ACP ~もしもの時の備えは出来ていますか?~
稲城市、麻生区、多摩区周辺の訪問看護・リハビリを行うあい訪問看護ステーション平尾です。
梅雨の時期に入り、道端の紫陽花も見ごろを迎えています。
突然の雨もあり不安定な天気が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、先日開催された『ACP(アドバンス・ケア・プランニング)』の勉強会の様子をご紹介します。
みなさま、ACPとは何かをご存じでしょうか?
ACPとは、もしものときのために、自分が望む医療やケアについて、前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みのことです。(ACP(アドバンス・ケア・プランニング) | あいセーフティネット|河北医療財団多摩エリア (kawakita.or.jp)より抜粋)
当法人では、2020年にACPプロジェクトを立ち上げ、患者さん・利用者さんの意思決定を支援するための活動を推進しています。
『もしものときと言われても…』
『人生の最期なんてまだ先の話じゃないかな…』
このように考える方も多くいるのではないかと思います。では、いつから始めればよいのか?
ぜひ、今から始めましょう!元気な方でも、いつもしもの時を迎えるかは分かりません。そうなる前に、あなたの希望や想いを整理して、家族や大切な人と話し合っておけば、自分で意思を伝えたり判断するのが難しくなった時、家族などが、あなた自身の希望に配慮した対応をしやすくなり、代わりに判断するときの悩みや負担を軽くすることができます。
また、すべての内容を一度に決める必要はありません。話し合った内容は後から変更することもできます。
その時、その場面で判断に悩む事もあると思います。決断を保留にするという決断も重要です。
まずはACP用紙を使って、ご自身の気持ちに向き合う事から始めてみてはいかがでしょうか?
ACP用紙『もしものときの私の希望』PDFダウンロードは こちらをクリック(kawakita.or.jp)
今回の勉強会では、意思決定に至るまでのプロセスや、コミュニケーションの基本について等の講義を受け、実践を想定したロールプレイも行いました。
『自分らしい最期』を迎えられるよう、日頃の業務でも、みなさまのお気持ちに寄り添ったケアを心掛けていきたいと思います。
2022年6月14日 カテゴリー(あい訪問看護ステーション平尾): お知らせ。