第43回 日本死の臨床研究年次大会で訪問看護ステーションから2題の演題発表

第43回 日本死の臨床研究年次大会で訪問看護ステーションから2題の演題発表

11月3日、4日に神戸で開催された死の臨床研究会に今年も訪問看護ステーションからエントリーしました!

① ポスター演題【看取り/一般病棟、自宅】
「持続する喀血のがん終末期患者の退院調整と自宅看取り支援における診療看護師の役割」矢尾知惠子
血痰を主訴に受診したところ即日入院となり肺がんと診断された患者の自宅へ帰りたいという希望に沿って、短時間の中で退院調整と自宅看取りをおこなった症例を通して、診療看護師として学んだ知識や対応について報告した。

② ポスター演題【コミュニケーション/意思決定支援】
「18歳の息子と父親へ意思決定支援で生じた倫理的葛藤について」船浪紀子
青年期に再発し死亡した症例の訪問看護を経験し、患者、家族の意思決定支援の過程において倫理的葛藤が生じ、苦労したケースを振り返り学んだことを報告した。

 今年もたくさんの事例検討が発表されており、どれも臨床的には悩ましく、困難な状況の中で医療者が患者・家族の最善をめざして努力するチームの姿を目の当たりにし、モチベーションと勇気をいただきました。

日本死の臨床研究年次大会で訪問看護ステーションから2題の演題発表


2019年11月25日 河北家庭医療学センター: お知らせ