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2018/7/23

河北健診クリニックにおける胸部レントゲン画像の異常所見の見落としによる肺がんの適切な治療機会を逸した事案について

 杉並区より区民健診の受託を受けております、社会医療法人 河北医療財団 河北健診クリニックにおきまして、受診された方の肺がんを疑う陰影の見落としが4月18日に確認されました。
 受診された方はその後、脳梗塞を発症され、ご家族のご希望により他院で治療を受けられていたところ、5月下旬に肺がんとの確定診断が下され、誠に遺憾であり、残念ではございますが、治療の甲斐なく6月下旬 ご逝去されました。
 お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族ならびに関係者の皆様に多大なご迷惑とご心労をおかけしておりますこと心から深くお詫び申し上げます。
 本件を受け、2014年から杉並区の肺がん検診を受診した計9,424名のレントゲン画像の再読影を放射線科専門医がおこない、44名の方に対し、河北健診クリニックで精密検査を受診していただくようご案内をしております。
 今回の調査により、本事案については、健診業務そのものの根幹に係る問題を包含していることが明らかになりましたことから、河北健診クリニックのみならず河北医療財団全体の問題として捉えております。地域医療への貢献を標榜する医療機関として、皆様の信頼を損ねる結果となり、誠に申し訳ありませんでした。深く反省し、財団全体として職員一丸となり再発防止に努めてまいります。

【お問い合わせ先】

■受診者専用電話
河北健診クリニック 03-5377-2811
月曜~土曜日 ※日・祝除く 受付時間 9:00~17:00

■マスコミの方
河北医療財団 広報課 03-3339-5724
月曜~金曜日 ※土・日・祝除く 受付時間 9:00~17:00

2018年7月17日
社会医療法人 河北医療財団