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環境へのおもいやり

環境活動について

河北医療財団は、1990年、経営方針の重要項目のひとつに「地球環境保全」を打ち出し、97年に環境活動を始め、98年、病院として初めてISO14001環境マネジメントシステム認証(2006年3月更新終了)を取得。2012年、医療業界では初めて「DBJ ビジョナリーホスピタル」の評価認定をいただきました。2015年、環境省主催の「環境 人づくり企業大賞2015」において、環境大臣賞(大企業の部)をいただくなど、当財団の取り組みに対し高評価をいただいております。2008年より、KES環境マネジメントシステムの認証を取得し継続的に環境活動を続けております。

TOPICS 2018

KES環境マネジメントシステム Step2の認証を更新
KESとは、Kyoto Environmental Management System Standardの略で、京都議定書発祥の地、京都から発信された環境マネジメントシステムの規格です。KES規格は、ISO14001の規格と比べ内容や用語がシンプルになっているものの、基本コンセプトは同じで、トップが定める「環境方針」に基づき、管理のサイクル「Plan(計画)-Do(実行)-Check(点検)-Action(レビュー)」を循環させることによって継続的な改善を図るシステムになっています。当財団はこのシステムの高いレベルのStep2の認証を取得して活動しており、2018年度は3年に1度の更新審査をクリアし、認証を継続いたしました。

環境宣言

理念

社会文化を背景とし 地球環境と調和した よりよい医療への挑戦

目的

質の高い恕(おもいやり)のある医療を行うとともに 地域の健康向上に寄与する

標語

あたたかく やさしく 人にも 地球にも
もったいない、我慢する、面倒くさがらない

方針

地球環境保全に取り組むに当たり、人間の存在自体が地球環境問題そのものに他ならないことを強く認識し、それを医療に反映させていく覚悟が必要です。未来の世代との関わりを深めて、子供に豊かな地球環境を残して行きたいとの願いから、私たちは日々関わっている医療の専門的知識と技能を機会あるごとに見直し、世代から世代を越えてよりよい“Quality Of Life”を追求し地球環境保全の実現を図っていきたいと思っています。
医療機関の大切な役割としてその機能に診療と教育があります。日々の診療と、医師の研修教育、看護教育、職員教育、そして地域の人々の参加を得た健康教育など継続的な生涯教育のなかで、人間の生き方・死に方を根源的に問いつつ個々人の生き方と死に方に関する活発な議論と提案が医療の視点に不可欠であると考えます。人間の尊厳を確立する医療を行いたいと考えています。“人間の尊厳”とは“その人らしいこと”その人らしく生き、その人らしく亡くなる医療を実践していくつもりでいます。
私たち医療人 だけでなく、医療を受ける側の人々の参加を得て、財団組織の倫理委員会の課題としても組織としての理念ならびに目的に掲げた地球環境の基軸を取り入れた医療のあり方を求めて継続して論議していきたいと願っています。
また、地球環境問題は個人のライフ・スタイルに極めて密接に関わる問題であります。関係する個人の立場や地域社会を通じて財団組織としての活動をより広く地球環境意識の高揚として伝達していくことも私共の責務であります。
地球環境に調和した医療活動を推進するためには、この理念と目的のもとに環境マネジメント・システムの運用が未来を創造していくために重要となってきます。私たちは環境に関連する法規を順守し、自らの環境目的と環境目標を設定し、日々の活動が環境に影響を与える負荷として環境を汚染する機会を継続的に見直し改善し、省資源と省エネルギーにも努めその予防と抑制に努力していきます。また平素の医療活動を通じて理念と目的に基づいた環境方針を職場においては 周知徹底を図り、人々との連帯の輪を職場から地域社会へ拡大し、その結果として生物多様性及び生態系の保護に至ることに思いを馳せ、自然と共に生きるよりよい社会を築いて行きたいと願っています。

(1999年4月1日、「環境方針」として初出)

河北総合病院は医療サービスにおける環境影響の低減及び環境保護のために、環境マネジメント活動の継続的改善を図り、法的及びその他の要求事項を順守するとともに、以下の項目を環境管理重点テーマとして取り組みます。

1. 環境意識の高揚・教育
2. 社会貢献
3. 省エネルギー
4. リサイクル
5. 廃棄物の適正処理及び減量

この環境宣言は、一人ひとりが環境負荷低減活動を積極的に実践できるように、この環境宣言を全職員に周知するとともに一般の人々が入手できるようにします。また、上記の方針達成のために、目標を設定し、定期的に見直し環境マネジメントシステムを推進します。

制定日 2007年9月1日
改定日 2016年4月1日
社会医療法人 河北医療財団
理事長 河北 博文

私たちの環境活動

環境マネジメントシステム

環境マネジメントシステム委員会で立案され、環境マネジメント・ディレクターの承認を受けた財団の環境改善計画書を基に、各部署の環境プロモーターは自部署の「環境プログラム(年間計画)」を設定し、一年を通じ、部署独自の環境活動をおこなっております。2018年度の環境プロモーターは、60部署から67名が務めました。

活動例:ごみ排出量の削減、グリーンカーテン設置、環境学習など

基本活動

当財団では、廃棄物、エネルギー、排水処理についてのデータを蓄積し、廃棄物・エネルギーデータは、環境マネジメントシステム委員会と環境プロモーターに毎月報告し、恒常的なごみ分別・減量、省エネに活かしております。

【廃棄物の適正処理・減量】
一次分別として、全16種類(紙、新聞、雑誌、カン、ビン、ペットボトル、生ごみ、廃プラ他、感染性廃棄物など)の分別をおこなっております。

外来ホールなどではごみの種別ごとにごみ箱を設置し、病院を利用する方にも分別にご協力いただいております。また、テープの巻き芯の回収・寄付による植樹活動や、感染症廃棄物用リサイクルペール缶の一部採用による途上国の子供たちへのワクチンの支援をおこなっております。

年度 2013 2014 2015 2016 2017 2018
総排出量(t) 698.4 720.3 728.2 734.1 737.9 742.1
リサイクル率(%) 82.7 82.3 77.0 81.5 76.2 69.4

<廃棄物排出量増加の要因>
建物の増築や職員増加と、2015年はコンポストの故障(6か月間)により、期間中、厨芥のリサイクルができなかったことによります。2017・2018年は、紙ごみ処理費用削減を目的とした処理業者変更により、ペーパータオルが一般ごみ扱いとなりリサイクル率が低減しております。

【電気・ガス関連】
当財団では、1997年よりコージェネレーションシステム※を実稼働させ、発電電力と商用電力との電源の二重化により、安定的な電力供給をおこなうとともに、夏場などのピーク電力の抑制にも実績を上げております。
また、財団内施設の省エネ効果が高いと判定された場所について、順次LED照明へと切り替えております。人が頻繁に出入りしないところについては人感センサーや省エネ電球を利用するなど、用途・機能に応じた対応をおこなっております。

<コージェネレーションシステム>
コージェネレーションシステムとは、利用可能な複数のエネルギーを同時に生産し、運転効率を高めることで省エネルギーに役立てるものです。

年度 2013 2014 2015 2016 2017 2018
電力使用量(kWh) 7,349,985 7,259,242 7,334,493 7,127,661 7,378,287 7,522,845
ガス使用量(㎡) 661,939 679,964 694,250 733,933 746,770 744,267
原油換算値 2,605 2,603 2,639 2,634 2,706 2,670

2014年度は、一部空調機を電気式よりガス式に変更。
2016年度は、コージェネレーションシステム故障に伴い、3か月間給湯ボイラーを使用したため、ガスエネルギー使用量が増大しました。
2017年度は、施設増(杉樹ビル)による給湯増を主因としてガス使用量が増大しました。
2018年度は、河北透析クリニックの開設、猛暑による冷房空調使用増により、電気使用量が増大しました。

【その他】
・冷暖房設定温度(夏期:26~28度、冬期:18~22度)、クールビズ・ウォームビズの実施
※患者さんの療養環境を優先しているため、実際の室温は推奨温度と異なる場合もあります。
・パソコンは省エネ効果の高い製品を導入しております。また設置後も吸排気スペースを確保したり輝度調整などの省電力対策に努めております。
・患者さんや来院者の方に優先的にエレベーターをご利用いただき、省エネのため、職員は原則、階段を使用しております。
・感染性廃棄物専用ペール(容器)を使用し、感染性廃棄物の運搬・中間処理における流出や針刺し事故の防止など処理事業者の安全性にも配慮しております。

環境教育

当財団の事業と環境活動との関連性を理解するため、財団職員むけに年数回の環境見学を実施
2018年度:廃プラスチック処理施設(7月)、廃ペットボトル・びん・缶処理施設(10月)、感染性廃棄物処理施設(11月)

当財団で廃出するプラスチックごみ、空ペットボトル、びん、缶、感染性廃棄物は、全て国内で100%リサイクル処理されていることを見学で確認しております。

環境監査

環境内部監査(年1回)と、外部審査機関「特定非営利活動法人 KES(*)環境機構策定の環境マネジメント規格」による外部審査を受け、活動の見直しや改善を図っております。

*KES=特定非営利活動法人 KES環境機構策定の環境マネジメント規格

DBJビジョナリーホスピタル

株式会社日本政策投資銀行(DBJ)が開発した環境評価システムにより、「DBJビジョナリーホスピタル」の認定を受け、「環境配慮に優れた病院」として、受審医療機関の中で最高位ランクBの環境格付融資を受けております。(2017年度)

地域との交流・貢献

【around杉並健康ライフ】
2009年より毎年開催しているaround杉並健康ライフにおいて、環境展示をおこない、地域の方々との交流を図っています。

※2013年度からは、財団内で育成した朝顔の種を来場者に配布しています。

【園芸ボランティア】
地域交流の一環として、園芸ボランティア「シーダ会」の皆様に、財団内の花壇に花を植えていただいています。

【清掃活動】
職員有志による阿佐谷地区及び各病院・施設周辺の道路の清掃活動をしています。

受賞歴

「環境 人づくり企業大賞2015」 環境大臣賞(大賞)受賞

※下記の内容は受賞当時(平成28年4月14日現在)のものです。

この度、我々河北医療財団は環境省主催の「環境 人づくり企業大賞2015」において、環境大臣賞(大企業の部)を受賞いたしました。(平成28年4月14日付、環境省発表)

環境大臣賞は「地球環境と調和した企業経営の必要性を認識し、その実現のため自ら進んで行動する自社の社員の育成に係る取り組み」を行う企業に与えられるもので、当財団は最も優れた取組みを行う企業として評価されました。

私たちの活動の特長である、財団内の全施設・全部門に配置される“環境プロモーター”を中心とした全員参加の環境活動を今後も継続してまいります。

環境マネジメント委員会委員長 河北 惠男
環境マネジメント・ジェネラル・マネジャー 青柳 慎介

■評価された取組み(環境省より)

    1. 医師、看護師、技師、事務員による全員参加型の活動を展開している。
    1. 本業に関わる医療廃棄物の排出削減だけでなく、生ごみ等の循環型リサイクルの取組みを通した教育を行っている。
    1. 社内報「環境ニュースISOS」は内容が充実しており、職員の環境意識向上に寄与している。
  1. アラウンド杉並でのパネル展示や環境ウォーキング等の取り組みを通した地域住民との交流を積極的に行っている。

 

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