紫外線と薬

紫外線と薬

天本病院 薬剤師です。

光線過敏症とは普通なら問題のない程度の日光や紫外線にあたり、皮膚が過敏に反応して起こる皮膚炎のことをいいます。皮膚が赤くなったり、ぶつぶつができる、かゆみが生じるなどの症状があげられます。
この光線過敏症の原因の一つに薬剤によるものがあります。
原因となる薬剤の代表的なものはニューキノロン系と呼ばれる抗菌剤や利尿剤の一部など、内服薬でも起こります。
服用開始後1~2ヶ月後に発症することが多いといわれています。
また、痛み止めのケトプロフェンを含有する湿布剤や塗り薬でも起こります。湿布をはがした後、4週間程は日に当たらないように気をつけましょう。
これからの季節、ベランダや庭での洗濯干しや近所への買い物の際には日焼け止めを塗るなど、なるべく日光に当たらないように気をつけてください。

あっぱれ 2019年春号掲載

 


2019年4月18日 カテゴリー(天本病院): 医療コラム

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