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新人広報が伝える
河北健診クリニック
~健康に過ごすためには~

広報課の新人が、創立93周年の歴史ある河北医療財団や、杉並区のプチ情報をご案内いたします。
 
こんにちは、新人広報 阿佐美です。
1年に1回健康診断を受けていますか?自身の体を年に1回検査し、異常がないことを確認できると安心ですし、病気がみつかった場合は治療をおこなえるので私は、とても重要なことだと感じています。河北医療財団には、救急、急性期、健康管理、在宅診療、介護、維持期、回復期と分野別の施設があり、今回は健康管理にあたる「河北健診クリニック」について紹介します。

 

4つの特徴

河北健診クリニックには、4つの特徴があります。
 

1.高品質な検査

ドイツ製の高性能なMRIやCT装置を使用しており、高速・高画質の撮影で診断の質を高めることにより、脳や肺をはじめとした疾病の早期発見をめざしております。画像診断は、東京女子医科大学病院の放射線科医によるダブルチェック体制を整えています。脳ドックは、脳神経外科の専門医が結果説明をおこなっています。他には、一般的な人間ドックの項目にデンタルチェックや内臓脂肪CT検査など充実した内容で全身トータルした検査が実施可能です。上部消化管内視鏡検査では、カメラのスコープが細いものを使用し、負担を軽減しています。鼻から内視鏡を挿入する経鼻胃カメラの予約枠を増やし、従来よりも胃カメラの予約を取りやすくしております。
 

2.快適な空間

なかなかお時間が取れない方でも健康診断を受けられるように、オプション検査を追加しても半日で人間ドックが可能です。ゆったりと快適な時間をお過ごしいただくため質の高い空間になるようなデザインやレイアウト、装飾など細部にこだわりました。心地よい空間で快適な健診を受けていただけます。閉塞感があると構えてしまいがちなMRIやCT検査室では開放感を、婦人科検査室には、リラックスしていただけるようハワイの風景を壁紙に取り入れました。
 

3. 女性にも安心

女性にも安心して受けていただくため6階、7階の各検査フロアに女性専用エリアを設けております。
すべての曜日に女性医師・技師を配置し、内科診察、婦人科・乳がん検診、超音波検査や心電図検査は女性医師・技師が対応しております。
 

4.お一人おひとりに寄り添った健診

従来の画一化された健診と差別化を図り、多様な受診者に対して個別化した健診の提供をめざしています。がんの精度管理に努め、検診データを統計分析した「がんの検診ガイド」というオリジナル冊子を作成し、受診者のリスクに応じたがん検診をおすすめしています。ドック受診当日には、結果を説明しながら食事・運動・喫煙・飲酒などについて健康相談を実施し、心筋梗塞や脳卒中の原因となる生活習慣病を予防するための情報提供をおこなっています。健診後は、精密検査の受診の有無、結果、診断確定までを追跡し、常に検診の質を高める取り組みを積極的におこなっております。
 
忙しい方でも、半日あれば人間ドックが受けられるのは魅力ですね!それに女性専用エリアや、女性医師・技師さんが対応してくれるのであれば、緊張せずに受けられそうです。
 

がん検診

日本人の2人に1人は、生涯でがんにかかるといわれています。がんは、タバコやアルコール、食事などの生活習慣、ヘリコバクターピロリのような感染症、さらには遺伝的要因によって発生します。ここでは、日本が検診の対象とする5種のがんのポイントについてお伝えします。
 

大腸がん検診

大腸がんは、40歳以上の方が対象で便潜血検査の2日法をおすすめします。男女ともに罹患率が高いため、便潜血が陽性になったら必ず大腸内視鏡検査を受けましょう。
 

胃がん検診

胃がん検診は、上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査をおすすめします。ヘリコバクターピロリ抗体検査が未検査であれば1回は受けてください。ピロリ抗体が陽性の場合はピロリ菌除去をおすすめします。また、除菌後も定期的に胃カメラが必要です。ピロリ抗体が陰性であれば、胃がん発症はあまり心配しなくてもよいです。
 

肺がん検診

肺がん検診は、胸部エックス線検査でおこなわれますが、エックス線検査で早期の肺がんを発見することは困難です。肺がんリスクの高い50歳以上の重喫煙者や家族歴や職業歴などがあって、精度の高い肺がん検診を希望される方には低線量胸部CT検査をおすすめします。
 

乳がん検診

40歳を過ぎたら2年に1回は乳がん検診をおすすめします。乳房エックス線検査(マンモグラフィー)は世界的にも乳がん死亡率減少効果が示されている標準検査です。必ずマンモグラフィーを受けてください。ただ、マンモグラフィーだけでは乳がんがわかりにくいことがあります。その場合は、乳房超音波検査(エコー)を併用することで乳がんをみつけやすくなります。
 

子宮頸がん検診

子宮頸がんは妊娠可能な年齢で発生するがんです。20歳以降は2年に1回検診を受けることをおすすめします。また、子宮頸がん検診だけでは卵巣がんや子宮体がんを発見することはできません。特に卵巣がんは30歳代後半から発症の可能性があり、さらに閉経後には子宮体がんが増えてきます。婦人科経腟超音波検査(エコー)の併用をおすすめします。
 
2人に1人と聞くと、自分もいつかがんにかかるのではないかと不安になります。がんになる前に、がんがみつかっても早期に治療できるように、わたしもしっかり健康診断を受けたいと思います!
 

かかりやすいがんは?

がん検診では、がん死亡を回避することが目標です。皆さんがまずどのがんにかかりやすいか、どうすれば早期発見ができるのかを知ることが大切です。国立がん研究センターが公表している日本のがん罹患数の予測と死亡数の予測は以下になります。
 
がん罹患数予測(2020)

  男性 女性
  部位 罹患数(例) 部位 罹患数(例)
第1位 前立腺 95,600 乳房 92,300
第2位 93,300 大腸 68,600
第3位 大腸 90,000 43,100
第4位 86,800 41,800
第5位 肝臓 27,800 子宮 28,200

 
がん死亡数予測(2020)

  男性 女性
  部位 罹患数(例) 部位 罹患数(例)
第1位 53,200 大腸 25,200
第2位 大腸 28,800 22,300
第3位 28,300 膵臓 18,400
第4位 膵臓 18,400 乳房 15,500
第5位 肝臓 16,300 15,200

出典:国立がん研究センター(2020年9月)
 
がんの罹患数と死亡数は男女で発生部位の順位が大きく違います。がんの検診には基本検査と追加オプション検査があります。それぞれのがんにあった検査をおこないましょう。詳しくは、河北健診クリニックホームページをご覧ください。

河北健診クリニック CT
河北健診クリニック MRI
河北健診クリニック 内視鏡
河北健診クリニック 乳房エコー

 
オプションを付けることで、より自分の体を知ることができます。男女でかかりやすいがんが違うので、過去の病気などから、どのオプションを付けるかを考えるのも必要ですね。

また、河北チャンネルでは、河北健診クリニック金澤院長が教える「健診を受ける意義 ~がん検診と生活習慣病検診~」を公開しています。ぜひ、ご参考になってください。

■web河北健康教室 Lesson.5「健診を受ける意義 ~がん検診と生活習慣病検診~」■

 

河北健診クリニック

河北健診クリニック■診察内容:一般健康診断(定期健康診断、雇入時の健康診断など、労働安全衛生法上の健康診断)/特定健康診断(メタボ診断:40~70歳の医療保険加入者)、特定保険指導/人間ドック(スタンダード人間ドック(半日))/杉並区民健診・がん検診(肺がん検診を除く)/各種がん検診・オプション検査/特定保健指導/二次健診(健康診断の結果、要精密検査の方)
■特色:スタッフ数 医師35名(内常勤6名)、保健師3名、看護師9名、その他32名/がんの早期診断をめざし、エビデンスに基づいた検診に務めている(肺がん検診:胸部エックス線検査に加えて、高リスク者に対しては低線量CT検査をすすめている、胃がん健診:特に胃カメラの応需枠を拡げ、経口もしくは経鼻を選択できる/大腸がん検診:便潜血陽性者には大腸内視鏡検査の受診をすすめている、乳がん検診:マンモグラフィーに加えて乳房超音波(エコー)をすすめている/子宮頸がん検診:子宮頸がんに溜まらず、エコー検査を活用して子宮体がんや卵巣がんの検診もおこなう)/生活習慣病への積極的な介入をおこない、実効性のある生活習慣の改善と疾病の予防を指導・助言している/歯科・口腔検診を実施している
■医師数:常勤6名・非常勤29名
■主要機器・整備:女性専用ラウンジ/MRI(1.5テスラ)*胸部・内臓脂肪・大腸3D-CT・フラットパネル式マンモグラフィー/上部消化管内視鏡(経口・経鼻)

河北健診クリニックについて詳しくはこちら

 

2021.10.6

 

阿佐美

プロフィール
広報課に2020年中途入社。前職はITベンチャーの企画など。医療業界は初めての28才。趣味は舞台鑑賞・食べること・ヨガ。
 


 
※本記事は、社会医療法人 河北医療財団 広報課の企画編集により制作し、医師など医療従事者の監修を経た上で掲載しています。
※本記事は診療科に関する情報の提供を目的としているものであり、診療・治療行為を目的としたものではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当財団は責任を負いかねます。
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。また、記事の内容はすべての医療機関に共通するとは限りません。あらかじめご了承ください。
※「阿佐美」は、読者の皆さまにわかりやすくお伝えするためのフィクションです。実在しておりません。

 
 
 

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