
【報告】天本宏講演
「人生100歳の時代における認知症」
2022年9月26日(月)、多摩市中部地域包括支援センター・UR南多摩住まいセンター共催の講演会にて、当財団理事長相談役の天本宏がお話いたしました。
テーマは「これからの時代をどう生きるのか 人生100歳の時代における認知症」。
高齢者医療の医師として従事すること40年余り、自身も79歳を迎えて「後期高齢者」となった天本が、これまでの自身の経験から得られた知見をお伝えいたしました。
「学校を出て社会人として働く時間が45年とすると10万時間相当になります。そして定年後20年生きるとすると、その自由な時間も10万時間。つまり老後の時間は現役時代と同じくらい長いのです。そんなに長生きしたくない、と思っても、医療が発展し長寿化した時代ではなかなかお迎えも来てくれません。長い老後をどのように充実させ、自分らしく生きるのか。自分自身で生き方を考えることが大切です。少しでも健康寿命を延ばせるように自己管理することも大切ですし、体の不具合が出たら医療や介護などのサービスを上手に利用することも大切です。そして、最期はどのような医療を受けたいのか、受けたくないのか、言葉にしておくことも重要です。私もこの歳になって自分ごととして捉えるようになりました。自分を変える薬はありません。自分で変えるしかないのです。ぜひみなさんも早いうちから色々と情報収集をし、健康管理などの生活習慣を重視し、認知症に限らず正しい知識を身に付けて、老いをポジティブにとらえていただければと思います」
講演後、参加者のみなさんからは認知症の受診に関する質問や、自身の老いについての感想など、多くの反響をいただきました。
ご参加いただいたみなさん、主催者のみなさん、ありがとうございました。
(於:貝取・豊ヶ丘団地)
2022年9月28日 カテゴリー(財団): イベント・講座。
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