藍のたたき染め

藍のたたき染め

こんにちは、介護老人保健施設 シーダ・ウォークの齊藤です。青々と木々が茂っていますね。

シーダ・ウォークでは、藍のたたき染めをおこないました。しかし、ただ藍の葉を使うわけではありません。使用する蓼藍(たであい)をテラスで育てるところから始まります。

8月4日、ポットに挿し芽用の土を入れ、蓼藍の種をまきました。その後、ポットから芽が出て、ある程度育ったところでプランターに植え替えます。葉が大きく育ってきたら、形のよいものを選んで切り取ります。しかし葉にはアブラムシがたくさんついていたそうで、皆さん、収穫したあとは丁寧に洗っていました。

8月8日、ついにこの日はたたき染めです。たたき染めとは、藍の葉と生地を重ね、上からたたいて生地に葉の形をうつす染め方です。うまくたたくと、細い葉脈まできれいにでます。しかしそのためにはかなり強くたたく必要があり、「力が必要ね…あぁ大変だわ」と皆さん少々弱音が…。しかし実際に葉脈までうつった生地を見ると、「緑がきれいね~」、「本当にきれいだわ」、「あなたがやったのがきれいよ」、「色が良いわ」、「すごい良い色がでるのね」など、それぞれに感激されていた様子。ひとつのものを自分の手で作り上げるという作業を、とても楽しんでいただけました。

しかし!

これで完成ではありません。この後、葉をしっかり乾燥させると、やがてパリパリと渇き剥がれてきます。すると名前のとおり、生地にうつったきれいな藍色がみられるはずです。完成品ができましたら、あらためてお見せしたいと思います。どうぞお楽しみに!
 
 
 


2021年8月24日 カテゴリー(介護老人保健施設 シーダ・ウォーク): ブログ