
10/27(日) 「多摩市医療系防災訓練」に参加してきました!
あい訪問看護ステーションからは、看護師1名、事務1名が参加しました。
報告が遅くなりましたが、ご一読ください。
看護師
★当日の動き★
①まずは、日医多摩永山病院で、テントなど会場設営から行いました。
②当日の流れや自己紹介などのミーティング
③「緑(歩ける)」エリアに配置され、来た傷病者から聞き取りをして「災害診療記録」を記入。「PAT法」で、タグの色の変更(症状の変化)の必要がある傷病者のトリアージ実施。医師の指示に応じて処置(エリアに誘導)したり、薬処方エリアに誘導したりしました。
④傷病者役を体験。(シナリオはあらかじめ用意されていて,それを演じました)
★感想★
・訪看の看護師は実際には、医療救護所に行くことはないかもしれませんが、「医療救護所」はかなり人でごった返して混乱するのだろうと思います。なので、自分たちの役目は、出来るだけ地域で対応して、救急の場に行く人を減らす事だと感じました。
・「診療録」は、始めはサイン漏れ・記入もれをしてしまいました。事前に記入方法を確認したにもかかわらずです。使い慣れないものは、使う前にしっかり目を通さないと、後々面倒なことになってしまうので、注意しなきゃと反省しました。
・訓練参加が2回目や初めての看護師が多かったのですが、いざとなったら話し合って、訓練中により良い対応へと変化させる事が出来ました。「いざとなったら何とかする!」のパワーを感じました。ただ、物がない中での限界は実感しました。ボールペンやマジック、メモ用紙、手指消毒など普段何気なく使っている物が無いことは、致命的かも。やはり事前準備は大切です!(当ステーションでもBCPで事前対策強化中です!)
・傷病者役では、「立ったままで長時間待たされる」場面が多かったです。それだけで具合が悪くなりそうでした。風邪の悪化で咳が続いている役もやりましたが、集団の中で普通に待っていて、コロナの時の感染症を警戒する感覚が鈍ってきているのを感じました。
・訓練参加は疲れましたが、学ぶことも多く参加して良かったです。
事務
★当日の動き★
私の担当は「受付」で、負傷した方をトリアージする場所へ案内し、トリアージ後 緑・黄・赤の色別人数をカウントした後、各色のエリアへ誘導するという役割でした。
「受付」は私を含め3人、傷病者役は約50人、訓練は休憩を挟んで2度繰り返し行いました。
★感想★
・訓練なので皆落ち着いてできましたが、実際に負傷していたら冷静に待てず、感情的になる場面もあると思います。
対応する側が、冷静さを保つことが重要と感じました。
・黄・赤エリアが滞り車椅子やストレッチャーが戻ってこないため、移動機器が足りず歩けない設定の方を車椅子に乗せたつもりで誘導することが何度かありました。
実際の災害時、車椅子の方達を全員乗せて避難すると、ものすごく時間がかかります。
非常時は、人の力による手段が求められると感じました。
・訓練の傷病者役に、日体大や国士舘大の大学生や、多摩大聖ヶ丘高校の生徒さんが多数参加していて感心しました。
・大変有意義な体験でしたので、毎年交替で参加できるとよいと思いました。
2024年11月15日