【研修ブログ】ネットワーク研修
(天本病院看護介護部主催 /東京都ナースプラザ共催 )

天本病院にて東京都ナースプラザとの共催で医療従事者向けのネットワーク研修が開催されました。

天本病院 看護介護部部長が開催の挨拶を行い、講師には認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)の山口育子理事長をお招きしました。

講演テーマは「患者と医療者の協働」。

COMLは電話相談、模擬患者、病院探検隊、講座等設立されてから30数年一貫して患者の視点で活動をされています。患者さんからの相談について「説明不足」、「対応がいい加減」、「話や思いを聴いてくれない」などの相談が寄せられるそうです。

このうち説明不足に関しては患者さんに詳しい専門的な説明を長時間かけて実施しても、一部しか理解できていない、記憶に留まらないと指摘。

「口頭での説明には限界があります。全ての説明を記憶することができず説明不足と感じる患者さんがいます。医療者は、患者さんに文書を渡したり、メモを取ることを勧めたりするなど内容を言語化する努力が求められます」とお話をされました。

また、医療者に望むコミュニケーションの基本は「笑顔」「まなざし」「ことば」。

特に適切なことば遣いや、不安・不信感を回避する“ひとこと”の大切さを強調し聴く姿勢ともう一歩踏み込むコミュニケーションについて説明されました。

私たち医療者にとって少なからず思い当たることがある講演内容で勉強になりました。

 

天本病院だけでなく都内35の病院等をオンラインで繋いで開催し、リハビリ職も多数参加しました。

認定NPO法人 ささえあい医療人権センターCOML(コムル)
https://www.coml.gr.jp/