
実家の住宅改修
実家の自宅を改修することになった時の話を徒然に…
「今のままで慣れているから大丈夫」「変わったらわからなくなる」と言う両親と姉弟を、時間をかけて説得しました。
廊下と居室の間には、7㎝強の段差があります。
膝が悪い母と、足が弱ってほとんど椅子に座って過ごしている父の二人暮らしです。
母の膝が腫れて動けなくなった際には、ご近所の方々が食事の差し入れをしてくださり、大変お世話になりました。
段差さえなければ、歩行器でも車いすでも、這ってでも家の中を移動できます。
私は普段訪問看護の仕事をしており、日常生活動作ができるかどうかは、環境整備が何よりも重要だと身にしみて感じています。そのため、住宅改修に踏み切ることにしました。
業者は3社に見積もりを依頼。作業代金の計算方法は、板1枚ごとの単価で出す業者もあれば、まとめて提示する業者もあり、金額には大きな差がありました。
実際の施工は8月、気温38℃を超える猛暑日。
そんな中でも丁寧に、きれいに仕上げてくださり、大工さんには本当に感謝しています。
さて、実家の危険箇所は廊下だけではありません。
リビングの絨毯の段差や、1㎝超えの廊下から部屋への入口との段差も問題でした。
ここは、最終的に私と姉、弟の3人で対応しました。合板とクッションフロアで仕上げましたが、掃除も含めると何日もかかりました。
もともと父は何でも修理できる人でしたが、今回は姉が壁紙を張り替え、弟が大工仕事をこなし、二人ともまるで職人のようでした。
家族で力を合わせて整えた住まいは、これからの安心につながる大切な一歩となりました。
2025年9月30日 カテゴリー(あい訪問看護ステーション): ステーション日記。