ACP講習会
こんにちは。8月下旬ですが、残暑厳しい日が続いていますね。
あい訪問看護ステーションに看護職として勤務、3年目のSです。
今年は、新型コロナウイルスにより、日常生活にも様々なことに変革を求められています。手洗いうがい、マスクの着用は仕事柄、常に心掛けたことでしたが、さらに、フィジカルディスタンス(物理的距離)を保ち、換気に注意し、三密を避けて感染予防をしています。
対面で参加していた講義も、オンラインでの配信が多くなりました。慣れないパソコン操作に戸惑いましたが、自宅で講習会に参加できるので、時間や距離の制約がなくなり参加のハードルが低くなりました。
オンラインで受講した一つに「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」についての講義がありました。厚生労働省で「人生会議」と愛称が発表され、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
ACPとは、タブー視されがちだった、体調の変化や死について、ご家族や親しい人を交えて、時には医療者、介護者も含めて話し、ご本人の意思を尊重した治療、生活についてより良い選択をしていくための手順です。
医療従事者としては、終末期と言われる人生の最終段階にどのような医療を望むか、食事はどうしたいかなどに重きを置いてしまいがちでしたが、
・日頃から常に話し合う。
・決めなくてもいいから、いっぱい話をしよう。
・言葉にできない方も本人を囲んで話すと想い、方向性が見えてくる。
など、新しい視点で学ぶことが出来ました。
あい訪問看護ステーションの法人内でも、ACPの講習会が行われています。
ご利用者様、ご家族様の身近に関わらせていただく中で、学んだことを生かしていけるよう努めていきます。
ご利用者様に頂いたお庭のレモンの実。立派な種が入っていたので、植えてみたら芽が出ました!
2020年8月29日 カテゴリー(あい訪問看護ステーション): ステーション日記, 医療コラム。