当院の病診連携の歴史は1986(昭和61)年に、厚生省のモデル事業として立ち上げた『杉並地域医療システムズ(SRHS)』に始まります。このシステムは当院と杉並区内41診療所とで共通のカルテ・診察券・検査伝票を用い患者さんの診療に関するデータを共有化することによって、充実した地域医療サービスを提供することを目的として発足致しました。 2004年10月からは、より柔軟に連携診療所からのご依頼にお応え出来るよう『河北医療連携の会(KHC=Kawakita Haelth-care Collaborations)』へと会を発展させ、杉並区のみならず近隣の先生方との連携をさらに推し進めています。
地域医療室は1994(平成6)年10月に病院・診療所間の機能分化と連携を円滑に行うために開設しました。 具体的には、ご紹介元の先生方からの診察・検査・入院などの予約調整と支援にあたるとともに、その経過・結果を速やかにかつ的確に報告することを主な仕事としています。 また、地域の医療従事者のためのセミナー、カンファランス、勉強会の開催に際しては、その窓口として情報提供および調整などを行っております。
慢性腎臓病(CKD)は、末期腎不全への進行と心血管疾患合併のリスクが高く、日本腎臓学会では、推定糸球体濾過率(eGFR) < 50ml / 分 / 1.73uのCKD患者さんは、腎専門医による治療介入の必要性を提唱しています。 しかし上記該当のCKD患者さんは、成人人口の約6%と非常に多く、腎専門医のみで診療はできません。近年、かかりつけ医と腎専門医との連携でCKD患者さんを診療するシステムが、全国的に構築されつつあります。 河北総合病院は、地域における中核病院として、以前から診療所の先生方と連携を深めてまいりましたが、2008年からCKD地域連携パスを開始しています。 CKDの患者さんを、是非、診療所の先生方と連携パス(手帳)を用いて、一緒に診療させていただければと考えております。 是非、御理解の上、御協力いただければ幸いです。