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新人広報と学ぶ
臨床工学科
~医療機器のスペシャリスト~

広報課の新人が、創立92周年の歴史ある河北医療財団や、杉並区のプチ情報をご案内いたします。
 
こんにちは、新人広報 阿佐美です。
「工学」という響きと「病院」は一見馴染みがないように感じるかもしれません。でもドラマの手術シーンなどを思い浮かべると、手術台の患者さんをたくさんの機械が取り囲んでいませんか?他にも人工透析や、埋込ペースメーカーなど、現代医療は様々な精密機械の使用が不可欠です。そんな、生命維持に直接関係する医療機器のスペシャリストが集まっているのが臨床工学科なのです。

 

医療機器のスペシャリスト

病院内では多くの医療機器が使用されています。
生命維持管理装置:人工透析(血液浄化療法)・人工呼吸器・人工心肺装置など
・日常的に使用している医療機器:輸液ポンプ・血圧計・生体情報モニタなど
それら医療機器の保守・点検・管理・操作をおこなっているのが、臨床工学技士です。
 

臨床工学技士

1987年に成立した臨床工学技士法に基づく国家資格になります。
医学の進歩につれて医療機器も高度化し、治療の効率化と安全を担保するため、人体の構造や機能、各種病態などを把握する医学的知識と、医療機器の原理・構造を理解する工学的知識の両方を持って機器を操作する専門家が必要となってきました。多くの医療スタッフが連携して治療をおこなうチーム医療では、最も医療機器に長けた職種として、現代医療には欠かせない存在です。

管理されている輸液ポンプ

 
医学と、工学と、両方の知識が必要なのですね。医療機器は常に進化しているでしょうから、日々の勉強も大変そう。本当に、医療の現場ってスペシャリストの集まりなのだなとあらためて思います。
 

臨床工学技士の主な業務

実際に、どのような業務をおこなっているのでしょうか。比較的イメージしやすい業務をご紹介します。
 

人工透析(血液浄化療法)

血液浄化療法とは、体内にたまった老廃物などを排泄あるいは代謝する機能が働かなくなった場合におこなう治療です。一般的に知られている維持透析治療の他、血漿交換・吸着療法・急性期の透析治療・腹水濾過濃縮再静注など多種多様な血液浄化において、治療の準備から終了まで専門的な知識・技術をもって対応しています。
 

人工心肺装置

心臓手術の際、心臓や肺に代わる働きをする体外循環装置(人工心肺)を操作・管理します。多い時は複数台の周辺機器を同時に使用することもあります。機器の操作だけではなく、使用前の点検も重要な業務です。
 

ペースメーカー

不整脈に苦しむ患者さんはペースメーカーなどの機器を身体に植込む手術をします。そのペースメーカーの状態・情報を「プログラマー」と呼ばれる機器を操作し、医師へ報告する業務をおこなっています。
 
その他にも、機器が安全に使用できるよう日常的・定期的な点検・管理や、院内のスタッフを対象とした医療機器を安全・確実に操作するための勉強会の開催など、医療機器に関する多くの業務があります。
 
医療機器のあるところ、臨床工学技士あり!ということですね。私自身は医療の現場に立つことはないけれど、どんな機械をどのように動かすのか、興味が出てきました! 勉強会で見学させてもらおうかな…?
 

臨床工学技士のやりがい

臨床工学技士はあまり知られていない職業ですが、河北総合病院では機器保守だけでなく、ICU・内視鏡室・心臓カテーテル室等の臨床面においても様々な業務に携わっています。医療機器のトラブル時に病棟や各部署から呼ばれ対応した後に、他職種の方から感謝の言葉をいただくこともあり喜びを感じます。と同時に、人命に直結する機器を取り扱うことが多いので緊張感も常に感じています。医療機器のスペシャリストとして医師・看護師・コメディカルと共にチーム医療に貢献できているときや、血液浄化・心臓カテーテル治療をされた患者さんが無事退院されたときにやりがいを感じています。(入職5年目臨床工学技士)
 

臨床工学科

河北医療財団では、河北総合病院 臨床工学科に20名(男性12名、女性8名)、財団全体では44名の臨床工学技士が所属しております。機器を通じてチーム医療に貢献し、質の高い医療を提供できるよう努めています。
 

【臨床工学科】ページはこちら
透析室・手術室・心臓カテーテル検査室・ICUなどで生命維持管理装置を含む医療機器の保守管理および操作を主におこなっております。様々な医療機器の点検、修理などの管理をするとともに、機器操作、トラブル対応などで医師、看護師、コ・メディカルをサポートし、チーム医療に貢献しております。
【河北透析クリニック】ページはこちら
■診療内容:血液透析(HD)/血液濾過透析(HDF)/血漿吸着療法(LDL吸着療法)/血球吸着療法(GMA)/院内リハビリテーション室における心大血管リハビリテーション
■特色:ベッド数56床(他、隔離対応2床)/1階準個室12床/2階パーテーションあり24床、なし20床/最大受入れ患者数224名/日本透析医学会水質基準に基づく「超純枠透析液」/河北総合病院との連携による急変時対応、シャント手術、各種血液浄化療法も実施/理学療法士による透析中の運動療法/院内介助サービス/無料送迎サービス

 

2021.4.21

 

阿佐美

プロフィール
広報課に2020年中途入社。前職はITベンチャーの企画など。医療業界は初めての28才。趣味は舞台鑑賞・食べること・ヨガ。
 


 
※本記事は、社会医療法人 河北医療財団 広報課の企画編集により制作し、医師など医療従事者の監修を経た上で掲載しています。
※本記事は診療科に関する情報の提供を目的としているものであり、診療・治療行為を目的としたものではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当財団は責任を負いかねます。
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。また、記事の内容はすべての医療機関に共通するとは限りません。予めご了承ください。
※「阿佐美」は、読者の皆さまにわかりやすくお伝えするためのフィクションです。実在しておりません。

 
 
 

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