![認知症はじめて教室(ケア編)</br>](https://kawakita.or.jp/aisafetynet/wp-content/themes/amamoto/images/cat/amamoto_post.jpg)
認知症はじめて教室
(ケア編)
みなさん、こんにちは。
天本病院「認知症はじめて教室」スタッフです。
新型コロナウィルス感染対策のため、現在教室の開催を休止しております。
そのため、今回はホームページにて、認知症の方がより安心して暮らすための生活の工夫について、ご紹介させていただきます。
こんなことが頻繁に起きて困っていませんか?
「日付や曜日があいまい」
「探しものが増えた」
「同じことを何度も聞いてしまう」
「よく作っていた料理が作れなくなった」
「鍋を焦がした」
このような工夫があります
①日時や場所の認識が、あいまいになる(見当識)
POINT
本人が見て、わかりやすいカレンダーや時計を使うと良いでしょう(例えば、日めくりカレンダー、デジタル時計など)。その日が終わったら、カレンダーに印をつけていくのも良いでしょう。
②覚えることが難しい(記憶力)
POINT
メモやカレンダーを活用しましょう。メモに書き、冷蔵庫やテーブルなど、目につく場所に貼っておくと良いでしょう。決めたカレンダーに予定を書き込むようにして、一ヶ所で予定を管理するのもおすすめです。
③一度に複数のことに意識を向けることが難しい(注意力)
POINT
日頃から、ひとつずつ取り組むように心がけたり、複数のことに取り組むときには、気づけるアイテム(タイマー、メモ書きなど)を用意したりすると良いでしょう。
④段取りを考え、効率よく行動することが難しい(遂行機能)
POINT
本人に困っている様子があれば、周囲がさりげなく次に行うことを伝えましょう。
⑤思い出すことが難しい(記憶力)
POINT
大切なものは一ヶ所にまとめておくと良いでしょう。例えば、鍵や保険証などを、透明なポーチに入れておくと、見た目にもわかりやすいです。また、出かける時にいつも使っているカバンに、ひもで結んでおくのもおすすめです。
ご相談はお気軽に
診断の前と後で、急に人が変わるわけではありません。それまでの生活も、工夫しだいで続けることができます。信頼できる人やサービスと少しでも早く出会えるように相談してみましょう。
お問い合わせ・ご相談
天本病院 042-310-0333(8:30-17:00 月-金)
2021年9月2日 カテゴリー(天本病院): 医療コラム。