【ドクターコラム】プライマリ・ケア(primary care)、家庭医とは?
みなさん、こんにちは。医師の伊藤です。
プライマリ・ケアという言葉はなかなか聞きなれない言葉だと思いますが、米国国立科学アカデミーにより「患者の抱える問題の大部分に対処でき、かつ継続的なパートナーシップを築き、家族および地域という枠組みの中で責任をもって診療する臨床医によって提供される総合性と受診のしやすさを特徴とするヘルスケアサービスである。」
と定義されています。
簡単に言いますと「身近にいて、何でも相談にのってくれる総合的な医療」という意味です。
家庭医とはプライマリ・ケアを専門とする医師であり、
患者さんを多角的に診る
家族や生活背景まで診る
地域全体を診る
この3つの柱を実践していきます。昔で言う「町医者」のイメージに近いです。
高血圧や糖尿病などの疾患に対する治療や、熱が出た、お腹が痛いなどの症状が出た時の診療だけでなく、予防接種や介護相談、在宅療養の相談など、身近な存在としていろんな場面に対応させていただきます。
また近隣の総合病院とも連携をとっており、必要時は専門医にご紹介しております。
あいクリニック中沢では外来診療だけでなく、在宅診療も行っております。
地域の皆さんが住み慣れた街で自分らしく暮らしていけるようサポートしていきますので、お気軽にご相談ください。
執筆者プロフィール
あいクリニック中沢 医師
伊藤 絵理(いとう・えり)
【専門】内科
日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医
(広報誌『あっぱれ』2023年秋号掲載)
伊藤先生のメッセージが動画でご覧いただけます
2023年10月12日 カテゴリー(あいクリニック中沢): 医療コラム。
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