河北総合病院 臨床研修の理念と目的

policy

病院の理念と目的

理念

社会文化を背景とし 地球環境と調和した よりよい医療への挑戦
恕(おもいやり)・信頼

目的

質の高い恕(おもいやり)のある医療を行うとともに地域の健康向上に寄与する
最終確定診断ができる病院 第一級の臨床研修教育

河北総合病院の臨床研修

理念と目的に沿った活動をするために地域医療に対する支援と、地域並びに組織教育機能の充実が私どもの組織の方針です。

私の医療に対する基本的な姿勢が三つあり、第一は医療に従事する全ての人たちが自分は毎日素晴らしい仕事をしていると実感して欲しいということ、第二は医療の民営化、第三は医療経済的基盤を確立することです。この第一の課題には前提条件が三つあり、一つはその仕事が社会にとって必要不可欠であるということ、二つ目は医療を利用する側の人々の満足があって、初めて提供する立場の納得が得られること、そして、適切な経済基盤があることの三つが前提条件になります。

さらに、民営化というのは地域に立脚した医療機関そのものに権限と責任をもたせることが民営化であります。社会保障は社会生活の安心を確保し、所得再配分をおこなうことですが、その観点から必要な医療を提供するためには適正な医療費の確保が必要であるということが前述の経済基盤の確立となります。

最後に、私どもの組織は組織全体で地球環境保全に取り組んできました。その基本的な姿勢として人間の存在と環境問題との関わりが最重要であると認識しています。人間の生き方全ての過程で直接関与する医療から、“よく生き、よく死ぬ”という、人間の生き方に関する議論と提案をしていきたいと思います。

また、環境問題は一人ひとりのライフ・スタイルに極めて密接に関わる問題でありますから、職員だけでなく医療を利用する立場の人々とともに環境保全へつながる活動を展開して行きたいと思います。その精神は他者への恕(おもいやり)であり、合い言葉は「あたたかく やさしく 人にも 地球にも」です。

教育の理念・方針

当院の「教育」の目的

教育委員会では、「教育」すること、「人材開発」することの真の目的を明確にする作業から始め、一つの教育理念に辿り着きました。組織としての「教育」は、「自立した自己として職員が成長することを支援する」ことであり、教育を通して一人ひとりの職員が「自分は素晴らしい仕事に従事している」という満足感、充足感を実感することが重要であると考えます。

知識、技術、態度はもとより職員一人ひとりが充実していることが、結果的に患者さんおよび地域の方々にとっての信頼・安心に繋がっていくとの信念に基づいています。

教育理念・方針

教育理念・・・自立した自己として職員が成長することを支援する。
教育方針・・・社会的資源としての人材を育成する。

組織理念の浸透
専門職としての質の向上(知識・技能・態度)
自ら考え行動する個人の育成