河北総合病院 循環器内科 致死性心室性不整脈に関する臨床研究のお知らせ

致死性心室性不整脈に関する
臨床研究のお知らせ

当院では、以下の臨床研究に協力しており、患者さんから得られた診療情報を、他の研究機関に提供させていただきます。研究のために、新たな検査などはおこないません。ご自身またはご家族がこの研究の対象者にあたると思われる方で、ご質問がある場合、またはこの研究に診療情報を使用してほしくないというご意思がある場合は、遠慮なくご連絡ください。お申し出による不利益は一切ありません。
ただし、すでに解析を終了している場合には、研究データから情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。
 

研究概要

課題名

循環器疾患診療実態調査(JROAD)のデータベースと二次調査に基づく致死性心室性不整脈患者の診断・治療・予後に関する研究(研究C:Brugada症候群に関する調査研究「JROAD-Brugada調査研究」)
 

研究機関

河北総合病院
 

責任者

【研究責任者】
河北総合病院 循環器内科 主任医長 佐藤 由里子

【情報の管理責任者】
河北総合病院 院長 杉村 洋一
 

研究の対象となる方

2012年4月1日~2021年3月31日の間に、心室細動・心室頻拍・院外心停止で入院された方で、病名に「Brugada症候群」が登録されている方
 

研究の意義・目的

Brugada症候群は、特徴的なBrugada型心電図を示し、明らかな器質的心疾患を認めず、心室細動をきたす比較的稀な病態です。発症は男性に多いことが知られ、女性での診断、治療内容、転帰に関しての全国規模の報告がありません。
本研究では、全国規模のデータベースである循環器診療実態調査(JROAD)のデータベースと各治療施設からの追加情報を用いて、Brugada症候群の患者さんの原因疾患、治療内容、転帰を明らかにし、今後の早期の診断及び治療に役立てていくことを目的にしています。
 

利用する診療情報

患者背景、自覚症状、初発の致死性心室性不整脈あるいは院外心停止の診断、内服薬、血液検査、遺伝子検査、心電図関連検査、心臓カテーテル検査、心臓電気生理学的検査、心臓超音波検査、胸部レントゲン検査、胸腹部CT、心臓MRI、心臓核医学検査、心筋生検、致死性心室性不整脈に対する薬物治療および非薬物治療、退院後に患者さんに起こった出来事とその日付、新型コロナワクチン接種歴、新型コロナウイルス感染症の治療歴、病理学的検査の結果
 

研究実施体制

この研究は、他の施設と共同で実施されます。研究体制は以下のとおりです。

【研究代表者】
国立循環器病研究センター 心臓血管内科 相庭 武司

【共同研究機関】
こちらの共同研究機関一覧をご確認ください。
 
本研究で収集した情報を、以下の施設で保管し、解析をおこないます。提供する際は、個人を特定できる情報は記載せず、個人が特定できないように配慮いたします。

【保管場所】
機関名:国立循環器病研究センター 
研究責任者:心臓血管内科 相庭 武司
連絡先:06-6170-1070
提供方法:紙媒体で情報を送付する場合は追跡可能な郵送方法、エクセルデータで情報を送付する場合は電子メール(必要に応じてパスワードによる保護をおこなう)、インターネットを使用して提供する場合はセキュリティ条件を満たした「Electric Data Capture System」で提供します。
 

研究期間

研究許可日より2026年3月31日まで(予定)
 

個人情報の取り扱い

お名前、住所などの個人を特定する情報につきましては厳重に管理をおこない、学会や学術雑誌等で公表する際には、個人が特定できないような形で使用いたします。
 

利益相反

本研究の利益相反状態に関しては、各研究機関にて適切に管理されています。
利益相反について詳しくお知りになりたい方は、以下の問い合わせ先までご連絡ください。
 

当研究に関するお問い合わせ

この臨床研究に関してのご質問、あるいは研究を拒否される場合には、以下の問い合わせ先までご連絡ください。
 

問い合わせ先

河北総合病院 循環器内科 主任医長 佐藤 由里子
住所 : 東京都杉並区阿佐谷北1-7-3
Tel : 03-3339-2121