文字サイズ変更

h1タイトル

新人広報と学ぶ
「MRI ~磁力の不思議~」

広報課の新人が、創立93周年の歴史ある河北医療財団や、杉並区のプチ情報をご案内いたします。
 
こんにちは、新人広報 阿佐美です。
健康診断のオプション項目で気になっている方も多いと思われるMRI。レントゲンやCTなどとは何が違うのでしょうか?

 

MRIとは

MRIとは、磁気共鳴画像撮影法のことで、正式には
 Magnetic(磁気)
 Resonance(共鳴)
 Imaging(画像)
といいます。
 
大きなトンネル型の装置に強力な磁場を発生させて、磁気の力を利用して内臓や血管・組織を撮像する検査です。無侵襲または低侵襲で、安全な検査です。磁気の力を使いますから、レントゲンやCTと違い、放射線による被ばくはありません。

MRI検査室

 
レントゲンやCT検査はエックス線を使って体の内部を写すけど、MRIはエックス線を使わないのですね。でも、磁気でどうして体の内部のことがわかるんだろう?
 

電磁波でどうしてわかるの?

人の体内にある水素の原子核は、いつもはバラバラな方向を向いています。ここにある一定の電磁波をあてると、その中の水素原子が同じ方向を向きます。その後電磁波を止めると、水素原子は元に戻ろうとします。各組織(水・脂肪・骨・がんなど)によって「戻る速さ」が違うので、その差を判断して画像化するのがMRIです。
 
揃える、戻すといった組み合わせを繰り返すことになるので、レントゲンやCTのようにリアルタイムで画像が出る装置と違い、MRIは映像の出力に時間がかかってしまうのです。
 

検査時に気をつけること

MRIは強力な磁石ともいえます。検査室内は強力な磁場が発生しているので、金属などを持ち込むと吸い寄せられてしまいます。ロッカーの鍵、貴金属(時計やアクセサリー)、眼鏡、入れ歯、下着についた金属などはもちろん、化粧品や貼り薬なども金属を含んでいるものがあるので注意が必要です。使い捨てカイロの中身は細かな鉄粉です。袋が破けた場合、中身がMRIの機器にくっついて、稼働できなくなってしまいます。これを元の状態に戻すには大変な労力と時間がかかりますので、絶対に持ち込まないでください。
 

大きな音がする理由

MRIでは、電気的に磁場を変化させることにより画像化しています。磁場を変化させると、同時に磁力も発生してしまい、その磁力がコイル(磁場を発生させるために装置に巻いてある)を振動させてしまうために、大きな音が発生するのです。
 
MRIは、パシャッと撮影して終わり…ではなかったのですね。だから時間がかかるのだと、納得です。それから、化粧品にも金属が含まれていることがあるなんて、気にしたこともありませんでした。
 

MRIでわかるものは?

MRI検査では全身の幅広い部位を調べることができます。骨の影響を受けにくく、脳・脊髄などの検査に適しています。また、造影剤を使用せずに頭部の血管を画像化する事が出来ます。

体の部位(検査部位) 検査が有効な疾患
頭部 脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・脳動脈瘤 など
椎体 脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア など
腹部 肝細胞癌・IPMN・膵がん・胆のうがん・胆石 など
骨盤 【女性】子宮体がん、子宮頸がん、卵巣がん、子宮筋腫、子宮腺筋症、内膜症、卵巣腫瘍 など
【男性】前立腺がん など
その他(軟部組織) 皮下腫瘤 など

MRI検査で全ての疾患が発見されるわけではなく、画像診断では判別が難しい症例も存在します。確実な診断をおこなうためには、MRIだけでなく、複数の検査を組み合わせて多角的な診断をおこなうことが重要です。
 
ちょっと時間はかかるかもしれないけど、被ばくもなく、いろいろなことがわかるなんてすごい検査ですよね。どういう時に受けられるのだろう?
 

MRIを受けるには

体のどの部位を検査するのかによって、受診する診療科は変わります。脳であれば脳神経外科、脊椎や関節であれば整形外科、女性特有の疾患であれば産婦人科…といったように、それぞれの診療科の医師が必要と判断した時に検査をおこないます。
また、河北健診クリニックでは健康診断や人間ドックのオプションで、MRI検査を追加可能です。気になる方はご相談ください。2022年3月末までなら、半額キャンペーンも実施しております。
※予定する予約枠が満了した場合には、早期にキャンペーンを終了する場合があります。
 
河北健診クリニック【期間限定】MR・CT半額キャンペーンについてはこちら
 
私も脳ドッグは気になるな…次回の健康診断のタイミングで、ぜひ受けてみたいと思います。あとは毎年ではなくても、30歳や40歳といった節目に調べるのもいいかもしれませんね。
 
河北医療財団 画像診断科は、診療放射線技師と臨床検査技師で構成されており、放射線を使用したエックス線一般撮影だけでなく、MRIや超音波検査などの放射線を使用しない検査も実施しています。全ての検査は、診断や治療によるメリットが、被ばくなどのリスクを上回ると医師が判断した上で、おこなわれています。それでも不安なこと、心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください。優しいスタッフが、プロフェショナルとして誠心誠意対応いたします。
 

画像診断科

■受託可能な検査:64列CT・32列低線量CT・1.5T(テスラ)MRI・核医学診断・超音波検査・骨密度DEXA・血管撮影・X線一般撮影(レントゲン検査)・X線透視撮影・MMG(トモシンセシス有)

画像診断科について詳しくはこちら

 

2021.11.17

 

関連記事

vol.19 新人広報と学ぶ「放射線科 ~放射線って、なに?~」(2020.11.24)
 


 

阿佐美

プロフィール
広報課に2020年中途入社。前職はITベンチャーの企画など。医療業界は初めての28才。趣味は舞台鑑賞・食べること・ヨガ。
 


 
※本記事は、社会医療法人 河北医療財団 広報課の企画編集により制作し、医師など医療従事者の監修を経た上で掲載しています。
※本記事は診療科に関する情報の提供を目的としているものであり、診療・治療行為を目的としたものではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当財団は責任を負いかねます。
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。また、記事の内容はすべての医療機関に共通するとは限りません。あらかじめご了承ください。
※「阿佐美」は、読者の皆さまにわかりやすくお伝えするためのフィクションです。実在しておりません。

 
 
 

TOP