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河北総合病院栄養科では「地域社会の健康増進・疾病治療・進展予防を推進し、質の高い臨床栄養と食事サービスを遂行すること」を大きな目的として実践しています。
Q.臨床栄養というのは何ですか。
A.
治療の一環として、一つは患者さんに対する栄養状態の評価・判定・栄養補給を行うことです。もう一つは入院患者さんや外来の患者さんに対して、食事の摂り方について、量・質ともに説明・指導することです。外来栄養指導のほとんどは糖尿病の方です。ほかには心臓病、高血圧、腎臓病、肝臓病などで主治医の先生から食事療法が必要と判断された方に行っています。
Q.お仕事のなかで心がけていることはどんなことですか?
A.
栄養指導では、その患者さんの生活背景や食の習慣などを基本ラインとしつつ、病気治療に役立つ具体的な提案をさせていただいています。とくに糖尿病の場合はエネルギー制限だけですから、食事内容については患者さんの話を聞きながら無理のないような計画を心がけています。それから入院食では、安全で美味しい食事をお出しする上で、衛生管理が重要です。「衛生マニュアル」を作り、それに基づいて徹底しています。そして、できるだけ手作りを心がけ、旬の食材を取り入れるようにしています。
Q.入院食は、1日に何種類くらいのおかずを作るのですか。
A.
約60種類くらいになります。それに加えて患者さんの嗜好に合わせ、特別にお作りすることもあります。治療上どうしても食事をとらなければならない場合には、まず食べていただけるようにしなければなりませんから。
Q.そうした患者さんの情報は、どのように伝わってくるのですか。
A.
実際に私たち管理栄養士が病棟を積極的に訪問して、患者さんから話をうかがっています。できるだけ多くの患者さんとコミュニケーションを取るように心がけています。
Q.1日の食事のスケジュールはどのようになっていますか。
A.
朝食7時30分・昼食12時・夕食時間は午後6時です。妊婦さんや小児の入院患者さんにはオヤツがあるなど、それぞれの患者さんに応じた食事サービスが行われています。ほかにも常食(普通の食事)を召し上がることのできる患者さんへは、セレクトメニューがあり好評です。
Q.季節の献立について教えて下さい。
A.
時候に沿った行事メニューをお出ししています。お正月(3が日)、七草粥、鏡開き、節分、雛祭り、こどもの日、七夕、土用の丑の日(うなぎ)、月見、冬至(かぼちゃ)、クリスマス、大晦日(年越しそば)、お彼岸のおはぎ(春・秋)の16回です。
Q.病院のなかでの栄養科の役割とは?
A.
栄養士としての理想はあっても、主治医の先生の考え方もありますし、実践するのは患者さん本人です。やはり、一人一人の患者さんに対してチームとしていかにベストの医療を目指せるかという、河北総合病院が追究している理念はいつも意識していなければならないと思います。
■患者さんへのメッセージ
病院の食事は患者さんの「楽しみ」であり「活力源」です。でも役割はそれだけでなく、実はそこにメッセージが込められています。患者さんは3度の食事を食べながら、量的にはこのくらい、肉や野菜のバランスはこんな感じ、献立の組み立てはこう、というようなことを学んでいただいて、退院後の食生活に活かしていただければ嬉しいです。
コラム 食事と健康
まず大切なのは、自分がどのくらい食べれば良いのかを知ることです。健康な方も患者さんも、自分がどれだけ食べれば良いかを知っている人はまれで、たいてい食べすぎたり、逆に足りなかったりという方が多いようです。また健康食品やサプリメントを重視する方もいらっしゃいますが、やはり基本は食事で必要十分な栄養を摂ることです。まず野菜を一日に300g以上召し上がるようになさってみて下さい。そのうえで足りない面を、サプリメントなどで補うように考えてください。さらに適度な運動を行うことも必要ですよ。
●管理栄養士・調理師を目指している方へ
河北総合病院は、患者さんの食事というものを非常に重要視しています。この規模で9名もの管理栄養士がいるのは、その現れでしょう。急性期の患者さんから長期療養中の患者さんまで、また実際に調理にも関わって仕事をしていますので、とても幅広い活動が可能です。管理栄養士にとって、河北総合病院はやりたいことがどんどんできる、やりがいのある職場です。
また病院の調理師も、さまざまな条件のなかでいかにおいしいものを作るかということに挑戦しています。河北総合病院では調理師さんが患者さんに配膳していますので、調理師さんと患者さんが触れ合う機会も多くなります。実際に患者さんの声を聞くことで、また仕事への意欲が上がるようです。
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病棟訪問は、患者さんとの大切なコミュニケーションです。

具が大きい食事

食べやすいように、細かくきざんだ食事
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