【開催報告】小多機はじめて教室
2019年3月24日(土)あいフィットネスサロンさくらにて※もっと元気が出る講座『小多機はじめて教室~これは便利!!小規模多機能型居宅介護の柔軟なサービス~』を開催しました。
第1部は河北医療財団 多摩事業部 小規模多機能型居宅介護サービス担当科長 竹迫 輝之と当事業部が運営する各小規模多機能施設のスタッフによる講義と事例発表を行いました。
当事業部には、あい小規模多機能施設かりん、あい小規模多機能施設おきな(サテライト)、あい小規模多機能施設ほたるの3つの小規模多機能施設があります。
始めに、「小多機」の概要についてご説明いたしました。小多機とは小規模多機能型居宅介護サービスの略です。施設に入居するのではなく、地域密着型サービスのひとつとして在宅での介護を支援します。利用できるのは、事業所と同一市町村にお住まいの方です。ひとつの事業所で「通い」「訪問」「泊まり」のサービスを、必要に応じて組み合わせて提供でき、利用者さんの登録定員が29名以下、通い定員18名以下、泊り定員9名以下と少人数なことが特徴です。
小多機の利点・欠点についても対比してお話ししました。例えば、小多機と契約した場合、それまでのケアマネジャーとの契約が解除され、小多機のケアマネジャーに変更となります。その分、連絡窓口の一本化により急な通いや泊りなどの調整が迅速にできる利点があります。また、料金は定額なので安心して利用できますが、包括料金なのでサービス費の単位が高く、訪問看護や福祉用具などをたくさん使われている方は、自費が発生することもあります。
その他、よくある質問についてお伝えしました。訪問診療や訪問看護、ご家族などとの連携があればお看取りまで対応可能なこと、認知症の一人暮らしの方やご家族の仕事が変則的な方など、どういった方が小多機に向いているかなどご説明しました。
最後に独居や老々介護の方、介護離職を防いだ事例など寸劇を交えてご紹介しました。
第2部はあいフィットネスサロンさくら 松本 暢子による笑いヨガを行いました。松本は日本笑いヨガ協会認定笑いヨガリーダーの認定を受けており、あいフィットネスサロンさくらのプログラムでも笑いヨガを取り入れています。笑いは血行が良くなる、ストレスホルモンが減少するなどさまざまな健康増進効果が認められています。参加者全員で椅子を丸く並べ、顔を合わせながら笑いヨガを実施しました。
アンケートでは、「色々な事例を寸劇で紹介してくださりわかりやすかった」「デイサービスと小多機の違いが分かった」「久々に大笑いできました」「笑いの効果を確認した。気分転換に良い」などのご意見を頂戴しました。
ご参加されたみなさん、ありがとうございました。
※もっと元気が出る講座とは…あいセーフティネットが市民の方向けに行なっている、健康に関する講座や、住み慣れた地域で最期まで暮らしていくにはどうすればよいかなどを講義する講座。
河北医療財団 | 日付: 2019年3月26日 カテゴリ:3月セミナー・イベント, イベント・講座, 多摩エリア