介護老人保健施設
シーダ・ウォーク
4つの特徴
ご利用者に寄り添ったユニットケアと多職種連携による在宅復帰
ご利用者に寄り添ったユニットケア(認知症ケア)
1ユニット7名の少人数の生活空間の中で、顔なじみの職員がご利用者としっかりと向き合いケアを提供しています。経験豊富な介護職員が多く認知症状のある方も安心してお過ごしいただけるようユマニチュードの活用など、尊厳を保持し、その有する能力に応じて自立した日常生活を営むことができるよう支援しています。
ユマニチュードとは?
コミュニケーション介護法の一種ですが、基本は「見る」「話す」「触れる」「立つ」という4つのコミュニケーション要素にあります。この4つの柱を取り入れた150種類の手法を実践することで、例えばうつ状態や暴言を発する認知症の人が穏やかになるといった効果が確認されていて、「魔法のようだ」とさえ言われているのです。
多職種連携による在宅復帰(超強化型介護老人保健施設)
医師、薬剤師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、介護福祉士、ソーシャルワーカー、ケアマネジャーなど多職種で情報共有を図りながら、在宅復帰に向けた支援をしています。お住まいの地域でご自宅に替わる第2、第3の場所と思っていただける場づくりに努めており、在宅復帰された後もフォローいたします。
実例として、施設入所時に全介助であった90代女性のご利用者が、3ヵ月後には歩行器で歩行できる状態まで改善し、自宅へ戻られたケースがあります。ご利用者とともに多職種で実践したことで、ご利用者やご家族の想い(願い)を具現化した多くの成功事例があります。
超強化型介護老人保健施設とは?
厚生労働省が定める介護報酬によると、以下に当てはまる介護老人保健施設のことを指します。
- 在宅復帰・在宅療養支援等指標(最高値:90)値が70以上
- 退所時指導等(要件あり)
- リハビリテーションマネジメント(要件あり)
- 地域貢献活動(要件あり)
- 充実したリハビリ(要件あり)
充実したリハビリテーション
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・公認心理師(臨床心理士)などの専門職を中心に、介護、栄養、看護などの多職種が協力し、ご利用者の心身機能の維持・向上、日常生活の可能な限りの自立を目的とした様々なリハビリテーションをおこないます。当施設では日常生活そのものをリハビリテーション(生活リハビリテーション)と捉え、その方の有する能力に応じて自立した日常生活が営めるよう支援しています。ベッドからの起き上がり、歩行などの基本的な動作、トイレでのズボンの上げ下ろしやお風呂のまたぎ動作など、生活に必要な動作の評価と訓練をおこないます。
- 個別リハビリテーション(1回20分程度、1対1でリハビリテーションを実施)
- 認知・精神機能のリハビリテーション(評価と訓練を実施)
- コミュニケーション機能のリハビリテーション(失語症や構音障がいなど、コミュニケーション機能の評価と訓練)
- 食事動作・飲み込みの評価(適切な姿勢の調整、食器や自助具の提案や、飲み込みの力を確認し、多職種で観察・評価・提案をします)
- 家屋調査(退所前にご利用者とともにご自宅を訪問し、退所後の生活のイメージをより具体的に持つことができ、手すりの位置の確認や階段昇降の方法、福祉用具の提案もおこないます)
- 自己実現の支援(興味関心を持ったこと、やりたいことをどう実現していくか、一緒に考えて取り組んでいきます)
ご家族支援(家族介護者をお支えします)
「住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるために」必要な支援体制である地域包括ケアシステムを実践します。昨今、社会問題化している老々介護、8050問題、介護離職、高齢者虐待など、当施設では地域の関係機関と連携を図りながら地域の社会資源としての役割・機能を最大限発揮しています。
- 介護者の休息・休暇(レスパイトケア)※デイケア・ショートステイ・ミドルステイ・ロングステイ・訪問リハビリなどの提供 ご家族支援パンフレット
- 相談支援(相談内容に応じた様々なご提案や関係機関との連携を図ります)
- 退所時支援(多職種による家屋評価など)
- リハビリ支援(日常生活動作の評価・訓練方法など)※訪問リハビリなど提供
- ケア方法支援(移乗介助・体位交換・食事介助・排泄介助など介護技術や食形態の評価・調理方法など)
- 認知症ケアの支援(中核症状と行動・心理症状(BPSD)の理解や対応方法など)
- 社会的処方の推進(ストレスや孤立・孤独を感じている方に対して地域のつながりで治す方法)
河北総合病院を中心としたバックアップ体制
急性期病院、回復期病院、療養型病院、クリニック、透析クリニック、健診クリニック、介護老人保健施設、訪問看護・リハビリステーション、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター(区委託事業)など、約10の事業所が地域の関係機関とも協力しながら24時間365日の医療・介護・福祉の地域ネットワーク体制を構築し、サービスを提供します。
「住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるために」を提唱する地域包括ケアシステムを杉並区中心に実践しています。