「正月の餅」問題
この時期かならず話題にあがる、
「正月の餅」問題。
お餅のおいしさのもとは、粘りや伸びの良さですが、
そのため、かみ切りにくく、口の中にはりつきやすく、喉につまりやすい食材です。
特にご年配の方は、かんだり飲みこんだり、つまりかけた時に吐き出したりする力が弱いため、注意が必要です。
年明けの訪問の際に
「お餅、食べましたか?」とおたずねしたところ、
利用者さまのご家庭では、いろいろな工夫をされていました。
いくつかご紹介します。
・ごく小さく切ったお餅を、雑煮やお汁粉に入れた。
・べたつかない代替餅を使った。
・お茶で口の中をうるおしてから、お餅を食べた。
・かならず誰かがそばについて見守った。
・冷えて硬くなる前に食べた。
などなど。
①かみ切らなくてよい大きさ ②水分といっしょに軟らかく ③べたつきにくい素材 ④周囲の見守り
がポイントでしょうか。
上新粉と豆腐で手作りしたり、じゃがいも餅・大根餅を使った方もいらっしゃいました。
手作りしなくても、
最近では、べたつきをおさえた介護用のお餅が、介護用品店や通販サイトで手に入ります。
「介護 もち」で検索してみてはいかがでしょうか。
2024年1月15日 カテゴリー(あい訪問看護ステーション平尾): ステーション平尾日記。