のどが渇く原因とは?何かの病気?対処法なども解説いたします!

異常にのどが渇くが病気の可能性がないか心配

そのように悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かにのどがものすごく乾いてしまうと病気の可能性がないか心配になってしまいますよね。

当記事では、上記の悩みを抱えている方に向けてのどが渇く原因や対処法、病気の可能性について紹介します。

のどが渇きやすく病気なのかどうか不安がある方は、病気の可能性があるかを詳しく説明しているのでぜひ参考にしてみてください!

この記事のまとめ
  • 喉が渇く原因は病気からストレスまでさまざまなものがある
  • のどの渇きが慢性的に続き、多尿や多飲があれば糖尿病の可能性もある
  • 水分の摂り方を意識すれば喉の渇きはすぐに対処できる
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目次

喉が渇く原因

なぜ喉が渇くのか気になる方もいるかもしれません。

喉が渇く原因は次の5つであると考えられています。

・かぜ・発熱

・脱水症状

・薬による副作用

・バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

・ストレスなど心因性原因

かぜ・発熱

かぜをひいて発熱すると、体内の水分が汗や呼吸によって失われやすくなるため、普段以上に喉が渇きやすくなります。

また、かぜによる鼻詰まりで呼吸がしにくくなるため、口呼吸になりやすいことも、喉の渇きを誘発する原因です。

体内の水分が失われやすい状態にある発熱時には、のどの渇きに合わせて水分を摂るとよいです。

脱水症状

体内の水分量が足りなくなると、口腔内の水分も失われるため、喉が渇きやすくなります。

喉が渇いているタイミングの場合、脱水症状としては初期段階です。

脱水症状が進むと意識を消失するなどして水分が自力では取りにくい状況となります。

なるべく早く、水分を摂ったほうがよいでしょう。

薬による副作用

副作用によって喉の渇きを誘発する薬は多数存在します。

有名なものですと、抗コリン作用を持つ抗アレルギー薬、高血圧の薬、抗うつ薬などです。

ほかにも交感神経遮断薬や睡眠薬の一種であるベンゾジアゼピン系なども副作用に喉の渇きがあります。

これらの薬を服用している方は薬の副作用で喉が渇いているのかもしれません。

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

バセドウ病は甲状腺機能亢進症とも呼ばれ、甲状腺が活発に活動した結果、血中に甲状腺ホルモンが多く分泌されて発症します。

甲状腺ホルモンが増加することで、熱産生が増加するため、汗を大量にかきます。

その結果、喉が渇きやすくなるのです。

ストレスなど心因性原因

ストレスものどの渇きの原因の1つです。

ストレスや極度の緊張状態は交感神経を刺激します。

交感神経が興奮状態になると、唾液の分泌量が減少して喉が渇きやすくなります

また、喉が渇いたタイミングで水分を持っていないなどの理由で水分補給ができない場合、ストレスホルモンがどんどん分泌されて、さらにストレスが増え、喉も乾くのです。

緊張しているときや興奮状態にあるときの一時的な喉の渇きはストレスや心因性の可能性が考えられます。

喉が渇くときの対処法

水分補給

喉が渇いたならば、まずは水分補給をしましょう。

このときに冷たい水を飲んでいても、喉の渇きは潤いません。

水分が体内に吸収させれなければのどの渇きは潤わないのですが、体温よりも冷たい水では体内になかなか吸収されないためです。

腸からの水分吸収を高めるために、摂取する水分は常温程度の温度の水分としましょう。

一度にたくさん飲んでも吸収されずに尿として体外へ出てしまいます。

そのため、水分補給はこまめに行いましょう。

糖分や塩分の過剰摂取

また、糖分や塩分の過剰な摂取は、高血糖や高ナトリウム血症を引き起こして、さらにのどが渇きます。

糖分は腸内からの水分吸収を促すため、摂取しておきたいものですが、摂りすぎには注意しましょう。

さらに、アルコールやカフェインは利尿作用があり、喉の渇きを促します。

喉が渇いている時にアルコールやカフェインでの水分摂取は控えましょう。

頻繁に喉が渇く病気は糖尿病かも?他の症状がないかも注意!

水分を摂ってものどが渇く、喉が頻繁に乾くという場合には、糖尿病の可能性もあります。

糖尿病とはインスリンの作用不足によって、高血糖が慢性的に続く病気です。

糖尿病になると、喉の渇きにくわえ、たくさん水分を摂る多飲、それに伴い尿の回数が増える頻尿が症状として挙げられます。

重度の糖尿病になると末梢神経障害や、網膜の障害で目が見えなくなったり、腎臓の障害が起こったりします。

喉が渇く以外にも上記の症状があれば、一度医療機関で相談されることをおすすめします。

喉が渇く原因についてよくある質問

のどが渇く原因について、気になることがさまざまあるかもしれません。

ここでは、喉が渇く原因についてよくある質問をまとめました。

・いくら水を飲んでも喉が渇く原因はなんですか?

・喉が渇くのにトイレが近い理由は何ですか?

・更年期の症状として、のどが渇くことはありますか?

・風邪の治りかけ

のどが渇く原因について疑問がある方はこちらも参考にしてみてください。

いくら水を飲んでも喉が渇く原因はなんですか?

さまざまな原因が考えられますが、もっとも考えられるのは水分補給をされている飲み物の影響かもしれません。

例えば、喉が渇いたからといってスポーツドリンクなど糖分が多く含まれるものばかり飲んでいたり、冷たい水分を一気に飲まれていたりすれば、なかなかのどの渇きは潤いません。

まずは、常温程度の水や麦茶をゆっくりと飲んでみましょう。

それでものどが渇き続けるという場合には、糖尿病などの病気が関係している可能性も考えられるでしょう。

喉が渇くのにトイレが近い理由は何ですか?

水分をたくさん飲んでいることで、トイレが近くなっているのかもしれません。

特に、糖尿病の場合は症状の1つにも多尿があり、病気が関係している可能性も否定できません。

また、冷たい水分を一度に飲むと、腸内で吸収されずそのまま尿として排出されてしまうため、これが原因の可能性もあります。

更年期の症状として、のどが渇くことはありますか?

更年期になると女性ホルモンの分泌量が減りますが、その影響を受けて唾液の分泌量も減ります。

そうすると、口腔内が渇きやすくなり、常に喉が渇きやすくなってしまうのです。

のどの渇きに加えて更年期特有の症状が見られた場合には、更年期によるのどの渇きかもしれません

風邪の治りかけ

発熱が治まったり体調がよくなったりすると突然喉の渇きを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

風邪は症状がよくなってきたとしても完治していなければ症状は少なからず残っています。

辛い時期を脱したことで、喉の渇きが気になりだしているという可能性もあります。

また、鼻水や咳などが続いているとまだ、口腔内は乾燥しやすいので、喉は乾きやすいといえます。

風邪の治りかけはまだまだ無理をせずに適度に水分を補給していきましょう。

喉が渇く原因 まとめ

喉が渇いている時は、身体が水分を欲しがっているサインといえます。

我慢をせずに、常温の水分をゆっくりと摂るなど飲み方を工夫しながら水分補給をしましょう。

また、水分を補給してものどの渇きが改善しないという場合には病気の可能性もあります。

のどの渇きが一時的ではなく、慢性的に続いているという場合には医療機関の受診も検討してみましょう。

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