
ご家族様にACPを説明しました
どんぐりではACPの取り組みを行っています。
ACPとはアドバンス・ケア・プランニングの略で、
『もしものときに、どのような医療やケアを望むか、前もって考え、家族や信頼する人、
医療・介護従事者たちと繰り返し話し合い、共有すること』です。
ご家族様にもACPをご理解いただくため、
運営推進会議において、出席されたご家族へのご説明と「もしバナカード」ゲーム体験をしていただきました。
【「もしバナカード」とは】
『自分が、もし余命半年だとしたら…』という設定のもとで行うカードゲームです。
ゲームを通して、その時自分はどんなケアを望むのか、誰に寄り添ってもらいたいのかなどを考え、言葉にします。
【体験者の言葉と様子】
・「家族と一緒に過ごしたい」けど「家族に迷惑をかけたくない」
・「信仰」を何より大事にしたい。
・大きな病気をしたので、いつ倒れても大丈夫なように、自宅トイレに自分の希望を貼り付けている。
・仮に残りの人生が半年だったら、だからこそ、その期間を「人のために役立つ」ように生きたい。
・何が大事か悩んで、カードを選ぶ手が止まる(時間の関係で急がせてしまい、申し訳ありませんでした)
【職員の感想】
年代/性別/家族構成/信仰/個性によって、選ぶカードや選択理由が違い、1人1人違う価値観を持っていることを改めて実感できました。
介護者として、自分の価値観に当てはめず、本人の価値観を知ろうとし続けることが大事だと思いました。
選択に悩む方には、選択肢の情報を提供しながら、本人が納得できるまで寄り添いたいと思いました。
参加された皆様、貴重なお話とご協力、ありがとうございました。
2023年7月26日 カテゴリー(あいグループホームどんぐり): あいグループホームどんぐり。