【介護職ブログ】あい介護老人保健施設20周年

2021年10月19日

 

こんにちは。介護職代表のハラです。

あい介護老人保健施設は、2001年11月1日に開設。今年は20周年。私は開設する1か月前の入職なので、私も在職20年となる。少しだけ振り返ってみたいと思う(この間、事業所間異動もあり現在となる)。

入所150床・通所リハ50人定員は今も変わらず。当時では珍しい、入所は6つの「ユニット」に分け、職員を配属。介護記録を早い段階で介護ソフト導入、職員の情報回覧もグループウェアを利用し、介護職も当たり前にパソコンを利用する。それまでの職場との違いに慣れるまでは大変苦労したことを覚えている。

職員の3割程度が法人内異動、3割程度が新卒採用、そして残りは中途採用者であった。開設までの1か月間、経験も様々、会話もしたことのない職員が集合し、チームを作る過程を経験したことはその後にも活かされている。一つ一つの事項を話し合い、ユニット時間・業務スケジュール・マニュアル作成・帳票類準備・朝礼/夕礼で各部署の進捗確認をする。「安心してご利用者を迎えるためにどうすれば良いか」と同じ目的で、職員一人一人が精一杯「応えたい」という気持ちでいたと思う。「ケアの基本方針」を多職種で作成したのだが、「目指したい介護とは?」と問いかけられ、言葉につまってしまったことを思い出す。

介護職は入浴・排泄・食事介助の繰り返しで、職場環境に合わなければ転職をする方も多かった時代。介護職が数年先を考えて「想像する」「計画をして実現するための方策を考える」、ご利用者一人ひとりにケアプランが存在するように、職員一人ひとりにも「介護職プラン」が必要であると学んだ。その後、介護職の職務要件(キャリアパス)が作られるきっかけとなった出来事である。

そして「痴呆症」から「認知症」と名称が変更されたのも開設してからなので、介護の世界はこの20年で大きく変化したとも言える。

これからは、介護人材に対して「外国人の雇用」は当たり前、「ICT活用による職員負担軽減」不測の事態に対応できるように「BCPの作成」等、介護職の働く環境は変わっていく必要がある。これから20年先はどんな時代が来るのだろうか…。