気管吸引の指導を受けました
稲城市、麻生区、多摩区周辺の訪問看護・リハビリを行うあい訪問看護ステーション平尾です。
夏らしい青空と日差しが続いており、蝉の鳴き声が暑さをいっそう増幅しているように感じます。
暑い時間帯の無理な活動は避け、水分補給や適切なエアコンの使用などを心掛けて下さい。
本日は、看護師からリハビリスタッフに向けた気管吸引指導の様子をお届けします。
気管吸引とは『人工気道を含む気道からカテーテルを用いて機械的に分泌物を除去するための準備、手技の実施、 実施後の観察、アセスメントと感染管理を含む一連の流れのこと(※気管吸引ガイドラインより引用)』であり、痰や唾液、鼻汁などを自分の力だけでは十分に出せない場合に、機械を使って出す手伝いをすることです。
元々は医師および看護師のみが行うものでしたが、在宅医療が広がりを見せるなか、2010年4月からは一定の条件を満たすことで、リハビリスタッフも気管吸引の行為が認められるようになりました。
訪問リハビリにおいても、ALS(筋萎縮性側索硬化症)や類似する神経筋疾患の方など、呼吸管理が必要なご利用者に対して処置を行う場面があります。
今回の勉強会では、解剖学的な基礎知識、必要物品、衛生管理や吸引方法の流れについて等の指導を受けてから、模型を使用した実技練習まで行いました。今後は実地研修を経て、医師の指示のもと実際に現場で行うことが出来るようになります。
気管吸引は侵襲的な苦痛を伴う処置である為、一連の手技や注意点をしっかりと理解した上で、迅速に対応できるよう準備をしていきたいと思います。
2022年7月26日 カテゴリー(あい訪問看護ステーション平尾): お知らせ。