書初め
書初めはおめでたい言葉や抱負を認め、目標成就や新年をお祝いする意味が込められているそうです。今年もどんぐりの皆様に書初めに挑戦していただきました。
書く文字を考えていただくと、30分近く熟考され、一気に書き上げました。
なぜ「平安」にしたのかお聞きすると、「この歳になったら、望むのはこんなことです。」と仰っていました。
「長寿」と書いたお手本を用意しました。
30分近く、1枚の紙が文字で埋まるまで練習し、納得してから清書されていました。
「名前が少しあれかな?こんなんでいいかしら?」と迷っていましたが、職員から「すごく丁寧。さすがですね。」と声を掛けられ、嬉しそうにしていました。
書く文字を考えていただくと、すぐに「”夢”を書く」とにこやかに返事をされました。
なぜ「夢」にしたのかお聞きすると、「ゆめっていい言葉でしょ。」と仰っていました。
本当に素敵な言葉です。
習字をお勧めするものの、乗り気ではありません。
いろいろなお手本をお見せしても、「あなた、どうぞ」と返事をされます。
「名前を書きましょう」と伝えたところ、筆を持ち、書き始めて下さいました。
何を書くか相談すると、「先生書いて!」と仰ります。
そこで「松竹梅」と書いたお手本を用意しました。
思いの他、ササーっと書き上げました。さらに梅の絵も用意すると、笑顔になり、真似して書いてくださいました。
車椅子で過ごしているとすぐに「寝たい~」と職員を呼ぶ方です。
書道道具を用意すると、姿勢を正されました。
そこで「元気」と書いたお手本を用意したところ、シャキッとした表情になり、しっかりとした筆遣いで一画一画書いて下さいました。
2023年1月16日 カテゴリー(あいグループホームどんぐり): どんぐり日記。