【インタビュー】作業療法士(新卒から5年後)

今回は、天本病院の作業療法士、鶴岡さんのインタビューをお届けします。新卒で入職してから5年。老人保健施設から病院に異動になり、次なるステップに進んだ現在の想いを語ります。動画では実際の現場の様子などを詳しくご覧いただけます。(動画:4分40秒)

これまでの経歴について教えてください

北里大学を卒業し、新卒で作業療法士として入職しました。最初は、あい介護老人保健施設のデイケアで 4年間経験を積みました。昨年から天本病院に異動になり現在は回復期リハビリテーション病棟に勤務しています。

就職先にあいセーフティネットを選んだ理由は?

もともと歴史やおじいちゃんの昔話を聞くのがとても好きだったので、作業療法士になった時から老年期リハビリテーションを勉強したいと思っていました。ここを知ったきっかけは、学校の授業であい老健に研修に行った仲間の報告を聞いて、楽しそうと思ったのが最初です。

その後、大学4年生の時に説明会に参加して、 先輩たちから色々な話を聞いた時に印象がすごく良くて、実際に活動の雰囲気も感じることができました。

就活では6-7か所見学に行ったのですが、その中でも特にあいセーフティネットは、高齢化率の高い多摩ニュータウンにあったので、老年期リハを学ぶのに良い環境だと思いました。また、ここなら、介護施設や病院、訪問リハまで事業所があって、地域に根差した医療や介護が充実しているのもポイントでした。何より、先輩の話を聞いて、仕事の自由度も高くて純粋に楽しそうだなと思ったのが一番の理由です。

実際に仕事を始めて、どうでしたか?

最初は老健のデイケアに配属されましたが、未経験だったので自分のリハ職としてのレベルもわからず、これでよいのかと戸惑うことも多かったです。でもそのかわり、プリセプターのOTの先輩がマンツーマンで手取り足取り教えてくださいました。先輩とは密な関係が築けて、そのサポートの中で自分のペースで成長できたという感じです。

デイケアでは、自宅から通ってくる方が対象なので、毎日の暮らしに密着したリハビリが学べました。病院から退院されてきた方のリハビリ計画書を作成しながら、その方がご自宅でこれからどのように生活していきたいか、そのためにはどんな支援が必要なのかを考えて動くことが学べました。

現在の病院での業務を教えてください

回復期リハビリテーション病棟では、365日リハビリを提供します。天本病院はリハ室も広くて明るいのがいいですね。ADLシュミレーターなどを使用しながら具体的に細かく患者さんの評価を進めていきます。例えば病棟ではシャワーだけ使用していた方が、退院を見据えて、おうちのお風呂に入れるような設定にしよう、とかですね。

現在、私の担当患者さんは5人で、それ以外に代診もあります。1日平均7人程度のリハビリを担当しています。入退院の調整のための情報提供や、リハビリ計画書の更新などの事務仕事も毎日あります。

また、回復期リハビリテーション病棟は特にリハ職が多いので、ここで同期と再会し、患者さんのことから後輩への指導まで、気軽に相談できるのがうれしいです。

病院は医師や看護師や介護職、相談員など多職種との関りも多いので、同じ目的に向かってみんなで情報共有しながら連携することも大切にしています。

ワークライフバランスはどうですか

普段は定時で帰れる時もあれば、1時間程残業することもありますが、休暇はしっかり取れる環境にあるので、働きやすいと思います。事前に上長に相談しておけば調整していただけるのでありがたいです。私も旅行が好きなので、休みの日はしっかりリフレッシュするようにしています。

今後の目標は

上司からは老健時代の経験を活かして、患者さんの退院後の生活を見据えた支援を期待されているので、それに応えられたらと思っています。また、私の好きなことを活かしながら、OTとしての専門性を高めていきたいと思っています。


あいセーフティネットでは、作業療法士をはじめ、理学療法士や言語聴覚士など一緒に老年期リハビリテーションの現場を支えてくれる仲間を募集しています。
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(2023年3月取材)