HOME > 財団について > 私たちの取り組み > 環境への思いやり

財団について環境への思いやり

「環境 人づくり企業大賞2015」 環境大臣賞(大賞)受賞

 

この度、我々河北医療財団は環境省主催の「環境 人づくり企業大賞2015」において、環境大臣賞(大企業の部)を受賞いたしました。(平成28年4月14日付、環境省発表)

環境大臣賞は「地球環境と調和した企業経営の必要性を認識し、その実現のため自ら進んで行動する自社の社員の育成に係る取組み」を行う企業に与えられるもので、当財団は最も優れた取組みを行う企業として評価されました。

私たちの活動の特長である、財団内の全施設・全部門に配置される“環境プロモーター”を中心とした全員参加の環境活動を今後も継続してまいります。


環境マネジメント委員会委員長 河北 惠男
環境マネジメント・ジェネラル・マネジャー 青柳 慎介

■評価された取組み(環境省より)

  1. 医師、看護師、技師、事務員による全員参加型の活動を展開している。

  2. 本業に関わる医療廃棄物の排出削減だけでなく、生ごみ等の循環型リサイクルの取組みを通した教育を行っている。

  3. 社内報「環境ニュースISOS」は内容が充実しており、職員の環境意識向上に寄与している。

  4. アラウンド杉並でのパネル展示や環境ウォーキング等の取組みを通した地域住民との交流を積極的に行っている。


私たちの環境活動

私たち、河北医療財団の環境活動の一番の特徴は、各部署での特色ある環境活動が挙げられます。1年に1回、活動プログラムが見直されて、環境プロモーターがリーダーとなって各部署で特色ある環境活動が継続されています。
省エネルギー、リサイクルをテーマとして、ゴミの分別の徹底やこまめな照明の消灯などの活動は部署全体の取り組みとして浸透してきています。
 現在、私たち、河北医療財団の環境活動は、「KES環境マネジメントシステム」に沿って活動しています。
今回、KESの規格改定では次の2点が大きく変わりました。
① 環境宣言のコミットメントに従来の「汚染の予防」に「環境の保護」が加える。
② 時間的に余裕を持って改善活動を展開するために「中長期目標」(適用期間原則3年)を導入する。
 今後の部署の環境活動は、従来の「カミ・ゴミ・デンキ」の活動から財団の中長期計画とも連動した各部署の業務の生産性向上にまで踏み込んだ活動が求められてくるのだと思います。

私たちは、日々の業務の中で大小さまざまな課題に直面します。
これらの問題の多くは業務のマネジメントシステムに原因が見受けられます。
 私たちは、認証取得が目的の、形式的な環境マネジメントシステム(EMS)ではなく、
「マネジメントシステムの改善ツール」としてEMSの活用を目指します。
 EMS規格を活用して既存の業務の仕組みを改善することにより、環境負荷の低減だけでなく、様々な課題を解決していきましょう。

2016年4月 環境マネジメント・ジェネラル・マネジャー


環境宣言

理念

社会文化を背景とし 地球環境と調和した よりよい医療への挑戦

目的

質の高い恕(おもいやり)のある医療を行うとともに 地域の健康向上に寄与する

あたたかく やさしく 人にも 地球にも

方針

地球環境保全に取り組むに当たり、人間の存在自体が地球環境問題そのものに他ならないことを強く認識し、それを医療に反映させていく覚悟が必要です。未来の世代との関わりを深めて、子供に豊かな地球環境を残して行きたいとの願いから、私たちは日々関わっている医療の専門的知識と技能を機会あるごとに見直し、世代から世代を越えてよりよい“Quality Of Life”を追求し地球環境保全の実現を図っていきたいと思っています。

医療機関の大切な役割としてその機能に診療と教育があります。日々の診療と、医師の研修教育、看護教育、職員教育、そして地域の人々の参加を得た健康教育など継続的な生涯教育のなかで、人間の生き方・死に方を根源的に問いつつ個々人の生き方と死に方に関する活発な議論と提案が医療の視点に不可欠であると考えます。人間の尊厳を確立する医療を行いたいと考えています。”人間の尊厳”とは”その人らしいこと”その人らしく生き、その人らしく亡くなる医療を実践していくつもりでいます。

私たち医療人だけでなく、医療を受ける側の人々の参加を得て、財団組織の倫理委員会の課題としても組織としての理念ならびに目的に掲げた地球環境の基軸を取り入れた医療のあり方を求めて継続して論議していきたいと願っています。

また、地球環境問題は個人のライフ・スタイルに極めて密接に関わる問題であります。関係する個人の立場や地域社会を通じて財団組織としての活動をより広く地球環境意識の高揚として伝達していくことも私共の責務であります。

地球環境に調和した医療活動を推進するためには、この理念と目的のもとに環境マネジメント・システムの運用が未来を創造していくために重要となってきます。私たちは環境に関連する法規を順守し、自らの環境目的と環境目標を設定し、日々の活動が環境に影響を与える負荷として環境を汚染する機会を継続的に見直し改善し、省資源と省エネルギーにも努めその予防と抑制に努力していきます。また平素の医療活動を通じて理念と目的に基づいた環境方針を職場においては周知徹底を図り、人々との連帯の輪を職場から地域社会へ拡大し、自然と共に生きるよりよい社会を築いて行きたいと願っています。

(1999年4月1日、「環境方針」として初出)

河北総合病院は医療サービスにおける環境影響を低減するために、環境マネジメント活動の継続的改善を図り、法的及びその他の要求事項を順守するとともに、以下の項目を環境管理重点テーマとして取り組みます。

1. 環境意識の高揚・教育
2. 社会貢献
3. 省エネルギー
4. リサイクル
5. 廃棄物の適正処理及び減量

この環境宣言は、一人ひとりが環境負荷低減活動を積極的に実践できるように、この環境宣言を全職員に周知するとともに一般の人が入手できるようにします。上記の方針達成のために、目標を設定し、定期的に見直し環境マネジメントシステムを推進します。

制定日 2007年9月1日
改定日 2013年12月1日
社会医療法人 河北医療財団
理事長 河北 博文


私たちの環境活動

環境活動の歴史

 

環境マネジメントシステム

環境マネジメントシステム委員会で立案され、環境マネジメント・ディレクターの承認を受けた財団の環境年度計画を基に、各部署の環境プロモーターは自部署の「環境プログラム(年間計画)」を設定し、一年を通じ、部署独自の環境活動を行います。

活動例:ゴミ排出量の削減、グリーンカーテン設置(写真:右)、環境学習など。




基本活動

財団では、廃棄物、エネルギー、排水処理についてのデータを取り、その内廃棄物・エネルギーデータを環境プロモーターに毎月報告し、恒常的にごみ分別・減量、省エネに努めています。

【廃棄物関連】

<廃棄物の適正処理・減量>
一次分別として、全9種類(紙、雑紙、カン、ビン、ペットボトル、新聞、生ゴミ、その他ゴミ、医療廃棄物)の分別を行っています。

外来ホールなどではゴミの種別ごとにゴミ箱を設置し、病院を利用する方にも分別にご協力いただいています(写真:右)。更に二次分別として、ハウスキーピング(清掃)スタッフが混入したゴミを分別します。これらのゴミは処理業者へ処理を委託し、年一回の視察を行うなど財団から排出されたゴミが適正に処理されているか確認を行っています。また、ゴミの排出量は環境プロモーターに報告し、更なる分別、減量を進めています。

 

*2012年以降は建物の増加や職員増加等の要因により、廃棄物排出量が増加しています。
*2015年はコンポストの故障(4月~9月24日)により、期間中、厨芥のリサイクルが出来ませんでした。

【電気・ガス関連】

<コージェネレーションシステム>
コージェネレーションシステムとは、利用可能な複数のエネルギーを同時に生産し、運転効率を高めることで省エネルギーに役立てるものです。財団では1997年よりコージェネレーションシステムを実稼働させ、発電電力と商用電力との電源の二重化により、安定的な電力供給を行うとともに、夏場などのピーク電力の抑制にも実績を上げています。

<LED照明導入>
省エネの為、財団内施設の省エネ効果が高いと判定された場所について、順次LED照明へと切り替えています。人に頻繁に出入りしないところについては人感センサーや省エネ電球に利用するなど、用途・機能に応じた対応を行っています。
*コージェネレーションシステムとLED照明導入により、2010年から2011年にかけて電力・ガス使用量が大幅に減少し、その後も減少した状態を維持しています。

 

*2014年度は一部空調機を電気式よりガス式に変更したため、前年比で電力使用量減少、ガス使用量増大しました。

 

<冷暖房設定温度、クールビズ・ウォームビズ>
財団では環境活動のため冷暖房設定温度を定めています(夏期:26~28度、冬期:18~22度)。 冷暖房温度を適正に保つため、職員の服装は業務上ふさわしい範囲内で気候に合わせて各個人で調整を行っています。
※患者さんの療養環境を優先しているため、実際の室温は推奨温度と異なる場合もあります。

<パソコン関連>
パソコンは省エネ効果の高い製品を導入しています。また設置後も吸排気スペースを確保したり輝度調整などの省電力対策に努めています。2011年度には財団全体でデスクトップ画面の輝度調整を実施しました。その効果を検証したところ、年間で杉の木626本分が吸収するCO2量に相当する省エネにつながることがわかりました。輝度調整は現在も継続して実施しております。

<エレベーター>
職員は原則、階段を使用することになっています。エレベーターは、患者さんや来院者の方に優先的に利用していただくという目的に加え、省エネのためにも実施しています。

<医療廃棄物専用ペール>
財団では、医療廃棄物専用ペール(容器)を使用し、感染性廃棄物が流出しないようにしています(写真:右)。 特に廃プラスチックのリサイクル原料で製造された専用ペールも導入しています。




環境教育

<環境広報誌ISOS(イソス)>
ISOSは1997年に発行を開始した、財団職員向け環境広報誌です。 環境に関する様々な情報(環境の歴史、世界の動向、国内外の法律、内部の活動など)を紹介するなど、情報の共有、知識の向上を目指しています。






<環境見学>
財団の医療活動と環境活動との関連性を理解する為、財団職員向けに年数回の環境見学を実施しています。

2015年度:廃プラリサイクル工場、一般清掃工場、医療廃棄物ゴミ処理場の見学(写真:右)


<eco検定受験の推奨>
職員の環境意識を高める為、eco検定受験を推奨し、合格者には受験費用を財団が負担しています。

環境監査

環境活動は、年1回、環境内部監査と、外部審査機関KES*による外部審査を受け、活動の見直し、改善を図っています

*KES=特定非営利活動法人 KES環境機構策定の環境マネジメント規格

地域との交流・貢献

<around杉並健康ライフ>
2009年より毎年開催しているaround杉並健康ライフにおいて、環境展示を行い、地域の方々との交流を図っています。

*2013年度から財団内で育成した朝顔の種を来場者に配布しています。

<園芸ボランティア>
地域交流の一環として、園芸ボランティア「シーダ会」の皆様に、財団内の花壇に花を植えていただいています。
2016年度は職員と共同で、総合病院敷地内においてグリーンカーテンを育成します。

<清掃活動>
職員有志による阿佐ヶ谷地区及び各病院・施設周辺の道路の清掃活動をしています。