先輩からのメッセージ

Q：セラピストになりたいと思ったきっかけはなんですか？

A：もともと運動をすることが好きで、身体を使いつつ人の手助けをできる仕事を探していた際に理学療法士という仕事があることを知り、目指しました。

Q：なぜ河北医療財団に入職しようと思いましたか？

A：臨床実習でお世話になったバイザーの先輩のセラピストとしての考え方や、患者さんに対する真剣な熱い思いに接し、一緒に働きたいと思ったのがきっかけです。いろいろと調べている中で、河北には急性期から生活期まで病院や施設があり、いろいろな事が学べると思い選びました。

Q：お仕事の内容を教えてください

A：在宅で生活している方のご自宅に訪問して、ご本人・ご家族が身体や生活のことで困っていることを伺い支援していくことが仕事です。生活している中での困り事は多岐にわたり、セラピストのみで解決することは少ないので、地域で働いているケアマネージャ含め関係している方、主治医の先生、看護師など様々な方と協力しながら利用者・その家族を支援しています。

Q：どんな時に仕事のやりがいを感じますか？

A：提案した内容をご本人が受け入れてくださり、目標としていたことが達成されたときはやりがいを感じます。また関わっている方でも病状の進行などにより亡くなっていく方もおり、段々こちらが関われることも少なくなっていきますが、そのような方に最期まで関わっていけることにも仕事としてやりがいを感じます。

Q：今後の目標を教えてください

A：理学療法士、セラピストしてまだまだなので、日々の仕事や外部での活動で様々な人と関わり、色々なことを学びながら、どんな人に対しても最適な支援をできる人材になっていきたいと思っています。

地域でその人らしく生活することを支援しています！

認知症初期集中支援とは、認知症になっても住み慣れた生活環境で質の高い生活が送れるよう、医療と介護が連携しその環境を作るための初期の関わりを集中的に支援するために国の施策において発足したものです。
普段は訪問リハビリテーション部門に所属し、地域で生活する方々が、その人らしく活き活きと生活が送れるよう支援していますが、その経験や専門性を活かして地域で働けることへやりがいを感じています。

回復期から急性期、そして再度回復期へ

岐阜県の回復期病院を退職後、更なる勉強目的に当院へ転職しました。７年目の転職でしたが、DrやSTをはじめ全職種の方が協力的・積極的であり、指導を受ける機会や相談しやすい環境に恵まれながら勤務ができました。そのおかげで患者さんの状況に合わせて、いつ・どの程度のST支援ができるのか、リスクを考慮しながら経験を重ねることができ、特にSTとして嚥下機能の理解を深めることができました。STの仕事の難しさと同時にやりがいや責任感を強く感じることができ、現在は回復期に戻り、その経験を後輩育成や患者さんに活かせるよう邁進しています。

財団内での急性期、回復期、外来リハビリテーションでの経験を生かし、支援しています

これまで回復期で脳卒中、運動器疾患を多く経験してきました。日々出会う患者さんの力になりたいと思い、知識・技術を高めていこうと勉強してきました。財団内では急性期、回復期を経験し、外来リハビリテーションでは退院後の患者さんを支援させていただきました。現在は、河北リハビリテーション病院で、教育担当として、患者さんだけでなく、スタッフ支援や実習生の指導に取り組んでいます。

患者さんのQOL向上をめざして

がんのステージを問わず、様々ながん患者さんを対象として、術後・化学療法後の能力向上だけでなく、精神的なケアや病気に応じた患者さんのQOL向上をめざし、日々リハビリをおこなっています。また、パンフレットを作成し、術後のケアとして日常生活や自主トレーニングの指導を実施しています。
リハビリをおこなうと機能が回復するとイメージがありますが、がんのリハビリでは必ずしも回復が望めるわけではありません。患者さんの希望や、病気の進行に合わせたリハビリ提供が必要です。難しく感じる事も多くありますが、とてもやりがいのある仕事だと感じています。

異なる病期での経験を活かして、活動・参加の支援をおこなっています

デイケアでは「通所中の1日全体がリハビリ」です。機能面だけでなく、ご利用者さんの興味や関心に重きを置き、活動・参加の視点でリハビリテーションを提供しています。急性期では想像しきれていなかった視点を経験でき、スキルアップに繋がっていると感じます。
異なる病期の患者さんやご利用者さんと関れる事で、セラピストとして視野が広がり、とても楽しく働くことができています。どの病期でも活動と参加への橋渡しが担えるよう今後も精進していきたいです。

河北透析クリニックにて透析患者さんに対しリハビリテーションを実施

内部障害リハビリテーションの分野は、近年その対象疾患がますます拡大して
います。心臓・呼吸器・腎臓機能障害等の重複を認める場合もあり、生命予後の改善やQOLの向上を目的としています。河北透析クリニックでは、透析中の運動療法や、透析のない日の運動指導をおこなっています。専門性を生かした活動と、リスク管理等、総合的な知識を要する現場で学ぶことは多く、日々やりがいを感じています。当財団内のリハビリテーション部門としても、急性期・在宅リハと連携して患者さんに関われる事も当院の大きな強みだと思います。

回復期病棟は患者さんを在宅生活に復帰させるためのリハビリテーション専門病棟です

2021年5月に愛知県から中途採用として入職しました。前職では回復期病院でレッドコードを使った治療を主にしておりましたが、河北リハビリテーション病院に入職し、毎日たくさんの新しい刺激を受け楽しく日々を過ごしております。日々の臨床で理学療法士として自分のスキルアップに繋がるものを多く得られていると感じています。私は回復期病棟に務め、自分のスキルがどのように活かせるか常に考えて臨床に取り組んでいます。少しでも多くの方の人生に貢献できるよう今後も努力していきたいと思います。

スタッフのキャリアアップを応援してくれる職場環境があります

大学を卒業して河北リハビリテーション病院に入職し11年目を迎えました。当院では高齢者の方を中心に様々な疾患が対象となり、幅広い知識が身に付きます。年々卒後教育も充実してきており、少人数のチームが組まれているため相談もしやすい環境です。また、私は常勤で働きながら大学院に通っており、各スタッフの希望や事情に合わせた勤務体制などの相談を受けてくれる職場です。

地域住民の健康向上をめざし定期的な健康教室を開催しています

回復期のリハビリテーションでは入院中のリハビリだけではなく、疾病予防や再発予防など幅広い支援が求められています。地域住民の一人ひとりが生き生きと前向きに生活がおこなえるように、フレイル予防のための支援を地域包括ケアセンターや他職種と連携し、疾病に関する勉強会や医療機器などを用いた体力測定会の企画・運営をしています。この活動は作業療法の専門性をより発揮できる分野であるとともに、当院を退院された患者さんが笑顔で健康教室に参加されている姿を身近で感じることができ、とてもやりがいを感じています。

適切な運動処方で心臓病の再発を予防　運動や生活への不安を解消するお手伝い

河北総合病院では、心大血管（特に心臓血管外科術後患者、心筋梗塞、心不全）の患者さんのリハビリテーションをおこなっています。患者さんの生活を維持した自宅退院、社会復帰に向けたプログラムを医師や看護師とチームでおこなっています。近年、心臓リハビリの効果が示されており、再発や再入院率を減らすために重要な役割を担っています。また、心肺運動負荷試験をセラピストがおこなっているため、心肺機能の評価と運動処方を正確におこなうことができ、設備も整っています。
当財団スタッフは心臓リハビリテーション学会に積極的に参加しています。