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眼科眼科について

主な診療内容

当科では、常勤医師3名、非常勤医師1名、視能訓練士3名、看護師3名にて診療を行っております。患者さんに必要な検査を行い、適切な診断、治療を迅速に行うよう努めています。患者さんにご病状を理解していただくことは良い治療につながります。当院では、最良の治療を提供できるよう患者さんに受けられる検査、その結果とご病状、治療内容について詳しくご説明するよう心がけております。

現在、受けられている治療や今後のご病状に不安がある患者さんもお気軽にご相談ください。

取り扱う主な疾患

白内障

白内障は通常、加齢により生じる水晶体の混濁ですが、アトピー性皮膚炎や糖尿病などの疾患によっては若年でも白内障になることがあります。
目の中のレンズが混濁するので、全体的にぼやけ見づらくなります。初期には、視力低下をあまりはっきり感じません。日差しが強い屋外にいると見づらいとか、夜間、車のライトがまぶしいなどの症状から始まることがあります。

白内障手術では、濁ってしまった水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズを挿入します。顕微鏡を使用し3mm以下の小さな切開で手術を行います。白内障手術は手術件数が多いため、手術等の説明時間が短くなってしまいがちですが、当院では担当医が患者さんお一人お一人に詳しく手術について説明し、より深くご理解いただけるよう努めております。円柱度数入り眼内レンズも採用しておりますので、乱視が強い方には積極的に選択いたします。当院では、日帰り手術、片眼1泊入院手術 片眼2泊入院手術、両眼4泊5日入院手術、両眼5泊6日入院手術など、なるべく患者さんのご希望にあった入院期間、もしくは日帰り手術を選択していただけるようにしています。

眼瞼下垂

瞼が開けにくく下がってくるのが眼瞼下垂です。これは、ご年齢の変化だけでなく、コンタクトレンズの長期装用も原因の一つとされています。瞼が開きにくくなりますとおでこの筋肉を使用して瞼を開けようとしてしまうため、頭痛、肩こり、眼精疲労の原因となっているケースもあると言われています。眼瞼下垂手術は、眼瞼挙筋という瞼をあげる筋肉を短縮して、瞼を開けやすくします。瞼の皮膚が弛緩して下がっている方は余った瞼の皮膚を切除する場合もあります。

稀に、眼瞼痙攣といって目の周りの筋肉が痙攣を起こす病気で瞼が開きづらくなっていることもあります。その場合は、ボトックスという筋肉の緊張をやわらげる薬を瞼の周囲に注射します。

緑内障

日本人の40歳以上の20人に1人が緑内障であるとされています。緑内障は視神経が障害され物の見える範囲(視野)が狭くなる病気です。早期には視野障害が軽度で自覚症状が全くありませんが、自覚症状が出てからですと視野障害がかなり進行している場合が多いです。早期発見には健診が重要です。

健診で眼底検査を行い、視神経乳頭の陥凹が大きくなっていることから緑内障疑いと診断されることが多いです。その場合、視野検査を行い視野障害の有無等を調べ緑内障と診断します。軽度の場合は点眼にて治療いたしますが、眼圧が良好に下がらない、視野障害の進行が早い場合は眼圧を下げる手術を選択します。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症も初期には視力低下もなく自覚症状もないため、自覚症状があってから受診されると網膜症がかなり進行していることが多いです。糖尿病がある方は、視力低下などの症状が全くなくても、是非定期的に眼底検査を受けてください。

糖尿病網膜症がある程度進行してしまいますと、網膜光凝固が必要になります。網膜光凝固が必要かどうかの診断には蛍光眼底造影検査を行います。腕の静脈から造影剤を注射し眼底写真をとり眼の血液循環動態を調べます。糖尿病で血液の循環が悪くなった網膜は血管新生増殖因子(VEGF)という悪い物質を出してしまうため、周辺部のあまり視力に関係ない網膜をレーザーで凝固し、血管新生増殖因子を少なくします。

網膜にできた新生血管から目の中に出血してしまう場合(硝子体出血)や目の中に増殖膜が張ってしまう場合、緑内障を合併してしまう場合には手術が必要になります。

加齢性黄斑変性症

加齢性黄斑変性症は視力を出している網膜の中心部の黄斑部が加齢性の変化で障害されてしまう疾患です。脈絡膜から発生する新生血管の有無で滲出型と萎縮型に分類されます。蛍光眼底造影検査や光干渉断層計(OCT)等で検査を行い、滲出型で適応があれば抗VEGF抗体硝子体内注射(ranibizumab 商品名:ルセンティス)を行います。

近視性黄斑症や糖尿病網膜症、網膜中心静脈閉塞症等の疾患により黄斑浮腫を生じた方、血管新生緑内障には適応があれば、抗VEGF抗体硝子体内注射(自費治療)を行います。

ドライアイ

眼の表面は常に涙で潤っています。涙の量が少なくなったり、質が悪くなったりして眼表面が乾燥するのがドライアイです。点眼剤にて治療しますが、重症な方には涙の排水口にふたをする治療(涙点プラグ)を行います。

鼻涙管閉塞

鼻涙管閉塞による流涙症なのかは、排水口に生理的食塩水を通す検査をして診断します。閉塞があった場合、涙道ブジーを行います。同時に再度閉塞しないようにシリコンチューブを挿入し、しばらく留置する場合もあります。

その他、結膜炎、霰粒腫、麦粒腫、眼瞼結膜良性腫瘍、角膜潰瘍等の疾患を治療しています。

患者さんへのお願い

当院は地域医療支援病院として患者さんが地域で充実した医療を受けられるよう努めています。お近くにかかりつけの眼科があることは患者さんにとっても大きな安心になり、病気の早期発見にもつながります。何か眼の具合が悪い時は、まずお近くの眼科診療所を受診してください。

更なる検査、手術などの治療が必要な場合は、ご紹介状をかかりつけの先生にいただいて、当院に受診していただくことをお勧めします。検査や治療後、状態が落ち着きましたら、ご紹介いただきましたかかりつけの先生にその後のご加療をお願いしております。どうぞ、ご理解とご協力をお願い申し上げます。