【研修ブログ】高齢者虐待防止について考える

2021年11月2日

「気をつける」ことより「気づく」ことが大切

去る10月に、介護職員を中心とした「高齢者虐待防止研修」を開催いたしました。

高齢者の生活に一番身近で寄り添っている介護職員は、当財団では一番人数が多く、
3回に及渡る研修に参加した人数は、オンラインでの参加者を含めて120名を超えました。

今回は公認心理師でいらっしゃる佐藤美和子先生をお招きし、「基本的人権の尊重、患者 ・利用者さんの尊厳について考える」 をテーマにご講義頂きました。

▲公認心理士 佐藤美和子先生

講義内容は、虐待防止の基礎知識から具体的な事例まで幅広く、
「気をつけることも大切ですが、”気づくこと”がもっと大切」とお話を頂きました。

質疑応答では、先生に直接お話を伺る貴重な機会とあって、様々な質問が寄せられたうえ、
この講義を通して感じたことも発表するなど、受講者全員で想いを共有することができました。

また、参加した職員からは以下のような声が寄せられています。

「改めて虐待とは何かの確認が行えた」
「実例を挙げての説明だったためとてもよく理解できた」

虐待防止については、基礎知識も含めて繰り返し学習し、日々の業務において心掛けていくことが大切です。
今回の研修は動画にも記録し、今後の反復学習に役立てていきます。