ボランティアさんの声

ボランティアさんの声

あいセーフティネットの事業所で、実際にボランティアとして活躍されている方をご紹介します。

天本病院

竹原 様 (79歳)

仕事内容

入院患者さんの傾聴、デイケアのレクリエーション補助、撮影モデルなど

頻度

週1回、2時間程度

メッセージ

「定年退職するまで、天本病院の薬剤師として働いていました。いろんな患者さんをお見かけしましたが、少し退屈しているような方や、お名前をお呼びしても反応のない方がいて、もう少し何かのかたちで関われたらいいなと思っていました。ただ当時は自分の業務もあるし、介護職の方などもみんな忙しいのは知っていたので、どうにもできなくて。

退職後に時間ができてから、あい介護老人保健施設のボランティアを始めました。デイケアの利用者さんと一緒にいろんなところに出かけたり、とても楽しかったですね。

その後、孫も生まれたのでお休みしていましたが、3年程前に傾聴の講座を受けたのがきっかけで、今度は天本病院にボランティアとして戻ってきました。傾聴というのはなかなか難しくて、教本を読んで分かったような気になってもダメで、できていないことが多いですね。まだまだ未熟ですが、自分だったらこういう風にしてもらいたいな、ということは気をつけています。患者さんのお話を聴いていると、私の方が元気をいっぱい頂くんですね。みなさん、それまで立派な人生を送ってこられているので、お話するのが楽しい。ああ、この方がこんなお仕事をされていたんだな、とか。

今はコロナの感染対策のため病棟の傾聴ボランティアはできず、デイケアのお手伝いをしています。これからも、少しでも利用者さんや患者さんの力になれればいいなと思います」

 

(2022年6月談)

 

あいフィットネスサロンさくら

堤 様(88歳)

仕事内容

デイサービス(通所介護)にて、椅子の消毒、洗濯物たたみ、アイロンがけ、事務作業(封筒のあて名書きや押印、用紙の裁断など)

頻度

週1回、1時間

メッセージ

「地域包括支援センターの方に勧められたのがきっかけで、ボランティアを始めました。『うちにずっといると衰えちゃうから、社会参加してみては?』と言われて。

昔からマザー・テレサにあこがれていたんです。博愛の精神で民に奉仕する姿が素晴らしいなと思っていました。

私にとってボランティアは奉仕の時間。88歳になってもできるお仕事があるというのはいいものですね。

バスに乗って毎週ここまで通っていますが、生活のリズムも整うし、自分自身の健康づくりにも大いに役立っています。

出かける時は、7階の自宅から階段で登り下りをしているんですよ。外に出るときれいにしようと身なりにも気を遣いますから、張り合いになります。亡くなった主人がいつも、女性はきれいにしていなければと言っていたので、心がけるようにしています。

さくらでは、前半は利用者の方と一緒に体操のプログラムに参加し、その後、椅子の消毒や事務作業のお手伝いなどをしています。やることは色々ありますから、スタッフの方に聞きながら。

こうして健康でいられることに毎日感謝しています」

   

(2022年4月談)

あいクリニック デイケア

ボランティアサークル 絵手紙くるくる 様

仕事内容

デイケア(通所リハビリテーション)にて、利用者さんに絵手紙のレクリエーションプログラムの提供

頻度

月1回、1時間

メッセージ

「6年以上前から、あいクリニックのデイケアで絵手紙の楽しさをお伝えしています。私たちのサークルでは、絵手紙を通じて地域のみなさんと交流することを大切にしています。

他にも学童や福祉施設などでもボランティアをしています。最近はコロナ禍であまり活動ができないことが多かったのですが、また再開できて嬉しいですね!」

   

(小谷様、緋田様、太田様 2022年4月談)

 

一般社団法人 昭和会館 菊池 様

仕事内容

デイケア(通所リハビリテーション)にて、利用者さんと囲碁の対戦

頻度

月2回、2時間程度

メッセージ

「社会貢献や福祉活動を行っている昭和会館の会員で、囲碁をやっています。その中でボランティア部会があり、先輩がこちらのデイケアでボランティアをしていました。私はその後を引き継ぐ形で、7-8年前より定期的に来るようになりました。この場所がまだ天本病院だった頃、昭和記念会館が支援していたこともあったようですから、長いお付き合いですね。社会貢献と、自分自身の楽しみとしても続けています」

(2022年4月談)

桜ヶ丘いきいき元気センター(元気塾)

天野 様(86歳)

伊藤 様(90歳)

仕事内容

利用者さんの見守りや誘導、椅子の準備、消毒

頻度

週1回、2時間

メッセージ

いきいきセンターは、多摩市が運営する通所型短期集中予防サービスです。ボランティアのお二人は以前このサービスを利用しており、卒業と同時にボランティアを始められました。

天野様「転んで腰を痛めたのがきっかけで、センターに通うようになりました。8カ月ほど通ってコースが終了した時に、スタッフの方にこれからはボランティアとして来ないかと勧められて。それ以来、ボランティアとして通いもう7年目になります。うちにいても何もしないで一日が過ぎてしまうでしょう。こちらに来ることで利用者さんと一緒に体操したり、おしゃべりもできて楽しいです。家から15分程歩いてくるのもとても良い運動になります。往復で30分ですからね。今日は雨で腰が少し痛んだのですが、スタッフの方にホットタオルで温めていただきました。いつもとてもよくしていただいています」

伊藤様「私もこちらの元生徒です。3年程前に世田谷から娘の住む多摩市に引っ越してきたのですが、そのときは体のあちこち調子が悪くて…。こちらに通い体操などをするようになってから、徐々に良くなってきたんです。4か月通って卒業する時に、やはりスタッフの方に誘われてボランティアになりました。利用者さんのご案内をしながら一緒にプログラムに参加したり、使用した機械の拭き掃除やお片付けをしています。毎回スタッフの方がミニ講座をしてくれるのですが、とても勉強になるんですよ。健康や病気のことなどわたしたちに必要な情報を教えていただけるので。ここに来ることで自分も元気になるのを実感します」

   

(2022年5月談)