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新人広報と行く
「河北リハビリテーション病院 
 ~”回復期”ってなんだろう~」

広報課の新人が、創立93周年の歴史ある河北医療財団や、杉並区のプチ情報をご案内いたします。
 
こんにちは、新人広報 阿佐美です。
河北医療財団には複数の病院や施設があります。杉並区にある河北リハビリテーション病院もそのひとつ。同じ杉並区にある河北総合病院とは何が違うのでしょうか?

 

リハビリテーション医療の拠点

病院名に「リハビリテーション」とあるように、河北リハビリテーション病院はリハビリテーション医療をおこなう病院です。河北医療財団のリハビリテーション医療の拠点として、2001年に開設されました。
 

リハビリテーション医療とは

脳卒中などを発症し、救命や治療が最優先される時期を「急性期」といい、救急病院などでの治療がおこなわれ、また症状によっては手術などをしたその日からベッド上などでのリハビリテーションを開始します。
治療を経て状態が落ち着き、全身が回復に向かう時期を「回復期」といい、この時期に集中的にリハビリテーションを実施することでより大きな成果を得ることができます。
 
病気やケガが治ったところで治療終了、ではなく、そこからさらに身体能力を回復させたり、日常生活へ戻るために必要なのがリハビリテーション医療なのですね。
 

回復期を担う病院

病院の分類方法はいくつかありますが、その中のひとつに、病棟が担う医療機能による「機能分類」があります。医療法施行規則第30条の33の2では、「区分」および「定義」として、下記のように規定されています。

医療機能の区分 医療機能の内容(定義)
高度急性期 急性期の患者に対し、当該患者の状態の早期安定化に向けて、診療密度の特に高い医療を提供するもの
急性期 急性期の患者に対し、当該患者の状態の早期安定化に向けて、医療を提供するもの(前号に該当するものを除く。)
回復期 急性期を経過した患者に対し、在宅復帰に向けた医療又はリハビリテーションの提供を行うもの(急性期を経過した脳血管疾患、大腿骨頚部骨折その他の疾患の患者に対し、ADL(日常生活における基本的動作を行う能力をいう。)の向上及び在宅復帰を目的としたリハビリテーションの提供を集中的に行うものを含む。)
慢性期 長期にわたり療養が必要な患者(長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む。)、筋ジストロフィー患者、難病患者その他の疾患の患者を含む。)を入院させるもの

この中で、河北リハビリテーション病院は「回復期」を担っています。脳卒中を例に、実際の診療の流れを図で見てみましょう。
 

脳卒中診療の流れ

 
それぞれの施設で、対応する期に合った最適な対応をおこなうのですね。医師や看護師などのスタッフが連携をとって治療にあたる「チーム医療」という言葉をよく聞くけれど、病院もチームとして連携をとって治療にあたることができるのですね。
 

手厚い人員配置

河北リハビリテーション病院の特長のひとつに、手厚い人員配置があります。患者さん1人あたりに配置する専門職の人数は、法律で定められた基準人員をはるかに上回り、各病棟に専門職を配置することで、患者さんの治療計画の個別性に柔軟に対応することをめざしています。
また、医療スタッフの中でリハビリテーションをおこなう理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の割合が多いことも、リハビリテーション病院の特長です。
 

河北リハビリテーション病院 スタッフ数(2021年5月1日現在)

医師 看護師 セラピスト
11名 63名 121名

 
セラピストが看護師の倍近く在籍しています。河北医療財団全体の看護師とセラピストの比率は7:3であることを考えると、とても多いことがわかりますね。
 

自分らしく暮らせる毎日のためのサポート

河北リハビリテーション病院では「人間の原点を再考し復権をめざす」を理念に、リハビリテーションで機能回復を図るのはもちろん、患者さんやご家族の様々な不安を取り除き、住み慣れた街、家、その人らしい生活を再び築いていくことをめざしています。
起床から就寝時までの間、食事や着替え、歯磨きや排泄など日常的な動作、趣味などの余暇活動や人との交流も含めた生活そのものをリハビリテーションの場ととらえています。医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、義肢装具士、薬剤師、管理栄養士、臨床心理士、医療ソーシャルワーカーなどをはじめとした様々な専門職がチームを組み、それぞれの専門知識を持ち寄って患者さんやご家族を支援します。
退院後も必要な方へは外来診察や、実際の生活動作に合った環境づくりや日常動作の練習・アドバイスなどをおこなう訪問リハビリサービスを実施するなど、患者さんが退院後も充実した生活が送れるよう支援しています。

 
病気やケガを治して命を救うのが病院の大きな役目だけれども、それだけではなくて、自分らしく、充実して暮らせるようになるまでをサポートするのが河北リハビリテーション病院の役割なのですね。まさに「回復」を担うのだなと思いました。
 

【河北リハビリテーション病院】ページはこちら
■診療内容:脳血管疾患など、廃用症候群、運動器に対するリハビリテーション医療
■特色:地域生活の再開を見据えたスペースの活用/個別訓練以外の生活時間を活用/在宅生活再開に向けた、手厚い準備とアフターフォロー/早期退院と地域における継続的な支援体制/「生きがいの実現」のリハビリテーション医療
■実績(2020年度):年間入院者数712人/在宅復帰率約88%

 
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阿佐美

プロフィール
広報課に2020年中途入社。前職はITベンチャーの企画など。医療業界は初めての28才。趣味は舞台鑑賞・食べること・ヨガ。
 


 
※本記事は、社会医療法人 河北医療財団 広報課の企画編集により制作し、医師など医療従事者の監修を経た上で掲載しています。
※本記事は診療科に関する情報の提供を目的としているものであり、診療・治療行為を目的としたものではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当財団は責任を負いかねます。
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。また、記事の内容はすべての医療機関に共通するとは限りません。予めご了承ください。
※「阿佐美」は、読者の皆さまにわかりやすくお伝えするためのフィクションです。実在しておりません。

 
 
 

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