① オトナのがん教育

講演時刻：10:45〜11:45

東京大学医学部附属病院 放射線科

准教授 中川 恵一氏

東京大学医学部医学科卒業後、昭和60年東京大学医学部放射線医学教室入局｡社会保険中央総合病院放射線科､東京大学医学部放射線医学教室助手､専任講師を経て､現在､東京大学医学部放射線医学教室准教授｡平成15年〜25年まで東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部長（兼任）｡ 福島第一原発事故後は､市民への情報提供の他、飯舘村など福島支援も積極的におこなう。 厚生労働省「がん検診企業アクション」アドバイザリーボード議長、同「職域におけるがん検診に関するワーキンググループ」構成員､文部科学省「がん教育」の在り方に関する検討会協力者､東京都がん教育推進協議会委員､日本放射線腫瘍学会理事。著作には､「がんのひみつ」､「放射線医が語る 被ばくと発がんの真実」､「専門書が伝えないがんと患者の物語」など多数｡日本経済新聞で、コラム「がん社会を診る」を連載中。

② 災害時に病院はどうなる?
皆はどうする?

講演時刻：13:00〜14:15

平成立石病院 副院長

救急科部長 大桃 丈知氏

北里大学医学部卒業後、同大学病院救命救急センター､大阪･群馬での病院勤務を経て､調布病院院長､白鬚橋病院院長を歴任し､平成28年7月平成立石病院副院長､現在に至る｡ 救急科専門医、社会医学系（災害医療）専門医で、サブスペシャリティーとして脳神経外科、脳卒中､脳血管内治療専門医としての側面を持つ｡東京都医師会をはじめ、区の医師会などの救急･災害医療の委員会委員や部会長を務める｡東日本大震災､熊本地震など様々な災害に出動経験を有する｡今年の台風15号風水害ではDMATとして９～10日君津エリアで病院避難ミッションに従事した後､10～23日までAMAT調整本部長として北総･安房エリアで病院支援の指揮を執った｡現在は統括DMATとしてのDMAT活動の他､船舶医療活動要領検討ワーキンググループメンバーとして活動している｡

③「災害時の医療体制について」

講演時刻：15:00〜16:00

座長:河北透析クリニック 院長 青木 尚子杉並保健所・杉並区医師会・河北総合病院・河北透析クリニック

杉並保健所･杉並区医師会･河北総合病院･河北透析クリニックより5名でのディスカッションをおこないます。
2036年までに70%の確率で首都直下型地震が発生すると予測されています。防災の三本柱として、自助70%・共助20%・公助10%。自助にゆだねられる部分が非常に大きいとされています。はじめに、杉並区における災害対策として、災害救援所や緊急医療救護所についてなどご説明します。災害時拠点連携病院である河北総合病院の災害時の医療や、幹事透析病院としての透析患者さんや妊婦さんの対応、障がい者の方について日頃の準備として地域の「助け合いネットワーク」の登録や避難誘導・援助の仕方など、皆さんへ知識と準備の大切さをお伝えできたらと考えております。