【介護職ブログ】新人と成長

2021年4月7日

 

こんにちは。介護職代表のハラです。

春は「出会い」の季節。
この4月から介護のお仕事をされた皆さん、おめでとうございます。そして仲間になってくれてありがとう。
緊張しながらも、聞き漏らさず学ぼうとする新人さんの表情は、私たちにも良い緊張感を与えてくれます。

だいぶ前の話、私の所に新卒さんが配属された。
当時の流行りは「腰パン」。そこから指導です。
背伸びをすれば、お腹が見え、しゃがめば下着が見える…。困ったくんが配属されたものです。
ただ、何を指導しても「ハイ。ありがとうございます」と気持ちよく返事ができるのです。
「ハラさん、考え事ですか?後で伺った方が良いですね?」等、その場の雰囲気を壊さず声をかけられるのです。
移乗、患側・健側、仰臥位・側臥位…何を説明しても、学んできているはずなのに初めて聞くかのように「ハイ。ありがとうございます」と新鮮に聞き、メモを取っている。おいおいそこからか…?
それからの吸収力は凄まじく、「記憶力」と「わからない事や疑問に思った事は、必ず確認する」。10年以上経った今でも変わらない。
新人育成・副主任・主任・係長と順調に成長し、今では一つの事業所を運営できるまで大きくなった。
彼のように学び、それを吸収しようとする力とそれを活かすことができれば、きっと介護業界の未来も明るいはず。
ついこの前も「ハラさんこの文章なんですけど、こう解釈して良いんですよね?」と介護報酬改定の読み込みをして、早速「確認」の電話がやってきた。「大丈夫」と彼の考えに背中を押してあげることも、あとどれくらいあるのだろうか。

そうなんだよね。初めは誰でもが素人。そして新人の頃があって、今がある。
だから新人の頃を、ちょっと思い出してみる。