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新人広報が伝える
消化器内視鏡診断・治療科

広報課の新人が、創立92年の歴史ある河北医療財団や、杉並区のプチ情報などをご案内いたします。
 
こんにちは!新人広報 阿佐美です。
河北総合病院では、2020年7月から新しく「消化器内視鏡診断・治療科」が開設されました。どんな特徴のある部署なのでしょう?

 

チーム一丸となって診断から治療まで

消化器内視鏡診断・治療科では、内視鏡によって診断から治療までをおこないます。内視鏡で腫瘍がみつかった場合、早期であれば内視鏡治療でお腹を切らずに治すことができます。内科および外科の医師、看護師、臨床検査技師等がチーム一丸となって、診断から治療までスムーズに対応しています。
 

24時間365日内視鏡オンコール体制

以前の「内視鏡室」時代から、24時間365日内視鏡オンコール体制で、緊急の消化管出血に対する内視鏡的止血術や胆管炎に対する内視鏡治療などもおこなっています。

お腹を切らないで治せるなんですごい!24時間対応可能なうえ、内科・外科の区別なく、チームを組んで治療にあたってくれるのは心強いなぁ。でもそもそもどういう時に内視鏡が必要になるのだろう?
 

内視鏡診断にいたるまで

当院消化器内科・外科の受診に限らず、他の科を受診された場合や救急外来で受診された場合も、担当医が必要と判断すれば内視鏡検査をおこないます。かかりつけ医からの紹介で来院される方も多くいらっしゃいます。

詳しく調べる必要があると判断されたら、消化器内視鏡診断・治療科を受診するんだね。でも内視鏡って、鼻や口から管を入れるんだよね…苦しそう…?
 

不安や苦痛を抑えた内視鏡検査

消化器内視鏡診断・治療科では、内視鏡検査を受けられる方の不安や苦痛を最小限に抑えることを心がけています。

・心地よいオルゴールのBGMを流し、リラックスできる環境作りをしています。
・細径スコープを使用し、負担の少ない内視鏡検査をおこないます。
・内視鏡検査中、患者さんも同じモニターを見ながらおこなえます。
・ご希望があれば軽い鎮静剤を使用します。
女性の消化器内視鏡専門医が常勤しています。

女性にとっては、同性の医師がいるのって心強い!
同じモニターを見ることができるのは、安心なような、ちょっと怖いような…でも一度くらいは、自分のお腹の中を見てみたい!(真っ黒だったりして)…内視鏡にはどんな検査方法があるんだろう?

 

様々な内視鏡検査

鼻から(経鼻内視鏡検査):
直径5.4mmのスコープを鼻から挿入します。挿入時には鼻の奥にゼリー状の麻酔薬を塗ります。比較的負担は軽い検査ですが、人によっては、くしゃみや鼻水が出やすい場合があります。

口から(経口内視鏡検査):
直径9.8mmのスコープを口から挿入します。その際、舌の付け根にスコープが接触すると吐き気が生じる場合があります。経鼻スコープよりも画像が鮮明です。

お尻から(大腸内視鏡):
肛門からスコープを挿入する検査です。検査前に下剤を飲み、腸内を綺麗にしておこないます。検査中は腸を膨らませるのでお腹が張った感じになります。小さなポリープならその場で切除をおこなえます。

カプセル:
朝にカプセル型(約2cm)の小型内視鏡を飲んで、夕方に回収します。診断が困難だった小腸を検査できます。

河北総合病院には、内視鏡と同時にレントゲンをおこなえる設備があります。

調べる場所や状況によって、検査方法が変わるんだね。最近まで小腸は「暗黒大陸」といわれるほど、診断が難しかったんだって。全長6~7mの暗黒…そんなところを旅するカプセル…(感情移入する先がちょっとおかしい)。お腹の中って自分で見ることができないから色々不安になるけれど、消化器をトータルに診てもらえると思うと、ほっとするな。

内視鏡透視室

 

内視鏡検査を必要とする病状、疾患

病状:腹痛、吐下血、嘔吐、食欲不振、体重減少など
疾患:食道がん、胃がん、大腸がん、総胆管結石、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎など

河北総合病院 消化器内視鏡診断・治療科では、通常の内視鏡検査および治療をおこない、さらに救急疾患などにもフレキシブルに対応しています。安心・安全・苦痛のない内視鏡検査、正確な診断・確実な治療の提供により、地域の患者さんのニーズに応えられる内視鏡室をめざしています。
 

【消化器内視鏡診断・治療科】ページはこちら
■診察内容:上部消化管内視鏡検査(経口・経鼻)、大腸内視鏡検査、カプセル内視鏡(小腸・大腸)/早期がんに対するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)、ポリープに対するEMR・ポリペクトミー/ERCP・IDUS(管腔内超音波検査)/ERCP関連手技(胆管ドレナージ、胆管ステント挿入、総胆管結石に対する採石術)/EUSおよびEUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引法)/食道静脈瘤治療(硬化療法・結紮術)、消化管出血止血治療/異物除去、胃瘻造設/気管支鏡

 

2020.9.3

 

阿佐美

プロフィール
広報課に2020年中途入社。前職はITベンチャーの企画など。医療業界は初めての28才。趣味は舞台鑑賞・食べること・ヨガ。
 


 
※本記事は、社会医療法人 河北医療財団 広報課の企画編集により制作し、医師など医療従事者の監修を経た上で掲載しています。
※本記事は診療科に関する情報の提供を目的としているものであり、診療・治療行為を目的としたものではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当財団は責任を負いかねます。
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。また、記事の内容はすべての医療機関に共通するとは限りません。予めご了承ください。
※「阿佐美」は、読者の皆さまにわかりやすくお伝えするためのフィクションです。実在しておりません。

 
 

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