
研修内容「訪問看護、緩和ケア実習」
緩和ケア病棟に入院希望のある方との面談、入棟審査、病棟での緩和ケアの実際について学ぶことができました。今後の連携に活かしていきたいと思います。連携機関の現場を体験することは、患者さんや家族に対してより良い支援を提供することにつながります。今後、施設、通所サービス、ヘルパー事業所等で同様の研修ができると良いと思いました。
◎Dさん(20代、看護師、看護経歴1年8ヵ月)
研修内容「がん看護1日体験研修」
病院で行われているがん治療(化学療法、放射線療法)、副作用への対応、入院している患者さんの生活状況を把握し、訪問看護の現場でも活かしたいと思って参加しました。病院におけるターミナルケアの実際を見ることができる貴重な体験ができました。緩和ケア病棟に入院したら最期までそこで過ごすというのではなく、自宅に帰る選択肢があることも知りました。療養場所に悩む方々にぜひ伝えていきたいと思います。比較的年齢層の低いステーションで働いているため、経験豊富な先輩たちとのふれあいは本当に勉強になります。
◎Eさん(20代、看護師、看護経歴5年)
研修内容「がん看護1日体験研修」
がん患者が入院中に医療関係者からどのような説明を受けているのか。自宅に帰ったときにどんなことが不安に感じるのかを知りたいと思い、研修に参加しました。症状の不安だけでなく、経済面についても考える必要があることを知りました。研修先の越川病院では、入院前に診療相談を行っていて、患者さんの今後の生活の場をどこにするのかを医師と看護師と一緒になって話す場が用意されています。最初の関わりとして、とても良い制度だと思いました。この診療相談の場に参加できたのが大変有意義でした。
◎Fさん(40代、看護師、看護経歴23年)
研修内容「がん看護1日体験研修」
緩和ケアで実施されている看護・管理・連携を学ぶことが研修に参加した理由です。入院前の診療相談で、越川病院の特徴・流れ・方向性をよく理解することができました。今後、在宅診療から緩和ケアを希望する人たちへの助言ができるようになったと思います。病院→在宅→緩和ケアの連携の必要性を強く感じました。患者さんや家族の特徴を見極め、どの緩和ケアがあっているのか、正しい助言をおこなえるようになっていきます。
◎Gさん(30代、看護師、看護経歴19年)
研修内容「がん看護1日体験研修」
「在宅で最期を迎えたい」と考える方が増えています。今後もそのニーズが増えていくことが予測されるため、緩和病棟との連携を学び、今後の看護に活かそうと思いました。急性期病院、在宅、緩和ケア病棟と、さまざまなステージがありますが、自己決定を尊重しつつも適切な情報提供を行っていくことが大切だとわかりました。その際には決して感情的にならず、正しい情報を伝えられるようになりたいと思います。
私たちの思い
今後もこの研修を継続し、緩和ケア病棟の看護師と訪問看護師が学びあい、ひとりでも多くの利用者さんの力になれるよう、努めていきたいと思います。(f)